
〜子どもの「好き」をどう見極める? 習い事のタイミングとヒント〜
「うちの子、絵を描くのが好きみたい。習わせたほうがいいのかな?」
そんなふうに迷っている親御さん、きっと少なくないと思います。
でも実際、絵って「習ったほうがいい子」と「まだ自由に描かせておいたほうが伸びる子」がいるのも事実。
私は元教員としてたくさんの子どもたちと接してきましたが、「好き」と「向いてる」は少し違うこともあるんですよね。
今回は、
- 絵が好きな子・得意な子の特徴
- 子どもの絵に表れる心理
- 習わせるタイミングをどう見極めるか
- 親としてできる関わり方
こんな視点から、「絵を習わせるかどうか迷っている」方のヒントになればと思って書いてみました。

「絵が得意な子」ってどんな子?
まず、絵が得意な子の特徴をあげてみます。
これはあくまで一例ですが…
- モチーフをよく観察して描こうとする(観察力がある)
- 「こう描きたい」がはっきりしていて、自分なりのこだわりがある
- 描きながら工夫したり、失敗しても描き直したりできる
- 描くこと自体が楽しそう(完成よりプロセス重視)
ただ、ここで大事なのは「上手い=得意」とは限らないということ。
年齢によっても発達段階が全然違うので、今上手に描けるかどうかだけで判断するのは早いんです。
「絵が好きな子」の見極め方って?
「好き」と「得意」は違うけれど、「好き」は大きな原動力。
じゃあ、どうやってそれを見極めたらいいかというと…
- 時間を忘れて夢中になる
- 描いてるときにイライラしてない
- 自分から「描きたい」と言う
- 「見て見て!」と見せたがる
こういうサインがあれば、子どもにとって「絵」は自己表現の手段になっている可能性が高いです。
「絵でわかる子どもの心理シリーズ①「自分を大きく描く子どもは自信のかたまり!」」
習い事、いつ始める? 〜タイミングと親の気持ち〜
「絵 習わせる タイミング」って本当に悩ましいですよね。
年齢で言えば、幼児期(4〜6歳くらい)から始める子も多いです。
ただ、早ければいいというものでもありません。
大切なのは、子どもが「描きたい!」という気持ちを持っていること。
それと、親自身が「通わせる余裕があるかどうか」という現実的な面も見逃せません。
「習い事 何がいいか迷う」という方は、絵だけでなく、リズムや体を使う活動と比べてみるのもアリです。
何が正解かは、お子さんの今の興味や性格によって違います。


習わせる? それとも見守る? 元教員の視点から
私が教員時代に感じていたのは、
「絵を習っている子=上手とは限らないし、習っていない子でも想像力が豊かで魅力的な絵を描く子はたくさんいる」ということです。
だから、「今すぐ習わせなきゃ!」と焦る必要はありません。
まずは、家で絵を描く環境を用意してあげるだけでも十分。
そこに親がちょっとだけ「いいね」「面白いね」と寄り添うことで、子どもの表現はグンと育ちます。

まとめ:子どもの「絵」とどう向き合う?
- 「絵が好きそうだな」と思ったら、まず見守るのも◎
- 観察力やこだわりが見えたら、習い事も一つの手
- 習わせるタイミングは、子どもの気持ちと親の余裕のバランスで決めてOK
- 「自由に描ける楽しさ」は何よりも大切にしてあげてくださいね
「子どもの絵に「家がない」と感じたら?~こころのサインを見逃さないために」
無理に習わせる必要はないし、習わせたからといって必ず伸びるとも限らない。
それでも「絵を描くのが好き」という気持ちが育つ環境があれば、
子どもはちゃんと、自分のタイミングで伸びていきます。
迷う気持ちを責めずに、
まずは「今、子どもがどんなふうに絵と関わっているか」を見てみてくださいね。

おうちでできるお絵描きサポートのためのポイント:「こう描かないとダメ」というルールを作らず、自由な発想を尊重する
サポートが必要な場面 | 親のサポート内容 | 具体的な言葉の例 |
---|---|---|
モチベーションが下がったとき | 作品の良い部分を具体的に褒めて、子どもが自信を持てるようにサポートします。 | 「この色の選び方、とても素敵!」 「前より立体的に見えるね!」 |
新しい挑戦を迷っているとき | 子どもが苦手そうなテーマに挑戦する際、失敗を恐れずに試すことが大事だと伝え、挑戦への勇気を与えます。 | 「やったことがなくても、試してみることが大事だよ!」 |
他の子どもと比較して不安を感じるとき | 他の子どもと比較せず、オリジナリティを尊重することで、子どもが自分の作品に自信を持てるようにサポートします。 | 「あなたらしい絵が一番素敵だね!」 |
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8 thoughts on “絵を習わせるか迷っているあなたへ”