お子さんが兄弟それぞれ違った絵を描いていると、「なぜこんなに違うの?」と思うことはありませんか?実は、兄弟の絵には性格や心理が表れやすいと言われています。
今回は、兄弟で異なる絵の特徴と、それに表れる心理の違いについて解説します。それぞれの個性を伸ばす環境づくりのヒントも紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね!
① 長男・長女は几帳面な絵が多い?
「うちの長男(長女)は細かく丁寧な絵を描く」と感じることはありませんか?
✔ 形がきっちりしている(三角の屋根は定規で測ったようにぴったり)
✔ 色塗りがはみ出さない(服の模様まで丁寧に描く)
✔ バランスを考えた構図
✔ 消しゴムをよく使う
こうした特徴がある場合、長男・長女は几帳面で慎重な性格が表れている可能性があります。第一子は親の期待を受けやすく、「きちんと描こう」という意識が強くなる傾向があるのです。
✨ 才能を伸ばすポイント
・「きれいに描けたね」と努力を認める声かけをする
・自由に描く時間も作り、創造力を刺激する
・新しい画材(パステルや水彩など)を試して、表現の幅を広げる
② 下の子は大胆な構図を描きやすい?
次男・次女や末っ子は、おおらかで自由な絵を描くことが多いです。
✔ 大きな筆使いで描く (筆圧が強く、何度も同じ線をなぞる)
✔ ダイナミックな構図(人物を画用紙いっぱいに描く)
✔ 色使いが独特(空がピンクだったり、草が紫だったり)
これは、親の目が上の子ほど厳しくなく、のびのびと育つことが多いため。自由な発想を持ちやすく、新しいものを作り出すのが得意な傾向があります。
✨ 才能を伸ばすポイント
・「おもしろい構図だね!」と個性を認める
・自由に描ける大きな紙やホワイトボードを用意する
・「こんな表現もあるんだね」と肯定的なフィードバックをする
わが家の長男(8歳)はとても几帳面で、色鉛筆できれいに線をなぞるのが好き。ある日、学校で描いた絵を見せてくれたのですが、建物の窓が全部きっちり並んでいて、色塗りもはみ出さず完璧でした。一方、次男(5歳)はクレヨンを両手で持ってグルグルと描くのが大好き。 ‘何を描いたの?’ と聞くと、 ‘風が吹いてるところ!’ と、自由な発想に驚かされました。
③ 兄弟で描く「家族の絵」に表れる関係性

子どもが家族の絵を描いたとき、どのように描かれているかに注目してみましょう。
✔ 兄弟の位置 → 兄が大きく描かれている?
✔ 親との距離 → ママのそばにいるのは誰?
✔ 表情やポーズ → どんな表情をしている?
例えば、上の子が大きく、しっかりとした線で描かれている場合は、「お兄ちゃん(お姉ちゃん)らしくしなきゃ」という責任感が表れているかもしれません。一方、下の子が楽しそうな表情で描かれているなら、家族の中で甘えん坊なポジションにいることが反映されている可能性も。家族の絵を通して、子どもの気持ちを読み取るヒントにしてみましょう。
🔗「お母さんが一番大きい!?子どもの家族の絵でわかる心理とは」
④ 兄弟で違う絵の描き方を活かす!才能を伸ばす親の接し方
兄弟で異なる絵の特徴を理解したら、それぞれの個性を伸ばす環境を整えてあげることが大切です。
✅ 自由に描けるスペースを作る → 大きな紙やホワイトボードを用意し、のびのび表現できる環境を
✅ お互いの絵を認め合う → 兄弟で「すごいね!」と褒め合うことで自己肯定感がアップ
✅ 興味のある分野に挑戦させる → きっちり描くのが好きならイラスト、自由な発想なら絵本作りなど
こうした工夫を取り入れることで、兄弟それぞれの才能をのばしていけます。
✨ 絵の特徴から分かる「お子さんの得意分野」
お子さんの描く絵には、それぞれ個性があります。当てはまるものをチェックして、お子さんの未来の可能性を探ってみましょう!
🏗️ 几帳面な絵を描く子
✅ 線が整っていて、はみ出しが少ない
✅ 色の塗り方がきれいでムラが少ない
✅ 図形やパターンを使ったデザインが多い
💡 将来の可能性
→ 建築家・デザイナー・エンジニア・職人
✏ おすすめアクティビティ
・大人向けの塗り絵をやらせてみる
・折り紙やレゴなど、細かい作業に挑戦
🎭 ダイナミックな絵を描く子
✅ 人や動物が大きく描かれている
✅ 画面いっぱいにエネルギッシュな構図
✅ 速さを表す「シュッ」とした線が多い
💡 将来の可能性
→ アーティスト・ダンサー・クリエイター・アスリート
✏ おすすめアクティビティ
・新聞紙に大きく絵を描く遊び
・スポーツの作戦図をチョークで描いてみる
📖 物語性のある絵を描く子
✅ キャラクターに名前やストーリーがある
✅ 背景や小物まで細かく描く
✅ 絵の中に会話やセリフを書くことがある
💡 将来の可能性
→ 絵本作家・漫画家・脚本家・ストーリーテラー
✏ おすすめアクティビティ
・「オリジナルキャラクターを作ってみよう!」と誘う
・家族で絵本づくりに挑戦
👨👩👧👦 「家族の絵」から読み解く子どもの心理
お子さんが描く「家族の絵」には、心理学的なヒントが隠れています。描かれた順番や配置から、お子さんの気持ちを探ってみましょう。
👀 チェックポイント
✅ 家族の位置関係 → 真ん中にいる人ほど、子どもにとって重要な存在
✅ 顔の大きさ → 大きく描いた人ほど、大好きで安心できる人
✅ 手をつないでいるか? → 家族の絆の強さを表している
✅ 表情は? → 笑顔が多いと、家庭が安心できる環境
例えば、「お父さんを大きく、真ん中に描いている」なら、お父さんへの憧れや信頼が強い証拠。「兄弟を遠くに描いている」場合は、距離感があるのかもしれません。ぜひ、お子さんと話してみましょう!
🎭 兄弟の違いを活かす育て方
兄弟がいる場合、絵の描き方が全く違うこともあります。それぞれの個性を尊重しながら、才能を伸ばしてあげるポイントを紹介します。
📝 几帳面な子には…
✔ じっくり色塗りができる環境を用意
✔ ルールがあるお絵描き(ぬり絵や図形アート)
✔ イラストやデザインの本を見せる
🎨 自由な発想の子には…
✔ 抽象画やスプレーアートなど、型にとらわれない遊び
✔ 粘土やダンボール工作など、立体的なアート
✔ 「何を描いたの?」と自由に語らせる
兄弟それぞれの個性を認め、「違いがあることが素敵!」とポジティブに伝えることが大切です。
兄弟の関係をテーマにした絵本は、子どもたちに「兄弟っていいな」と思わせたり、兄弟との関係をより良いものにするきっかけを作ったりします。特に、上の子が弟や妹に対して複雑な気持ちを抱いているときや、兄弟ゲンカが多いときに、心をほぐす手助けになることもあります。
兄弟の良さを感じるおすすめ絵本
1.『ちょっとだけ』 (作:瀧村有子 / 絵:鈴木永子 / 福音館書店)
あらすじ
妹が生まれてお母さんが忙しくなり、少しずつ「お姉ちゃん」になっていくなっちゃん。でも、最後には「ちょっとだけ」甘えることができてホッとする物語です。
ポイント
✅ 上の子の気持ちに寄り添ったお話
✅ 赤ちゃんが生まれたばかりの家庭にぴったり
✅ 優しい絵と温かいストーリー
2.『うまれてきてくれてありがとう』 (作:にしもとよう / 絵:いもとようこ / 金の星社)
あらすじ
お兄ちゃんが、弟の誕生を喜びながらも、お母さんを取られたような寂しさを感じるお話。最後には「生まれてきてくれてありがとう」と弟に伝えます。
ポイント
✅ 兄弟ができた子の心の葛藤を描く
✅ お兄ちゃんの優しさにじんわり感動
✅ シンプルな言葉で心に響く
3.『おとうとなんか いらない』 (作:五味太郎 / 偕成社)
あらすじ
弟が生まれたばかりの男の子が、「弟なんかいらない!」と思っているけれど、次第に愛おしく思うようになる物語。五味太郎さんらしいユーモアとリアルな感情が魅力です。
ポイント
✅ 兄弟ができたばかりの子におすすめ
✅ 兄弟げんかをしながらも愛情が深まる展開
✅ くすっと笑える場面もあり、親子で楽しめる
4.『きみとぼく』 (作:くすのきしげのり / 絵:ふるしょうようこ / 佼成出版社)
あらすじ
お兄ちゃんと弟はいつもケンカばかり。でも、お兄ちゃんがピンチのとき、弟は迷わず助けようとする……。兄弟の絆を感じられる一冊です。
ポイント
✅ 兄弟のケンカと仲直りのリアルな描写
✅ お互いを思いやる気持ちが育つ
✅ 心が温かくなるストーリー
5.『きょうだいって いいもんだ』 (作・絵:いもとようこ / 金の星社)
あらすじ
ケンカもするけれど、やっぱり兄弟がいてよかった!と思えるお話。いもとようこさんの柔らかいイラストと温かいストーリーが魅力です。
ポイント
✅ 兄弟ゲンカをしてしまう子にぴったり
✅ 兄弟の大切さを実感できる
✅ 小さい子にもわかりやすいシンプルな言葉
兄弟の良さを伝えるための読み聞かせのコツ
📖 上の子に共感しながら読む
「こういう気持ちになったことある?」と話しかけると、気持ちを言葉にするきっかけになります。
📖 最後に感想を話し合う
「○○くん(ちゃん)だったらどうする?」と問いかけると、兄弟との関係を考える時間になります。
📖 親も兄弟の良さを伝える
「ママも○○(子どもの名前)がいてくれて嬉しいよ」と伝えると、子どもも兄弟がいることの幸せを感じやすくなります。
兄弟ゲンカは成長の証。でも、絵本を通じて兄弟の良さを感じることで、きっと今より仲良くなれるはずです。親子で楽しみながら、兄弟の絆を深める時間を作ってみてくださいね。
🎨 まとめ:子どもそれぞれの絵を通じて才能を伸ばそう!
子どもが描く絵には、成長や心理、そして未来の才能のヒントがたくさん詰まっています。大切なのは、親が「上手・下手」で判断せず、子どもが自由に表現できる環境を作ること。兄弟の絵の違いには、それぞれの性格や心理的特徴が表れています。「どうして違うんだろう?」と疑問に思ったときこそ、お子さんの個性を発見するチャンスですよ。
✅ 「どんな気持ちで描いたの?」と聞いてみる
✅ 「上手!」より「面白いね!」と伝える
✅ 描いた絵を飾って、子どもの創造力を大切にする
「お絵描きはただの遊びじゃない!」 お子さんの絵をもっと深く見て、可能性を広げてみませんか?
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