子どもは、言葉だけでなく「絵」を通しても感情や思いを表現します。特に家族の絵には、日頃の気持ちがぎゅっと詰まっていることも。この記事では、ママやパパの描かれ方から見える子どもの心を、親の気持ちに寄り添いながら読み解いていきます。
1. 子どもが「特別なママ・パパ」を描くとき
ママの服がキラキラしていたり、パパがヒーローのように描かれていたり。そんな絵には、子どもの憧れや愛情がしっかりと込められています。
✓ ママの服がキラキラ!
子どもはママを「きれいで優しい存在」として見ていることが多いです。キラキラした服やアクセサリーは、「ママが大好き!」「特別な存在!」という気持ちの表れ。
✓ パパがスーパーヒーローのように
大きく描かれたパパやマント姿のパパは、子どもにとって「守ってくれる頼もしい人」。家族の中での安心感や信頼の現れです。
✓ 配置や表情からも気持ちが見える
- 大きく描かれている → 子どもにとっての存在感が大きい
- 明るい色やキラキラ → 憧れや愛情
- 笑顔 → 安心・楽しい思い出
- 小さく・隅に描かれている → 距離感や寂しさを感じているかも?
発達心理学の研究でも、子どもの家族画にはその子が感じている家庭での安心感やつながりがよく表れるといわれています(Child Development Journal, 2022)。
2. 絵の中に隠れた愛情サイン
子どもは、親への気持ちを無意識に絵の中に表現します。
- 手をつないでいる → 親子の絆を大切にしている
- ハートや花 → 愛情があふれている
- 家族全員が登場 → 家族に安心感を持っている
例えばこんな場面
- 「ママと一緒におやつを作った」→ 絵の中のママがキラキラに!
- 「パパと公園で思い切り遊んだ」→ パパがヒーローみたいに!
そんな絵を見つけたときは、「こんなに素敵に描いてくれてありがとう」と伝えてみてください。子どもにとっては、「気持ちが伝わった!」と感じられる大切な瞬間になります。
「私、こんなにキラキラしてないよ〜💦」って思いながら、でもちょっと嬉しいやつですよね。
お子さんにとっては、見た目じゃなくて「心のキラキラ」を描いてるんです。
「おやつ一緒に作ってくれた」「ぎゅーしてくれた」――そんな毎日の中の“やさしさ”が、おしゃれなドレスやキラキラになって描かれています☺️
むしろ「素のママ」でいてくれるからこそ、子どもは安心して、自由に愛情表現できてるんですね。

3. 子どもの絵から読み取れる気持ち一覧
描かれ方 | 子どもの気持ち |
---|---|
ママが大きく描かれる | 大好き・安心・頼れる |
小さく描かれる | 少し距離を感じている |
真ん中に描かれる | 家族の中心として大切に思っている |
隅に描かれる | 寂しさ・忙しそうな印象 |
笑顔のママ | 安心感・楽しい思い出 |
怒った顔のママ | 怒られた記憶・緊張感 |
ドレス姿 | きれいで特別な存在 |
エプロン姿 | 家事を頑張るママのイメージ |
一緒に遊ぶ姿 | 遊んでくれるママが好き |
手をつないでいる | 触れ合いたい・甘えたい気持ち |
スマホ・PCを持っている | 忙しそう・ちょっとさみしい |
ごはんを作っている | ありがとうの気持ち |
ハートや光に包まれている | 世界一のママ! |
4. 親ができる3つのサポート
✅ 絵を見ながら会話してみよう
「このお花かわいいね」「ママの服、キラキラしてるね!」と、絵の中の世界に入り込んであげると、子どもは「気持ちをわかってもらえた」と感じます。
✅ 一緒にお絵かきを楽しむ
「何描こうか?」「この色いいね」と話しながら描くと、子どもの表現力もグッと広がります。
✅ 飾ってあげる
描いた絵をリビングや冷蔵庫、階段の壁などに貼ると、子どもはとても喜びます。 あるママは「階段に貼ってある絵を私が見てると、こどもがチラッとこっちを見てて…もう、かわいくて」と話してくれました。
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5. 実際の声かけで子どもが変わった話
あるママは、お子さんにこんなふうに伝えているそうです:
「これはがんばったな〜って思うやつは、自慢して! うまくいかなかったなーと思うやつは、さらっとでいいよ(でもママ見るよ)」
この声かけを続けているうちに、お子さんが描く絵がどんどん丁寧に、思いのこもったものになっていったのだとか。
「見せる・見せない」を子どもに委ねることで、「描くこと=自分の気持ちを大切にする時間」になっていったんですね。
そして、ママが見てくれているとわかると、子どもはとても嬉しそうな顔をするそうです。
6. まとめ 〜絵は心のメッセージ
子どもの絵は、ただの“お絵かき”ではありません。そこには、「ありがとう」「大好き」「ちょっとさみしい」など、たくさんの気持ちが詰まっています。
絵の中にキラキラしたママが登場していたら、それは「ママ、大好き!」というサインかもしれません。
子どもが自分の気持ちを安心して表現できるように、親として「気づいてあげること」「受けとめてあげること」を大切にしていきたいですね。
💡「お子さんの絵、どんなふうに描かれていますか?」
ママの服がキラキラしていたら、その理由をぜひ、お子さんと一緒にお絵かきしながら聞いてみてくださいね。
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