子どもの絵に隠された心のサインを見逃さない！心理状態をチェック

危険サイン！？子どもの絵でわかる心理状態12選

子どものお絵描きには、感情や心理状態が表れることが多くあります。時には「危ない」と感じるような絵を描くこともあり、親としては心配になりますよね。ここでは、危険なサインに見えるけれど、実際にはどう解釈すべきか、12の例を通してお伝えします。

子どもの絵に隠された心理サイン！黒塗り・包丁・血…どう解釈する？

1. 黒く塗りつぶす絵

黒い色を使って、何度も塗りつぶす絵は、内面的なフラストレーションや不安の表れかもしれません。しかし、これが必ずしも危険な兆候ではなく、感情をうまく表現できていないだけのこともあります。対応方法: 「どんな気持ちでこの絵を描いたの？」と、柔らかく話を聞くことが大切です。

2. 包丁を描く

包丁や刃物の絵は、子どもが攻撃的な感情や恐怖、不安を抱えている可能性があります。このような絵を頻繁に描く場合は、日常生活の中でストレスを感じているかもしれません。
対応方法: 子どもに「何を描いたのか」聞き、その背景にある気持ちを理解しましょう。すぐに叱るのではなく、対話が鍵です。

3. 血を描く

血を描く絵は、混乱や不安を示していることが多いです。暴力的な映像や出来事に触れた場合も、子どもがその影響を絵に表すことがあります。対応方法: 子どもが何を感じているのか、またどこでそのイメージを得たのか確認し、必要であれば環境を整えることが必要です。

4. 動物を殴っている絵

動物や人を攻撃している絵は、強いフラストレーションやストレスを感じている可能性があります。これは、何かに対する反抗や不満を象徴していることがあります。
対応方法: 子どもにその絵を描いた理由を聞きつつ、日常のストレス源を探ることが有効です。

5. 誰かが泣いている絵

誰かが泣いている絵は、子どもが悲しみや寂しさを感じているサインです。自分自身の感情を描写している可能性が高く、特に家庭内での変化や問題が影響しているかもしれません。
対応方法: 「誰が泣いているの？」と優しく問いかけ、子どもの気持ちを引き出しましょう。

6. 家が崩れている絵

家が壊れたり、崩れたりしている絵は、家庭内の不安や不和を反映していることがあります。特に、親子関係や家族の問題を子どもが無意識に表現することが多いです。
対応方法: 家庭での安心感を提供し、子どもが家族に対してどのような気持ちを抱いているかを話し合ってみましょう。

7. 歪んだ顔の絵

歪んだ顔や異様に大きな目、口を描くことは、強い恐怖や怒りを感じている可能性があります。特に顔が極端に強調される場合、感情がうまく表現できていない状態を示しています。
対応方法: 絵のキャラクターに関する質問をして、背後にある感情を探りましょう。

8. 無表情な絵

笑顔や泣き顔でなく、無表情な絵を描く場合、子どもが感情を抑えている可能性があります。心の中で何かを閉じ込めている状態かもしれません。
対応方法: 絵の中の人物や状況について話すことで、子どもが抱える感情に気づけることがあります。

9. 虹を描く

虹は一般的に、希望や明るい未来を象徴します。しかし、虹が崩れていたり、暗い色で描かれている場合は、未来に対する不安感を反映している可能性があります。
対応方法: 虹を描く背景や、どんな気持ちで描いたのかを優しく尋ねてみてください。

10. 暗いトンネルを描く

トンネルや洞窟のような暗く狭い場所を描くことは、閉塞感や孤独感を感じている兆候かもしれません。外の世界に対しての恐れや、不安を抱えていることが考えられます。
対応方法: 子どもが何を感じているかを聞きながら、安心できる環境を整えることが大切です。

11. 破壊的な絵

建物が壊れたり、物が破壊されている絵は、心の中で強い怒りや混乱を抱えているサインです。特にストレスがたまっているとき、こうした絵が現れやすくなります。
対応方法: 子どものストレス源を特定し、解消できる環境づくりを意識しましょう。

12. 飛行機が墜落している絵

飛行機が墜落している絵は、制御できない状況や恐怖感を象徴します。これは、子どもが何かに対して大きな不安を抱えているときに現れることがあります。
対応方法: 絵を描いた理由や、子どもの中で何が不安なのかを丁寧に聞いてあげましょう。

子どもの絵からわかる心理状態

絵の特徴	考えられる心理状態	対応方法
黒く塗りつぶす絵	フラストレーションや不安の表れ	「どんな気持ちで描いたの？」と優しく話を聞く
包丁を描く	攻撃的な感情や恐怖、不安	叱らずに対話し、気持ちを理解する
血を描く	混乱や不安、暴力的な影響を受けた可能性	子どもの感情や影響元を確認し、環境を調整する
動物を殴っている絵	フラストレーションやストレス	絵を描いた理由を聞き、日常のストレス源を探る
誰かが泣いている絵	悲しみや寂しさのサイン	「誰が泣いているの？」と優しく問いかける
家が崩れている絵	家庭内の不安や不和を反映	家庭で安心感を提供し、子どもの気持ちを聞く
歪んだ顔の絵	強い恐怖や怒りの表れ	絵のキャラクターについて質問し、感情を探る
無表情な絵	感情を抑えている可能性	絵の人物や状況について話し、感情を引き出す
虹を描く	希望や明るい未来の象徴（暗い場合は不安）	どんな気持ちで描いたのかを尋ねる
暗いトンネルを描く	閉塞感や孤独感の表れ	子どもの気持ちを聞き、安心できる環境を整える
破壊的な絵	強い怒りや混乱のサイン	ストレス源を特定し、解消できる環境をつくる
飛行機が墜落している絵	制御できない状況や恐怖感を象徴	子どもが抱える不安について話し合う

このほかにも、こんな観察ポイントがあります。

子どもの絵でわかる心理状態

観察ポイント	特徴	考えられる心理状態
色の選び方	明るい色が多い	穏やか・楽しい気持ち
	黒や灰色が多い	不安・悲しみ
	赤を多用	怒り・興奮
絵のサイズ・余白	大きく描く	自信がある・自己主張が強い
	小さく描く	内向的・不安
人物の描き方	家族を大きく描く	家庭への愛着が強い
	誰かを省略	疎外感を感じている可能性
動物の描き方	猫や犬を描く	愛情を求めている・寂しさ
	大きな動物（ライオンなど）	強さに憧れ・権威への意識

子どもの絵が示すサインチェックリスト

子どもの絵には、心理状態が反映されることがあります。以下の項目に当てはまるものがあれば、お子さんの気持ちに寄り添い、対話を大切にしましょう。

✅ 色の選び方
☐ 黒や灰色を多く使う（不安・悲しみの表れ）
☐ 赤を多用している（怒りや興奮の表れ）
☐ 暗い色ばかり使う（ストレスや恐怖の可能性）

✅ 描く内容
☐ 何度も黒く塗りつぶす（フラストレーション、不安の表れ）
☐ 包丁や刃物を描く（攻撃性や恐怖を感じている可能性）
☐ 血を描く（混乱、不安、暴力的な影響を受けた可能性）
☐ 動物や人を殴っている（強いストレスや反抗心）
☐ 誰かが泣いている絵（悲しみや寂しさのサイン）
☐ 家が崩れている（家庭内の不安や不和を反映）
☐ 暗いトンネルや洞窟を描く（閉塞感や孤独感の表れ）
☐ 飛行機が墜落している（制御できない状況や恐怖感）
☐ 破壊的な絵を描く（怒りやストレスの発散）

✅ 人物の描き方
☐ 顔が歪んでいる（強い恐怖や怒りの可能性）
☐ 無表情な人物ばかり描く（感情を抑えている可能性）
☐ 家族の誰かを省略している（疎外感を感じているかも）
☐ 目が異常に大きい・口が極端に小さい（恐怖や不安の表れ）

✅ 絵のサイズ・余白
☐ 絵が極端に小さい（自信がない・不安な気持ち）
☐ 余白が多すぎる（内向的・孤独を感じている）
☐ 反対に、画用紙いっぱいに大きく描く（自己主張が強い）

✅ 子どもの気持ちを知るための質問
☐ 「この絵を描いたとき、どんな気持ちだった？」
☐ 「このキャラクター（人物・動物）はどんな気持ちなの？」
☐ 「特に気に入っている部分はどこ？」
☐ 「この部分が印象的だけど、特別な意味があるのかな？」

✅ 対応のポイント
☐ すぐに叱ったり否定したりせず、まずは話を聞く
☐ お子さんの環境にストレス要因がないか確認する
☐ 絵の変化が続く場合は、専門家（カウンセラー・医師）に相談

お子さんが安心して気持ちを表現できるよう、対話の機会を増やしてみてくださいね！ 😊

子どもの絵に対する対応

これらの気になる子どもの絵は、子どもが自分の感情を整理するための手段であることが多いです。大切なのは、すぐに結論を出さず、子どもに安心できる居場所を作ってあげて対話を重ねることです。以下のような声かけが効果的です。

• 「この絵を描いたとき、どんな気持ちだった？」
• 「次はどんな絵を描きたい？」
• 「この部分がすごく印象的だね。何か特別な意味があるのかな？」

子どもが自分の感情を素直に表現できる環境づくりに取り組んでみませんか？

🌟 もっと子どものアート活動を知りたい方へ！
「絵がうまい子の特性の引き出し方」 「絵がうまくなる秘訣は自由な造形活動」

など、気になるテーマの記事もぜひチェックしてみてください✨発達段階別に子どもの絵がどのように変化していくのか、よく使う色でわかるこどもの性格などいろいろ書いています。どうぞゆっくりしていってくださいね♪

🌟 もっと子どもの心を知りたい方へ！ 「子どもの才能の伸ばし方「子どもに共感するための会話術」

📢 子どものクリエイティブな才能を伸ばすヒントをもっと知りたい方へ！
🔗「子どもがずっと同じものを描くのはなぜ？」
🔗「子どもの絵に隠されたサインとは？発達・感情・才能の見分け方を読む」
🔗 「子どもの創造力を伸ばす5つの方法」
🔗 「得意を伸ばす親の接し方」

次に読むべき記事

おえかき お母さんの絵 お母さんの絵が笑っていない お母さんの絵怖い お父さんの絵 お絵かきワーク お絵描き お絵描きの心理 くれよん イラスト クレヨン クレヨンはみ出す ケーキスマッシュ パパの絵 創造力 友達が小さい 友達の絵が小さい 同じ絵を描く 子どものアート 子どものサイン 子どもの世界 子どもの工作 子どもの才能 子どもの気持ち 子どもの絵 子育て 工作 工作嫌い 工作苦手 想像力 正解がない遊び 残酷な絵 筆圧 筆圧が弱い 絵 絵でわかる 絵でわかる子どもの心理 育児 自己肯定感 色塗り 色鉛筆 造形 黒い絵 黒く塗りつぶされた絵 黒く塗りつぶす心理