
どんな力が育っていて、どう伸ばしていけばいいの?
「うちの子、絵が得意みたい。でも…このまま伸ばしていいのかな?」
「才能があるなら、もっと伸ばしてあげたい。でも何をすれば?」
そんなふうに、絵が得意な子の“これから”をどう支えたらいいのか、悩んでいませんか?
絵が上手な子は、ただ線や色をきれいに描けるだけではありません。
その背景には、子ども特有の豊かな“心の力”が育っていることが多いんです。
絵が得意な子に育っている「3つの力」
1. 観察力
【特徴】
・細かいところに気づく
・物の形や動きをじっくり見るのが得意
・「あれ、昨日とちょっと違う!」という変化にも敏感
【育っている力】
→「違いを見つける目」「ものごとの本質を見抜く力」
【絵に表れる例】
・動物の足の角度がリアルに描かれている
・木の葉っぱの色を1枚ずつ変えている
【どう関わる?】
「よく見てるね!その葉っぱの形、どうなってる?」と声をかけたり、
外で一緒にスケッチを楽しむのもおすすめです。

2. 想像力
【特徴】
・「もし○○だったら?」とよく空想している
・見たことのないものを頭の中で思い描ける
・物語を作るのが好き
【育っている力】
→「自由な発想」「新しいものを生み出す創造力」
【絵に表れる例】
・「空に魚が泳いでいる」「木に目がある」などの発想
・ありえない色使いなのに、なぜか美しい世界観
【どう関わる?】
「これはどんな世界?」「このキャラの名前は?」と想像の続きを一緒に楽しむと、もっと自由な絵を描けるようになります。
3. 表現力
【特徴】
・自分の気持ちを色や形にして表現できる
・絵に感情がにじんでいる
・「なんとなく…この気持ちを描いてみた」ということがある
【育っている力】
→「感情のコントロール」「自己表現力」「共感力」
【絵に表れる例】
・友達とケンカした日に描いた絵がいつもより暗めの色合い
・嬉しかった日の絵は、はじけるような明るい色と構図
【どう関わる?】
「この絵、なんだか楽しそうだね。どんな気持ちだった?」と感情に寄り添う言葉がけが、子どもの心を開きます。
チェックリスト:あなたのお子さんはどのタイプ?
チェック項目 | YES / NO |
---|---|
細かいところまでよく見て描く(観察力) | □ / □ |
自由な発想で絵を描く(想像力) | □ / □ |
感情をこめて描いているように見える(表現力) | □ / □ |
同じモチーフを繰り返し描くことがある | □ / □ |
描きたいものがたくさんある様子 | □ / □ |
色の組み合わせにこだわっている | □ / □ |
描いているとき、時間を忘れて夢中になる | □ / □ |
が3つ以上あるなら、「絵で自分を表す力」がしっかり育っています!
「絵が得意な子」はどういうタイプ?
実は、絵が得意な子って一言で言ってもさまざま。
でも共通しているのは、「自分の内面の世界を外に出すことが好き」ということ。
たとえば…
繊細で静かだけど、頭の中には豊かなイメージがある子
おしゃべりは苦手でも、絵を描くとイキイキする子
誰かと比べるより、自分の表現を大切にしたい子
そして親御さんは、
「好きなことを伸ばしてほしい」
「個性を大切にしたい」と願っている方が多い印象です。
親の関わり方が子どもの才能を育てる
絵が得意な子どもたちは、自然と絵を描くのが好きになったわけではありません。
その背景には、親のあたたかい関わりがあります。
たとえば…
・子どもが描いた絵を笑顔で見てくれる
・「上手だね!」だけでなく、「この色、どうして選んだの?」と興味を持ってくれる
・「失敗してもいいよ」と自由な挑戦を応援してくれる
そんな日々の積み重ねが、絵を描く喜びを支えてきたんです。
才能をさらに伸ばすには?
絵の道具をちょっと広げてみよう
・クレヨン → 色鉛筆 → 水彩 → デジタルへと幅を広げてみる
・キャンバスを変える(黒い紙・大きな紙など)
・素材を変えて立体に挑戦してみるのも◎
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観察スケッチを取り入れてみよう
・公園や動物園でスケッチ
・写真を見ながら「どこをどう描く?」と一緒に考える
展覧会や絵本、他の作品に触れさせてみよう
・プロの絵を見て「すごいね、どこが好き?」と話し合う
・他の子の作品に触れて「こんな描き方もあるんだ!」と発見を増やす
まとめ:絵が得意な子の“得意”は、人生の宝になる
絵が得意な子どもには、観察力・想像力・表現力という一生ものの力が育っています。
それは、将来アートの道に進むかどうかに関係なく、
「自分らしく、心豊かに生きていくための力」です。
そしてその力は、親のちょっとした関わりでグンと育ちます。
「描くって楽しい!」
「この子には、この子の世界があるんだ」
そう感じられる毎日が、きっとお子さんの宝物になるはずです。

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絵が上手な子の特徴とは?”