「最近、うちの子が毎日ママの絵ばかり描くんです」
そんなお話、実はよく耳にします。
「またママを描いたの?」「保育園でもママの絵だったよ」
そんな風に、どの絵にも必ず“ママ”が登場することってありますよね。
うれしいような、ちょっと照れくさいような気持ちになる一方で、
「他の人がいないけど大丈夫?」「毎回同じ絵ばかりなのはどうして?」と、ふと気になってしまうことも。
この記事では、子どもが“ママの絵ばかり描く”理由について、愛情とちょっぴり不安な気持ちの両方からやさしくひも解いていきます。
絵を通して見えてくる、子どもなりの気持ちやサインに寄り添ってみませんか?
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子どもにとってママは「心のよりどころ」
まずはじめに、知っておいてほしいのが、子どもにとってママの存在はとても特別だということです。
3〜7歳ごろは、まだまだお母さんと強い絆でつながっていたい時期。
外の世界に一歩踏み出しながらも、「安心できる場所に戻りたい」という気持ちが自然と芽生える年齢でもあります。
そんなとき、ママを何度も描くのは、ごく自然な表現のひとつ。
「大好きだよ」「見ててね」「そばにいてほしいな」そんな思いを、言葉より先に絵で伝えてくれているのかもしれません。

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「ママばかり描く=愛情表現」だけじゃないかも?
とはいえ、少しだけ気になるような描き方が続くときもあります。
たとえば…
- 他の家族が全く登場しない
- ママの表情が描かれていない
- どの絵も構図が同じで、あまり変化がない
そんなときは、もしかすると、ちょっとした不安や気持ちの偏りが影響していることもあるかもしれません。
でも、すぐに「問題がある」と捉える必要はありません。
子どもの心はとても繊細で、日々揺れ動いているもの。
絵に表れることもあれば、ある日突然変わることもあります。

こんな描き方が続いているときは、少しだけ気にかけてみて
子どもの絵には、その時の気持ちが映し出されていることがあります。
もしこんな描き方が気になるときは、やさしく見守りながら、日常を振り返ってみるのもおすすめです。
☑ こんなとき、ちょっと気にとめてみよう
- ママの絵だけがずっと続いている(他の家族や場面が描かれない)
- ママの表情がない、目が真っ黒に塗られている
- いつも同じ構図、同じ色づかいが多い
いずれも、「必ず問題がある」というわけではなく、気持ちの表れのひとつとして受け止めてみると良いでしょう。
日常の中での安心感やコミュニケーションが深まっていくと、自然と絵にも変化があらわれてきます。
親としてできること:安心感をそっと届ける関わり方
「またママ描いたの〜?」と笑いながらスルーしたり、
「たまにはパパも描こうよ!」と促したくなる気持ちもありますが、
まずは**「今、この子はママを描きたい気持ちなんだな」と受け止めてみること**が大切です。
☺ こんな声かけがおすすめです
- 「ママのこと描いてくれたの?ありがとう、うれしいな」
- 「このママ、どんな気持ちなんだろう?にこにこしてるね」
- 「今度はお外の景色も描いてみる?お出かけしてる絵も楽しそうだね」
描いた絵に寄り添いながら、そっと新しい提案をしてみると、子ども自身も少しずつ表現の幅を広げていきやすくなります。
よくある質問:「ママばっかりって大丈夫?」
Q.「毎回ママの絵ばかり。これってちょっと変?」
→ いいえ、そんなことはありません。
ママをたくさん描くのは、安心したい気持ちや、特別な存在への愛情の表れです。
特に3〜7歳の間は、そういった表現が多く見られるのも自然なこと。
ただ、描き方がずっと変わらない、他の人や物がまったく出てこない、という場合は、
お子さんの気持ちがどう過ごしているか、ちょっと立ち止まって考えるきっかけになるかもしれません。
おわりに:絵を通して見える、子どもからのメッセージ
「ママの絵ばかり描く」という行動には、
「見てほしいな」「そばにいてね」という気持ちがぎゅっと詰まっていることがあります。
それは決して「異常」なことではなく、子どもが安心したい・伝えたいと願っている自然な姿です。
ちょっと気になったときは、怒ったり焦ったりせず、
絵に込められた想いや、日常の中の関わり方をそっと見つめ直してみてくださいね。
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