「また兄弟げんか…もう見てられない!」
そう感じること、ありませんか? 実は、そんな兄弟げんかの中にも、子どもがぐんと成長するヒントが隠れています。
近年、子ども同士が自由にぶつかり合う機会が減っています。 友達とは程よい距離があるけれど、兄弟は距離が近いぶん、ぶつかることも多い。 でもだからこそ、「兄弟げんか」は、子どもが社会性を育てるための大事な経験の場になっているんです。
この記事では、
✅ 兄弟げんかはなぜ起きるのか?
✅ 喧嘩を通じてどんな成長があるのか?
✅ 親はどのタイミングで見守り、どこで仲裁すればいいのか?
というポイントでわかりやすくお伝えします。 読んだあと、きっと少し心が軽くなるはずです。

兄弟げんかは子どもの成長チャンス!5つの理由
1️⃣ 自分の気持ちを伝える練習になる
「それ、使いたかったのに」「やめてよ!」
子どもはまだ、自分の気持ちをうまく言葉にできません。兄弟げんかは、その練習の場なんです。
喧嘩を繰り返す中で、
- 自分の意見を言う力
- 相手にどう伝えたらいいか考える力
- 言葉で気持ちを表現する力 が少しずつ育っていきます。
🟢 親ができること:
- 「○○って言いたかったんだね」と代弁してあげる
- 「どう言えばうまく伝わるかな?」と一緒に考える
- 上手に言葉で伝えられたときにはしっかり褒める
こうして、子どもは「伝えるってこういうことなんだ」と気づいていきます。
2️⃣ 他人の気持ちを考えるきっかけになる
喧嘩をすると、相手の反応に触れます。
- 相手が泣いた → 自分の行動を振り返る
- 謝ったら笑ってくれた → 言葉の力を知る
🟢 親ができること:
- 「○○ちゃんはどう感じたかな?」と気持ちに目を向けさせる
- 「こう言われたらどう思う?」と一緒に考えてみる
- 仲直りできたときには「素敵なやりとりだったね」と伝える
小さな共感の経験が、「他人を思いやる力」へとつながります。
🔗「兄弟の絵が全然違うのはなぜ?性格や心理がわかる絵の特徴」
3️⃣ ルールや折り合いを学ぶチャンスに
兄弟喧嘩は、社会の縮図。
「順番こって大事なんだな」 「自分ばっかりじゃダメなんだな」
そんな気づきを得る機会でもあります。
🟢 親ができること:
- 「どうしたら順番こできるかな?」と問いかける
- 「二人が納得できるルールを決めてみようか」と提案する
- 折り合いがついたら「いい工夫ができたね」と肯定する
ここでの学びは、やがて友達関係や学校生活でも活きてきます。
🔗子どもの気持ちがわかる!物語を使った共感力の育て方 – itti-blog
4️⃣ 衝突を通じて問題解決力が育つ
喧嘩は問題。 でも、その問題を「どう乗り越えるか」を考えることが、すごく大事な経験です。
- どうしたら仲直りできる?
- どこで謝るべき?
- 何が相手の気持ちを変えた?
🟢 親ができること:
- 「どうやって解決できるかな?」と考えさせる
- 「一緒に仲直りの方法を考えてみよう」と寄り添う
- 解決できたときには「自分たちでできたね!」と成長を認める
その積み重ねが「自分で何とかしようとする力」につながっていきます。
5️⃣ 安心して本音を出せる場だからこそ学べる
兄弟って、一番近くて一番安心できる相手。
だからこそ、泣いても、怒っても、全部出せる。
それって、実はとても大事なこと。 「本音を出しても大丈夫なんだ」 「ぶつかっても、また仲直りできるんだ」
🟢 親ができること:
- 喧嘩をすぐに止めすぎず、必要な場面では見守る
- 「喧嘩しても大丈夫だよ」と安心感を伝える
- 仲直りのたびに「いい関係だね」とポジティブな言葉をかける
見守る?仲裁する?親の対応のタイミング
喧嘩中、親はいつどんなふうに関わればいいのでしょうか?
✅ 見守るタイミング:
- 手が出ていない
- 言葉でやりとりしようとしている
- 互いに気持ちをぶつけあっている最中
✅ 仲裁が必要なとき:
- 暴力がある
- 一方が言い返せずに黙っている
- 長引いて疲弊している
子どもたちのやりとりに目を向けながら、必要な場面でだけ、さっと手を差し伸べる。それだけでも、子どもたちは「大丈夫、見てくれている」と安心できるのです。
まとめ:「兄弟げんか=悪いこと」と決めつけなくていい
兄弟げんかは、子どもにとって「人間関係の練習の場」。
✅ 兄弟げんかから学べること:
- 自分の気持ちを伝える力
- 他人の気持ちを考える力
- ルールや折り合いをつける力
- 問題解決力
- 感情を出しても大丈夫という安心感
時には「うるさくて耐えられない!」と思うこともあるかもしれません。 でもその時こそ、深呼吸して、「ああ、今、成長中なんだな」と思ってみてください。
兄弟げんかは、子どもの心が育っていく証拠。 その中で、親がちょっとだけ視点を変えて見守ることで、子どもたちは自分たちの力で関係を築いていけるようになります。
今日もあなたのまなざしが、子どもたちの安心をつくってる。
どうか、無理せず、ゆっくり、心がラクになる育児を。
🔍 このブログでは、子どもの絵にあらわれる心のサインや、兄弟関係の関わり方なども、元教諭の視点でお伝えしています。よかったら、他の記事ものぞいてみてくださいね。
🔗年齢別おすすめ絵本ガイドはこちら📚✨
👉 0歳から5歳までの絵本選び完全ガイド【発達に合わせたおすすめリスト付き】
📌 絵本選びに迷ったらこちら!
年齢ごとの発達に合わせたおすすめ絵本とその特徴をわかりやすくまとめました。
「この年齢にはどんな絵本がいいの?」という疑問もすっきり解決!
tupera tuperaさんの人気作品もたっぷり紹介中です♪
💡 「こんな行動も気になる?」シリーズ記事
🔗 子どものやりがちな謎行動シリーズ①ティッシュをひたすら出し続けるのはなぜ?
🔗子どものやりがちな謎行動シリーズ②ドアを無限開け閉め
🔗子どものやりがちな謎行動シリーズ③おもちゃを並べるだけで遊ばないのはなぜ?
「うちの子もやってる!」と共感したら、ぜひシェアやコメントで教えてください!
✅ほかにも育児に役立つヒントが満載!絵だから直感的にわかる
『絵でわかる子どもの心理シリーズ』お母さんが一番大きく描かれるのはなぜ?
✨ 子どものアート活動に興味がある方へ! ✨
「絵がうまい子の特徴と伸ばし方」や「自由な造形活動が絵の上達につながる理由」など、気になるテーマを詳しく解説!
また、発達段階ごとの絵の変化や、よく使う色からわかる子どもの性格についても紹介しています。
🎨 子どものクリエイティブな才能を伸ばしたい方へ!
📌 「子どもが同じものを描き続けるのはなぜ?」
📌 「子どもの絵に隠されたサインとは?発達・感情・才能の見分け方」
📌 「子どもの創造力を伸ばす5つの方法」
📌 「得意を伸ばす親の関わり方」
お子さんの才能を引き出すヒントが満載! ぜひチェックしてみてください✨
おえかき おもちゃ選び方 お母さんの絵 お母さんの絵が笑っていない お母さんの絵怖い お父さんの絵 お絵かきワーク お絵描き お絵描きの心理 くれよん イラスト クレヨン クレヨンはみ出す ケーキスマッシュ パパの絵 創造力 友達が小さい 友達の絵が小さい 子どものアート 子どものサイン 子どもの世界 子どもの工作 子どもの気持ち 子どもの絵 子育て 工作 工作嫌い 工作苦手 残酷な絵 絵 絵でわかる 絵でわかる子どもの心理 育児 育児グッズ 育児用品 自己肯定感 色塗り 色鉛筆 赤ちゃんとのおでかけ 造形 離乳食 黒い絵 黒く塗りつぶされた絵 黒く塗りつぶす心理 1歳おすすめおもちゃ
itti-blogをもっと見る
購読すると最新の投稿がメールで送信されます。