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兄弟の絵に隠された心理学|性格に合った描き方と才能の伸ばし方
「同じ家で育っているのに、どうしてこんなに絵が違うの?」
兄弟姉妹の絵を並べてみると、その差に驚くことがあります。
実は、兄弟が描く絵にはそれぞれの性格・発達段階・心理状態がはっきり表れます。「上手かどうか」ではなく「どんな気持ちで描いているか」を知ることで、子どもの心にぐっと寄り添えるようになります。
本記事では、
- 長男・長女に多い几帳面な絵の特徴
- 次男・末っ子に多い自由な絵の特徴
- 家族の絵から読み取れる心理サイン
- 兄弟の違いを生かした育て方
をわかりやすく解説します。
長男・長女の絵の特徴|几帳面さ・性格・心理のサイン

長男・長女は、責任感や慎重さが行動に表れやすいように、絵にも“丁寧さ”がよく反映されます。以下のような特徴が見られませんか。
- 形がきっちりしている
(屋根の三角形が整っている、線がまっすぐ) - 色塗りがはみ出さない
(細かい模様まで丁寧に塗る) - 配置が整っている
(人物や物が均等に並ぶ) - 消しゴムを多用する
(ミスを直したい気持ちの強さ)

こうした特徴は、「期待に応えなくては」という気持ちが反映されていることもよくあります。
🔗子どもの絵に隠れた気持ちとは?|色・形・描き方でわかる“心のサイン”
🔗うちの子の絵がまるで定規みたい…左右対称からわかる発達と個性
長男・長女に多い“完璧主義”のサインとは?
- 少しでもずれると描き直す
- 間違いを気にしてなかなか進まない
- 「これでいい?」と大人の評価を求める
これらは、周囲の期待を敏感に感じやすい子に見られる傾向です。
丁寧すぎる子への声かけ(プレッシャーをかけない)
- 「ゆっくりでいいよ」
- 「好きなように描いていいよ」
- 「上手じゃなくていいんだよ」
完璧さより“安心して表現できていること”が大切です。
几帳面な子が伸びるお絵かき環境
線の美しさや細部へのこだわりが光るタイプのお子さまには、「丁寧さ」をそのまま強みに変えられる道具選びが効果的です。
- 線がきれいに出る水彩色鉛筆
- 細かい表現ができるパステル
- じっくり取り組める塗り絵ブック
丁寧さを肯定しつつ、ほんの少しだけ新しい表現に挑戦できる環境を整えると、表現の幅が自然に広がります。
立体の世界で「ていねい」をもっと楽しむ
几帳面タイプのお子さまには、細部に向き合いながら達成感が得られる「立体ぬりえ」も非常に相性が良い教材です。
塗る、切る、組み立てるという複数の工程があるため、丁寧な作業が得意な子にとっては“世界が立ち上がる”ワクワクを味わえる学びの体験になります。
立体ぬりえワークブック のりもの編 (WORK×CREATEシリーズ)
「細かい作業が好き」「コツコツ型」といったお子さまの特性を、無理なく“作品づくりの喜び”につなげたいご家庭に最適です。
几帳面な子に特におすすめの色鉛筆
芯が折れにくく、発色もやわらかいステッドラーの「ノリスジュニア」。 力加減が慎重なタイプ・細かい部分まできれいに塗りたい子にぴったりです。 水彩としても使えるため、表現の幅も広がります。
商品ページを見る次男・末っ子の絵の特徴|自由な発想・創造力の育て方
次男や末っ子は、上の子ほど親の目が厳しくないこともあり、自由で大胆な表現をしやすい傾向があります。

- 大きくのびのび描く
- 筆圧が強い、同じ線を何度もなぞる
- 色の使い方が独特(空がピンク、草が紫など)
- 画用紙いっぱいにダイナミックな構図
これはまさに、表現意欲と創造性の高さを示していることが多いです。
🔗子どもが人物を大きく描くのはなぜ?|「紙からはみ出して心配…」そんな絵に隠れた心理
自由すぎる線・色選びは才能の芽
「どうしてこんな色?」と感じる場合も、
子どもにとっては
“自分の感じたまま”
を形にしているだけ。
自由に描ける力は、後の芸術性や企画力につながります。
自由な子が安心して描ける環境づくり
- A3など大きな紙を用意
- ホワイトボードでのびのび描ける場所
- 色数の多いクレヨンやキットパス
「思うままに描いていい」という環境が才能を伸ばします。
兄弟比較で自信をなくしやすい次男のケア
- 「この色の使い方好きだよ」
- 「表現がすごく面白いね」
- 上の子とは比べない
“自由さ”を価値として認める声かけが重要です。
兄弟が描く“家族の絵”に現れる心理
家族の絵は、心理学でも重要視される“心の投影”があらわれやすいテーマです。

家族の位置・大きさに込められた意味
- 大きく描かれた人 → その子にとって影響力が大きい
- 小さく描かれた人 → 距離を置きたい・気を使っている
- 近くに描かれた人 → 安心できる存在
兄弟間の距離が示す“安心度”
- 上の子と下の子が離れている → ライバル意識
- 親の近くに下の子がいる → 甘えたい気持ち
- 上の子が中央 → 責任感が強い
些細な位置関係から、家庭内での役割や感情が読み取れます。
心配な絵に見えたときの確認ポイント
- 誰かだけ描かれていない
- 色が極端に暗い
- 全体が小さく窮屈
すぐに「問題」と決めつけず、
「最近どう?」
と自然に会話できれば十分です。
兄弟の絵の違いを生かした育て方
兄弟の個性は“違って当たり前”。
重要なのは、どちらのタイプも尊重しながら伸ばすことです。
比較せず“個性”を伸ばす声かけ
- 「あなたのいいところはここ」
- 「違いがあって当たり前だよ」
- 「それぞれの表現が素敵だよ」
兄弟比較は自信を失わせる大きな原因になります。
兄弟でケンカにならない作品の飾り方

- それぞれの作品コーナーをつくる
- 期間を決めてローテーション展示
飾る量や期間を平等にすると安心します。
得意を伸ばす習い事の選び方(お絵かき・工作系)
- 丁寧派:デッサン・細密画・プログラミング
- 自由派:絵本づくり・工作・STEAM
得意な方向から“楽しく伸ばせる”環境を選びましょう。
兄弟の絵でわかる性格チェックリスト
□ 丁寧に描く/形が整う → 長子タイプの慎重さ
□ 色塗りがはみ出さない → 几帳面さ
□ ダイナミックに描く → 末っ子タイプの自由さ
□ 画用紙いっぱいに描く → 表現欲が強い
□ 家族の距離・大きさ → 安心感や役割意識
□ 消しゴムを多用 → プレッシャーを感じやすい
兄弟の絵に関するQ&A
Q1:兄弟で絵の上手さが違いすぎます。才能でしょうか?
→ 多くは「性格」「発達段階」の違い。早熟かどうかも関係します。
Q2:長男が消しゴムばかり使います。心配?
→ 完璧主義気質があるサイン。安心させる声かけが効果的です。
Q3:自由すぎる絵は発達の遅れ?
→ ほとんどは“創造性の高さ”。気になる場合は会話で確認できます。
まとめ|兄弟それぞれの絵には“心と個性”が詰まっている
絵は、子どもが言葉にしきれない思いや性格がそのまま表れる貴重なツールです。
- 丁寧に描く子
- 自由に描く子
- 家族の絵に気持ちを込める子
どの子も、表現の裏に“その子だけの世界”があります。
大切なのは、上手・下手ではなく、その子が安心して表現できているかどうか。
兄弟の違いは、才能の違い。
個性を認めて伸ばすことで、子どもたちの力はもっと開いていきます。
関連リンク:子どもの家族の絵が示す心理サインはこちら
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こんにちは!ITTI-BLOG(イッチーブログ)を運営している、いっちーです。
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