
「またケンカしてる…」「何度言っても同じことでケンカする」そんな兄弟げんかに、毎日のように振り回されていませんか? 兄弟げんかは成長の一環ですが、毎回イライラしてしまうと親も疲れてしまいますよね。 兄弟げんかには、いくつかの“あるある”パターンがあります。 そして、そのパターンを知っておくと、親が無駄にイライラせずに対応できるんです。この記事では、兄弟げんかのよくある5つのケースと、それぞれのイライラしないコツをご紹介します!
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兄弟げんかが起こる理由
1. おもちゃの取り合い
「さっきまで興味なかったのに、弟が遊び始めたら急に欲しくなる!」 兄弟げんかの定番です。お兄ちゃんお姉ちゃんって「この家のおもちゃ=全部自分のもの」っていう感覚が強いですよね😅 特に、もともと一人で遊んでた時間が長いと、弟妹が増えて「なんで勝手に触るの⁉」ってなりやすい。
一方で、弟は「順番こ」っていう概念がまだわからないし、単純に「お兄ちゃんが使ってるもの=すごく楽しそう!」って思うから手を出しちゃうんですね。自分のものがあるのに、わざわざお兄ちゃんが遊んでいるものを欲しがったり、別にそのおもちゃが欲しいわけじゃないけど、お兄ちゃんが持ってるから気になったりするんですよね。
🔹 お兄ちゃんの心理
✅「もともと僕のものだった!」 今まで自分だけのものだったのに、いきなり「共有しよう」って言われても納得できない。
✅「貸したくないけど、ママやパパに怒られるのはイヤ」 貸すべきなのはわかるけど、譲るのがストレス。
✅「弟は何でも許されてズルい!」 弟が小さいからって何でも優遇されるのが不満。
✅「自分の大事なものを触られるのがイヤ。」
✅「貸してあげてもいいけど、勝手に触られるのはイヤ!」という複雑な感情
🔹 弟の心理
✅「お兄ちゃんが使ってる=楽しいもの!」 自分ではなく、お兄ちゃんが持っていることに価値を感じる。
✅「貸してもらえないとムキーッ!」 順番やルールがまだ理解できないので、力業で感情的になりがち。
✨ どう対処する?
💡 お兄ちゃんに「特別なおもちゃ」を決めさせる
➡「これは絶対貸したくない!っていうおもちゃを教えて」と伝える。
➡ それ以外は「家族で使うもの」として少しずつ意識づけ。
💡 弟には「順番」を見える形で教える
➡「タイマー作戦」⏳ 3分交代で遊ぶルールを作る。
➡「お兄ちゃんが終わったら○○くんの番だよ」と言葉で繰り返す。
ただ、時間ではなかなか区切れないことが多いので、気長に付き合いましょう。
💡 お兄ちゃんに「教える立場」を作る
➡「お兄ちゃん、弟にこのおもちゃの遊び方を教えてあげられる?」と聞く。
➡ 教えることで、ただ取られるよりも「自分の役割」ができて納得しやすい。
これ、最初は時間がかかるけど、お兄ちゃんも「これは譲ってもいい」「これはダメ」って自分で考えるようになるし、弟も「ちょっと待てば使えるんだ」と少しずつ理解してくれます。
どのパターンも、単なる「おもちゃの取り合い」より感情が絡んでることが多いから、「どっちが悪い!」と決めつけずに、それぞれの気持ちを代弁してあげると落ち着くことが多いですね。
例えば:「お兄ちゃんのものを触るとイヤな気持ちになるよね。でも、弟もお兄ちゃんと一緒に遊びたいんだよね。」
➡ それぞれの気持ちを言葉にしてあげると、お互い「そうか…」となることも。
あと、ちょっとしたルール作りも効果的!
✔ 「使っている途中は取らない」
✔ 「貸すのがイヤなら、貸さなくてOK。でも時間を決めよう」
✔ 「貸したくないものは特別ボックスへ」(自分だけの大事なものは、そこに入れてOK)
兄弟喧嘩は成長のチャンスでもあるから、あまり介入しすぎず、でも爆発しそうならうまくフォローできるといいですね😊
イライラしないコツ
✓「順番こ」のルールを決めておく
✓どうしても取り合いになるおもちゃは、同じものを2つ用意する
✓「交代しながら遊ぶと楽しいね」とポジティブな声かけをする
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2. ママ・パパの取り合い
「ママ、ぼくのほうを見て!」 親の気を引きたいがために、ちょっかいを出し合うことも。
特に年齢が近い兄弟だと、親の愛情をめぐる争いが日常茶飯事に。下の子が生まれたばかりの時期は、上の子が敏感になることも。

よくある「ママの取り合い」シチュエーション
✓「ママの膝の取り合い」➡ どっちも座りたくて押し合いになる。
✓「ママと手をつなぐのは僕!」➡ おでかけ中にどっちがママと手をつなぐかで揉める。つなげなかった方がいじける。
✓「ママと寝るのは僕!」➡ 寝るとき、どっちがママの隣かでケンカ。結局兄弟に挟まれギュウギュウ詰めに。ママは寝返りすらできません。
✓「ママに褒められたのはずるい!」➡ 片方がママに褒められると、もう一人が「僕も!」と被せてくる。「なんで僕のことは言わないの⁉」と嫉妬。
見た目にはわかりにくくても、心の中では「ママを取られた!」ってモヤモヤしてることが多いんです。
✨ どう対処する?
💡 スキンシップは「両方同時」に
➡ ひざに2人のせる、両手をつなぐ、両方に「大好きだよ~!」と抱きしめる。
➡ 「ママは2人とも大好きだよ!」って言葉で伝えるのも大事。
💡 「交代制」にする
➡ 「今日はお兄ちゃんがママの隣、明日は弟くんね!」みたいにルールを決めると安心。
➡ 先に決めておくと、ケンカになりにくい。
💡 「ママタイム」を個別に作る
➡ お兄ちゃんと2人だけの時間(10分でもOK)、弟とも2人だけの時間をつくる。
➡ それぞれ「ママは僕のこともちゃんと見てくれてる」と感じられる。
💡 お兄ちゃんには「弟に優しくすると特別ママタイムがある」ルールを
➡ 「弟くんに優しくできたら、あとでお兄ちゃんとママだけの時間ね♪」
➡ ママを奪われるんじゃなくて、「優しくするとママを独占できる」って思うと、少し余裕ができる。
どっちの気持ちも大事にしながら、ママを取られたと感じないようにちょっと工夫すると、喧嘩が減ってきます。でも、同じ「ママとの時間」でも、子どもによって満足の仕方が違うんですよね🤔
例えば…
- お兄ちゃんは「ママと一緒に何かをする」のが好きで、じっくり遊びたがるタイプかも。
- 弟くんは「ママに抱っこしてもらうだけで安心する」タイプかもしれない。
それぞれの「ママに甘えたいポイント」が違うから、 同じ時間を与えても、同じ満足度になるとは限らない のが兄弟育児のおもしろいところ。
✨ それぞれに合った「ママタイム」の工夫
💡 子どもの「好きな甘え方」に合わせる
➡ お兄ちゃん:「ママとおしゃべりしながら折り紙する?」
➡ 弟くん:「ママのお膝でぎゅ~ってする?」
💡 「時間よりも質」を意識する
➡ 10分でも、しっかり目を見て向き合うだけで満足度が上がる。
➡ 逆に、時間が長くても「ながら対応(スマホ見ながら、家事しながら)」だと不満になりやすい。子どもの目を見る時間を作ろう。
💡 「特別感」を作る
➡ 「○○くんだけのママタイム」と名前をつけて特別感を出す。
➡ 例えば、お兄ちゃんには「秘密のママタイム」、弟くんには「ぎゅーぎゅータイム」みたいに。
「同じ時間をとったのに、満足度が違う!」っていうのは、子どもの 甘え方のタイプ が違うからなんだよね😊それぞれの子が「ママにちゃんと見てもらえた!」って思える形にするのが大事かもしれません✨
イライラしないコツ
- 「○○タイム」として、一人ずつ特別な時間を作る
- 2人同時に抱っこやハグをして「どっちも大好き!」と伝える
- 「ママは2人とも大切に思ってるよ」と言葉で安心させる
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3. 上の子の特権vs下の子の甘え
「お兄ちゃんだけズルい!」 「まだ小さいんだからいいでしょ!」
「言葉で勝てないから、泣けば親が味方してくれる!」
言い合いがエスカレートして、一方が泣き出すと「泣いたほうが勝ち」になるパターン。 親が「泣いてるから可哀想」と判断すると、もう一方が不満を抱えることに。
「言葉で勝てばスッキリ!」みたいなの、最近増えてる感じしませんか?💦
でも、「論破=勝ち」 みたいな価値観が強くなると、結局「相手を負かすことが目的」になっちゃって、本当に伝えたいことや気持ちが置き去りになることも多いんです。
子ども同士でも、
- お兄ちゃん:「ほら、ちゃんと説明したら僕の方が正しいでしょ?」
- 弟くん:「言葉で勝てないから、泣けばママが助けてくれる!」
…ってなると、「伝え合う」じゃなくて「どっちが勝つか」 になっちゃって、お互いに納得しないままモヤモヤが残る。
✨ 「勝ち負け」じゃなく「伝え合う」ためにできること
💡 「話し合い=お互いの気持ちを知る時間」と伝える
➡ 「お兄ちゃんの言ってることもわかるよ。でも、弟くんはこう思ってるんじゃない?」って、どっちの気持ちも整理してあげる
💡 「勝ち負けじゃないルール」を作る
➡ 「相手を負かすために話すんじゃなくて、どうしたら2人とも気持ちよく終われるか考えよう!」
💡 泣いたら味方するのではなく、気持ちを言葉にするサポートをする
➡ 「泣くとママが助けてくれる」ってなると、ずっとその方法に頼っちゃうから、「泣く前に、こう言ってみたら?」 って言葉を教えてあげる
💡 「論破」じゃなく「納得感」を大事にする
➡ どっちかだけがスッキリするのではなく、「じゃあ、お兄ちゃんはこうしてみる?弟くんはこうする?」って、2人とも納得できる形を探す
「言葉が強い方が勝つ」「泣けば有利になる」じゃなくて、「伝え合ったら、お互いにスッキリする」 っていう経験を増やしてあげるのが大事な気がします😊
イライラしないコツ
- 泣いた=勝ちにならないよう、両方の話を聞く
- 「泣いたこと」ではなく「何があったか」に目を向ける
- 「どんな気持ちだった?」と、それぞれの感情を言葉にする習慣をつける
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4. 体力・感情の発散不足
眠かったり、お腹が空いていたりすると、ささいなことで衝突しやすくなります。
対策:生活リズムを整える
- 外遊びや運動の時間を確保する
- こまめにおやつや水分補給をする
- 睡眠時間を十分にとる
5. 「自分のほうが正しい」と思っている
「なんでママは弟ばっかり!」 どちらも「自分のほうが正しい」と思っていることが多いです。
対策:「どっちが悪い?」をやめる
- まずは子どもの気持ちを受け止める
- 「どうしたかった?」と聞いてみる
- 解決策を子ども自身に考えさせる
📝【チェックリスト】うちの兄弟げんか、こうなってたら「成長中のサイン」かも?
- お互いの「好き・イヤ」がしっかり主張できている
- ケンカしてもすぐ仲直りしている
- 一方的ではなく、両者に言い分がある
- ケンカしながらも相手の様子を気にしている
- 毎回同じ原因で揉めている(=ルールの練習中!)
💬こういう行動が見られるなら、実は【ケンカ=学びの時間】なんです✨
「毎日ケンカ=困ったこと」じゃなくて、「ケンカの中で社会性を育ててる」と思えると、ママも少し気がラクに☺️
兄弟げんかで親がイライラしないために
お皿の中身が同じでも「こっちのほうが大きい!」とケンカになったり、車の座席を取り合ったり…。大人から見ると「どっちでもいいじゃん!」と思うけど、子どもにとっては大問題なんですよね。でも、兄弟げんかは、決して悪いことではありません。むしろ「譲る」「折り合いをつける」「気持ちを伝える」など、社会性を学ぶ大切な機会。
1. すぐに介入しすぎない 多少のけんかは成長のチャンス!見守る姿勢も大切です。
2. 怒るのではなく「仲直りの練習」をする 「どうすればよかったかな?」と子どもと一緒に考えてみましょう。
3. 兄弟げんかが起こる前に予防策を
- 「これから〇〇をするよ」と予告する
- 兄弟それぞれの“特別な時間”をつくる
- 生活リズムを整える
「また始まった!」と思ったときこそ、 「成長してる証拠!」と思えたら、少し気持ちが楽になるはずです😊
兄弟げんかは、子ども同士が「どうやって一緒に過ごしていくか」を学んでいる時間でもあります。ママやパパは“仲裁者”というより、“気持ちを代弁してあげるナビゲーター”でいられると、イライラも少し減ってくるかもしれませんね😊
今日も兄弟げんか、おつかれさまでした🍵💕

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