子どもから「ママなんか嫌い!」と言われた瞬間、どんな気持ちになりますか?
胸がズキンと痛んで、不安や悲しみが押し寄せてきた経験、きっと多くのママがあると思います。
でも、実はこの言葉、「本当にママが嫌い」なんて思っているわけではないことがほとんど。
むしろ、その裏には「愛されている実感を得たい」「思い通りにならないことに対するイライラ」など、子どもなりのサインが隠れているんです。
この記事では、「ママなんか嫌い!」と言われた時、子どもの心の中で何が起こっているのか、そしてその言葉にどう向き合えば良いのかを、元教諭としての視点を交えながらお伝えします。
その一言、親にはズシン。でも子どもには“理由”がある
親としては、子どもに「嫌い!」と言われると心が痛みますよね。「本当に嫌われたのかも…」と不安になったり、感情が高ぶって「そんなこと言わないで!」と返してしまいがちです。
でも、ちょっと待ってください。その言葉には、実は子どもの深い気持ちが込められていることが多いんです。
子どもが「ママ嫌い!」と言うとき、それは愛情の確認や自己主張、または感情を表現する手段として出てくることがほとんど。
冷静になって、その背景を理解してあげることが、親子の信頼を深める一歩になります。
元教諭が解説!「ママなんか嫌い!」に隠れた5つの本音
子どもの言葉 | 本当の気持ち | 親ができること |
---|---|---|
ママ嫌い! | 甘えたい、見てほしい | 「そっか、今そんな気持ちなんだね」と受け止める |
もう知らない! | 自己主張、思い通りにいかない苛立ち | 「気持ちは大事だよ」と共感しつつ、ルールを伝える |
パパとばっかり話してる! | 寂しい、もっとかまってほしい | 「◯◯もお話ししたかったんだね」と寄り添う |
いなくなっちゃえ! | 本当に突き放したいわけじゃない | 「どんなときでも大好きだよ」と伝える |
ドアをバタン! | 整理できない強い感情 | 一度距離を取り、落ち着いた後で話す |
1. 甘えたいけどうまく伝えられない
子どもが「ママ嫌い!」と言った背景には、実は甘えたい気持ちが隠れていることが多いです。
例えば、お昼寝の時間が短かったり、忙しくしている時に子どもが不安になって、「ママ、見て!」という気持ちが強くなると、「嫌い!」という言葉で表現してしまうんです。
【対応方法】
「そっか、今そんな気持ちなんだね」と穏やかに受け止めてあげるだけでも、子どもは安心します。甘えたい気持ちを無視せず、少し時間を取って甘えさせてあげましょう。
2. 自己主張が芽生えた証拠
子どもが「嫌い!」と言う時、それは自己主張が強くなった証でもあります。
特にイヤイヤ期(2歳~3歳)の頃や、成長して「自分でやりたい」という気持ちが強くなると、親の言うことに反発して、意図的に反抗的な言葉を使うことが多いんです。
【対応方法】
「どうしてそう思ったの?」と聞いてあげることで、子どもの本音が見えてきます。「もっと遊びたかったのに片付けなきゃいけなかった」とか、「おもちゃが欲しかったのにダメって言われた」など、理由を聞いてあげましょう。そうすることで、次回はもっとスムーズに対応できます。
3. 感情をうまく表現できない
感情表現がまだうまくできない子どもにとって、「嫌い!」は不満や悲しみを表現するための言葉になりがちです。
「悲しい」「悔しい」「寂しい」といった複雑な感情を、子どもはまだ適切に言葉で伝えられないことが多いんです。
【対応方法】
「今、悲しい気持ちなんだね」「怒ってるんだね」と、感情をラベリングしてあげることで、子どもは自分の気持ちを理解しやすくなります。
親が心折れないために。元教諭が勧める5つの心がまえ
- 感情と人を分けて受け止める:「嫌い!」は感情の一時的な表現。子ども自身を否定してはいけません。
- NGワードに注意:「ママも嫌い」や「もう知らない!」はNG。冷静に対処しましょう。
- 気持ちのラベリングを手伝う:感情を言葉にすることで、子どもが自己理解を深めやすくなります。
- 普段から「大好き」を伝える:不安が出た時に「大好きだよ」が安心感を与えます。
- 一呼吸おいて、対応できる自分を取り戻す:感情的にならず、一度冷静になる時間を持ちましょう。
✅「ママ嫌い!」が出たときのチェックポイント🔍
- □ 保育園や幼稚園から帰った直後に言っている
- □ 寝不足・空腹など、疲れが溜まっている様子がある
- □ 兄弟や友達との関係でモヤモヤしていることがある
- □ 甘えたいのにうまく伝えられず、イライラしている
- □ 「ママにわかってほしい」気持ちが強くなっている
→ いくつか当てはまる場合は、“本音”に気づいて寄り添うチャンスかも🍀
まとめ
子どもの「ママなんか嫌い!」という言葉には、実は深い理由があります。
それは、愛情の確認、自己主張、感情の表現など、さまざまな背景が隠れています。
親としてはショックな言葉でも、子どもがそれを言うのは「もっと甘えたい」「自分の気持ちをわかってほしい」という気持ちの表れ。
その気持ちをしっかり受け止めてあげることが、子どもの心を支える大切な一歩です。
次はこちらの記事も読んで、子どもとの信頼関係を深めましょう!
🔗イヤイヤ期も大丈夫!2歳児にぴったりの絵本選びと読み聞かせ術
🔗子どものやりがちな謎行動シリーズ⑤なんでも「イヤ!」と拒否する時期の心理と対応法😊
🔗年齢別おすすめ絵本ガイドはこちら📚✨
👉 0歳から5歳までの絵本選び完全ガイド【発達に合わせたおすすめリスト付き】
📌 絵本選びに迷ったらこちら!
年齢ごとの発達に合わせたおすすめ絵本とその特徴をわかりやすくまとめました。
「この年齢にはどんな絵本がいいの?」という疑問もすっきり解決!
tupera tuperaさんの人気作品もたっぷり紹介中です♪
💡 「こんな行動も気になる?」シリーズ記事
🔗 子どものやりがちな謎行動シリーズ①ティッシュをひたすら出し続けるのはなぜ?
🔗子どものやりがちな謎行動シリーズ②ドアを無限開け閉め
🔗子どものやりがちな謎行動シリーズ③おもちゃを並べるだけで遊ばないのはなぜ?
「うちの子もやってる!」と共感したら、ぜひシェアやコメントで教えてください!
✅ほかにも育児に役立つヒントが満載!絵だから直感的にわかる
『絵でわかる子どもの心理シリーズ』お母さんが一番大きく描かれるのはなぜ?
✨ 子どものアート活動に興味がある方へ! ✨
「絵がうまい子の特徴と伸ばし方」や「自由な造形活動が絵の上達につながる理由」など、気になるテーマを詳しく解説!
また、発達段階ごとの絵の変化や、よく使う色からわかる子どもの性格についても紹介しています。
🎨 子どものクリエイティブな才能を伸ばしたい方へ!
📌 「子どもが同じものを描き続けるのはなぜ?」
📌 「子どもの絵に隠されたサインとは?発達・感情・才能の見分け方」
📌 「子どもの創造力を伸ばす5つの方法」
📌 「得意を伸ばす親の関わり方」
お子さんの才能を引き出すヒントが満載! ぜひチェックしてみてください✨
おえかき おもちゃ選び方 お母さんの絵 お母さんの絵が笑っていない お母さんの絵怖い お父さんの絵 お絵かきワーク お絵描き お絵描きの心理 くれよん イラスト クレヨン クレヨンはみ出す ケーキスマッシュ パパの絵 創造力 友達が小さい 友達の絵が小さい 子どものアート 子どものサイン 子どもの世界 子どもの工作 子どもの気持ち 子どもの絵 子育て 工作 工作嫌い 工作苦手 残酷な絵 絵 絵でわかる 絵でわかる子どもの心理 育児 育児グッズ 育児用品 自己肯定感 色塗り 色鉛筆 赤ちゃんとのおでかけ 造形 離乳食 黒い絵 黒く塗りつぶされた絵 黒く塗りつぶす心理 1歳おすすめおもちゃ
itti-blogをもっと見る
購読すると最新の投稿がメールで送信されます。