〜親が心配しすぎず、温かく見守るためのヒント〜
わが子が“血の絵”を描いたら…ドキッとしてしまいますよね。
🌱 子どもの絵に表れる「こころのサイン」
子どもは言葉でうまく気持ちを表せない分、絵が心の窓になることがあります。特に赤い絵や怪我をしているような絵を見るとドキッとしますが、意味はさまざまです。
こんな理由があるかもしれません:
理由 | 具体例 | 心配の目安 |
---|---|---|
赤が好きなだけ | クレヨンで楽しく塗っている | 特に心配なし |
想像力や興味の一環 | 戦隊ものやテレビで見た場面を再現 | 成長の一部 |
経験を絵で表している | 転んだ、誰かが怪我をした記憶 | 気持ちの整理の可能性 |
強いストレスや不安 | 暗い赤や繰り返し同じテーマ | 見守り+場合によって相談を |
🧒 年齢による「絵の意味」の違い
成長とともに、絵に込められる意味も変化します。以下の表を参考にすると、安心できる材料にもなります。
年齢 | 特徴 | 血の絵の意味 |
---|---|---|
2~4歳 | 色を楽しむ時期 | 赤=楽しい色、深い意味なし |
5~7歳 | ストーリーを描き始める | 戦いごっこや冒険ごっこの延長 |
8歳以上 | 感情を投影しやすい | ストレスや心の動きが表れやすい |
🎨 モチーフ別|絵に隠された感情を読み取るヒント
モチーフ | 考えられる意味 | 親の対応 |
---|---|---|
包丁 | 恐怖や不安、でも料理好きなだけのことも | 「なぜ描いたのか」を聞いてみる |
花 | 明るい花=安心、枯れた花=寂しさ | 色や形を見て気持ちを探ってみる |
家 | 安定した家=安心、ゆがみ=不安 | 「誰が住んでるの?」と対話を |
血 | 恐怖、痛み、または単なる表現 | 繰り返すようならゆっくり話を聞く |
「包丁の絵を描いた5歳児のケース」
ある保育士の話では、5歳の男の子が何度も包丁の絵を描いていたそうです。気になって話を聞いてみると、「テレビで見たお料理番組の包丁がかっこよかったから」とのことでした。一方で、別の6歳の子は、「お父さんが包丁を投げる夢を見た」と不安を感じていたそうです。
→ 同じモチーフでも背景は異なるため、親が冷静に話を聞くことが大切です。
「血の絵を描く子どもの気持ち」
ある7歳の女の子が、赤いクレヨンをたくさん使って血のような絵を描いていました。母親が心配して話を聞くと、「転んでひざを擦りむいたのが怖かった」と話したそうです。このように、実際の経験を絵で表現することもあります。
エピソードのように、子どもの描く絵は、その時々の気持ちや環境を反映していますが、必ずしも一つの絵から深刻な問題を読み取る必要はありません。大切なのは、子どもが安心して自由に表現できる環境を整え、日頃から対話を重ねることです。絵を通じて、子どもが何を伝えようとしているのかを優しく受け止めましょう。
Q. 子どもが何度も同じ怖い絵を描くのは大丈夫?
A. 何度も同じ怖い絵を描く場合、子どもが何かに強い関心を持っているか、不安やストレスを抱えている可能性があります。一度、「この絵について教えてくれる?」と優しく聞いてみましょう。
ただし、毎日描いている、または暴力的な絵が増えている場合は、学校での出来事や家庭環境を見直してみるのも大切です。
☘️ 親としてできる優しいサポート
- 「どういう気持ちで描いたの?」とさりげなく聞く
否定せず、関心を持って寄り添うのがポイントです。 - 絵を通じて、日常の会話を増やすきっかけに
「この人は誰?」「どうして赤くしたの?」など、会話の種になります。 - 心配なときは、一人で抱え込まず相談を
学校の先生や子育て支援センター、児童相談所などに気軽に相談して大丈夫です。
🌸 まとめ|絵は子どもからのメッセージ
子どもが描く血の絵には、必ずしも危険な意味があるわけではありません。
「その子なりの世界の表現」として、あたたかく見守ることが大切です。
不安な気持ちを絵に託せることは、ある意味で「心の整理をする力」でもあるのです。

項目 | 質問内容 | 絵の意味や心理状態 |
---|---|---|
包丁 | 子どもが包丁を描くのは大丈夫? | 不安や恐怖、攻撃的な感情を表す場合がある。料理が好きなだけの可能性も。詳細な理由を尋ねることが大切。 |
花 | 子どもが花を描くのはどんな気持ちの表れ? | ポジティブな感情を表すが、枯れた花や黒っぽい花は寂しさや孤独感を示すことがある。日常の出来事と関連性を探る。 |
家 | 家の絵から家庭環境が分かる? | 大きくて明るい家=安心感、歪んだ小さい家=不安。窓やドアの有無で閉鎖的または不安の表れ。家族関係を確認する。 |
血 | 子どもが血を描くのは危険? | 恐怖や痛み、強いストレスを表す場合がある。描かれている場所や色合いで心情を読み取ることができる。 |
虹 | 虹を描くのは良いこと? | 希望や夢を象徴するポジティブな気持ちを表すが、モノクロや不安定な形なら揺れ動く心情を表す場合がある。 |
動物 | 猛獣や怖い動物を描くのは大丈夫? | ストレスや恐怖心を抱えている可能性。動物の種類や表情、サイズなどで感情を読み解く。 |
木や森 | 子どもが枯れた木や暗い森を描くのは問題? | 元気な木=安心感、枯れた木や暗い森=不安や孤独感。木の状態や森の雰囲気から心の状態を理解する。 |
自分 | 自画像を描くのはどういう意味? | 自信や自己表現を示すことが多い。自画像の表情や姿勢で自己評価や感情の変化が見えてくる。 |
体 | 体の絵を描くのはどんな心情の表れ? | 体の部位や表現方法で心の状態がわかる。例えば、頭や手の描き方で、自己評価や欲求が見えることがある。 |
人物 | 人物の特徴から心情が分かる? | 人物の姿勢、顔の表情、周囲との関係性によって、対人関係の状態や感情の動きが反映されることが多い。 |
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