「保育園の制作で”自画像”を描く日、うちの子だけ白紙のままでした……」そんな体験をしたママ・パパも多いのではないでしょうか。
「自画像を描かないのはうちの子だけ?」「発達に問題があるの?」と感じる方もいますが、実は”描かない”ことにも大切な心のサインが隠れています。自己認識の発達・恥ずかしさ・完璧主義など、子どもの心の成長と深く関わる理由があるのです。
この記事でわかること:
- 自画像を描かない4つの心理的な理由
- 年齢別(3歳・4〜5歳・6〜7歳)の発達サインと関わり方
- 遊びながら「描くきっかけ」を作る4つのワーク
- 安心できるチェックリストと専門家への相談タイミング
- 作品を大切に扱うことで育つ自己肯定感

「描かない・やりたくない」子どもの気持ち
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自画像を描かない・絵を嫌がる・白紙のまま……気になるパターン別に「どう見ればいいか・どう関わればいいか」をまとめたガイドです。一人で悩む前にチェックしてみてください。
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なぜ子どもは自画像を描かないの?4つの心理的な理由
「描けないのかな?」「描きたくないのかな?」と心配になるかもしれませんが、実はそこにはいくつかの心の動きが隠れています。
① 自分を客観視する力がまだ育ちきっていない
「これは自分だ」と認識して絵に表すには、ある程度の自己理解が必要です。幼児期はまだ”自分”と”他人”を行ったり来たりする時期。鏡に映る自分と写真の自分が違って見えて混乱するのも自然なことです。
② 「見られるのが恥ずかしい」気持ち
自画像は「他の人に見せる可能性があるもの」。「変だと思われたくない」「下手だと思われたくない」——そんな気持ちが強くなると、描くこと自体を避けてしまいます。特に6歳前後からは他人の目を強く意識し始めるので、この傾向はよく見られます。
③ 完璧に描けない自分を見せたくない
「どうせうまく描けないなら描かない」——これは怠けているのではなく、小さな自己防衛の一つです。未熟な自己評価と完璧主義がぶつかり、「失敗した自分を直視したくない」という心の声につながっています。
④ 「描きなさい」がプレッシャーになっている
親や先生の「描きなさい」「上手に描こうね」という声かけは、子どもにとって「自由な遊び」ではなく「やらされる課題」に変わってしまうことがあります。主体性が奪われると、あえて描かないという形で抵抗を示す子も少なくありません。
年齢別の「描かない理由」と発達サイン・関わり方
「年齢のせいかな?」と感じたら、まずは年齢ごとの発達段階をチェックしてみましょう。

3歳ごろ:まだ「描く目的」が見つからない時期
この時期は「描く=何かを表す」よりも、線や形を動かす感覚を楽しんでいる段階です。「描かない」ことよりも、「なぐり描き」「線を引く」などの動きがあればOK。感覚遊びに興味が移っていたり、言葉やごっこ遊びなど別の表現力が伸びていたりします。
関わり方:「絵を描こう」よりも「クレヨンで線を走らせてみよう」など、感覚を楽しむ声かけが◎
4〜5歳ごろ:「上手に描けない」もどかしさ
「思ったように描けない」ことが原因で描く意欲が下がることがあります。頭の中でイメージができている分、手の動きが追いつかずに「やーめた」となることも。自己評価が育ち始め「上手・下手」を意識し始めた時期です。
関わり方:「上手だね」よりも「その色きれいだね」「楽しそうに描いてるね」とプロセスを褒めるのがポイント。
6〜7歳ごろ:心が「現実」を求める時期
小学校に上がると「何を描いたの?」と聞かれる場面が増え、「絵=評価されるもの」と感じて避けるケースも。自己表現が内向的になり、現実的な思考が育ち空想より「正しさ」を重視するようになります。
関わり方:無理に「描かせよう」とせず、「○○の思い出を描いてみようか」など体験から描くきっかけを与えると自然に戻ります。
お風呂の時間を、そのまま自由なアトリエに
- お風呂の壁や浴槽に滑らかに描けて、シャワーで綺麗に流せます
- 持ちやすい太めの形状で、小さなお手てでもしっかり握れます
- 水に濡れてもドロドロに溶けにくく、お片付け用のネットも付属
遊びながら「自分を描く」きっかけを作る4つのワーク
子どもが自画像を避けるときも、ちょっとした工夫で「描くこと」を遊びに変えられます。

① 鏡の観察ゲーム(5〜10分)
小さな鏡を持って一緒に顔を見ながら遊びます。「笑ってみて!眉はどうなるかな?」と表情ごとに名前をつける。自分の顔を意識するきっかけになり、表情と言葉をつなげる練習になります。
② 部分だけチャレンジ(約10分)
「今日は”目だけ”描こう」などテーマを絞る。大きさや色を自由に選ばせます。全部を仕上げなくてもOKなのでハードルが下がり、達成感を得やすくなります。
③ 親の「へん顔」ミニ劇場(3〜5分)
親がわざと変な顔を描いて子どもに見せる。子どもを誘って一緒に真似してみます。「絵は遊び」というメッセージを伝えられ、正解探しから解放されます。
④ 親子で一緒に作る「共同制作」
1枚の紙を親子で分担して描く。たとえば親が輪郭を描き、子どもが髪や色を担当します。できあがった作品に「親子共同作品」と書いて飾ると、子どもは誇らしい気持ちになります。
よくある質問(Q&A)
Q:自画像を描かないのは発達の遅れですか?
A:多くの場合、発達の個性です。自分を客観的に見る力(自己認識)は少しずつ育っていく途中の自然なプロセス。「顔を描かない=遅れている」ではなく、心の成長段階の違いと考えて大丈夫です。
Q:無理に描かせた方がいい?
A:無理強いはNGです。「描かない」ことも表現のひとつ。遊びやお絵かきの中で「描いてみたい」と思えるような安心できる環境づくりが大切です。親が焦らず見守る姿勢が、のびのびとした自己表現につながります。
Q:いつまでに描けるようになるの?
A:一般的には5〜7歳ごろに「自分の顔を描く楽しさ」が自然に芽生えてきます。そのころには自己肯定感や「自分を表現したい」という気持ちも一緒に育っていきます。
Q:どんな声かけが効果的?
A:「ちゃんと描きなさい」より「描きたくなったらでいいよ」が効果的です。困っているときは「どの部分が難しい?一緒にやってみようか」、できあがったときは「この色の組み合わせ面白いね!」とプロセスに注目した声かけがおすすめです。
Q:専門家に相談するタイミングは?
A:遊び全般への興味が極端に少ない、言葉や対人交流に明らかな遅れや不安がある場合は、地域の保健センターや発達支援の相談窓口に相談してみましょう。「診断のため」だけでなく、日常での関わり方を一緒に考えてもらえる場所です。

✅ まとめ:「描かない」時期は、心が育っているサイン
- 自画像を描かない理由は4つ:自己認識の未発達・恥ずかしさ・完璧主義・プレッシャー。どれも心の成長と深く関わっている
- 年齢によって理由が変わる。3歳は感覚遊びの延長、4〜5歳は「うまく描けない」もどかしさ、6〜7歳は「評価されたくない」という意識の芽生え
- 遊びながら描くきっかけを作るワークが効果的:鏡の観察ゲーム・部分だけチャレンジ・へん顔ミニ劇場・親子共同制作
- 「ちゃんと描きなさい」よりも「描きたくなったらでいいよ」——安心感を与える声かけが自己肯定感と表現意欲を育てる
- 描いた作品を大切に扱うことで「自分の表現を受け止めてもらえた」という体験が積み重なり、次の表現への意欲につながる
- どの子にも「描く時期」はちゃんと訪れます。焦らず、「表現したい」と思えるタイミングを温かく待ってあげましょう
「描かない」は失敗でも遅れでもありません。子どもが自分のペースで心を育てている途中のサインです。
- 好みの長さに調節できて折れにくい繰り出し式
- 弱い筆圧でもスムーズに描ける優れた発色
- 描いたあとにすぐ乾く、にじみ防止仕様
- 色が綺麗に重なり、表現の幅が広がる
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正解を探すより、
「この子の場合はどうだろう?」と立ち止まる時間を。
※唯一の正解はありません。その子に合うかどうかを、一緒に考えませんか。
いっちー
元小学校教員(15年)
ベビー&キッズ専門フォトグラファー
小学校で15年、子どもたちの育ちを間近で見てきました。その経験から、ベビー&キッズ専門フォトグラファーへ転身。
レンズを通して感じる毎日——
かわいい。謎い。純粋すぎる。
「うちの子、大丈夫かな」という不安がそっとほぐれるような記事を書いています。
この場所で書いていること
・ 子育てあるある
・ 毎日の小さな楽しみを見つけるヒント
・ 絵や行動から読み取る子どもの心


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