
子どもが描く絵には、その子の個性や才能がたくさん詰まっています。特に「この子、ちょっと独特な絵を描くな…?」と思ったら、それは創造力が豊かなサインかもしれません!
今回は、絵の中に見られる「クリエイティブな才能」のヒントを紹介しながら、お子さんの才能を伸ばす方法についてもお伝えします。
1. 独特な色使いをする子は色彩感覚が優れている?
「空は青、太陽は黄色」と決まった色を使わずに、紫の空や緑の顔を描く子どもは、色彩感覚が鋭い可能性があります。大人の固定観念にとらわれず、自分なりの表現をすることで、色の組み合わせを自然と学んでいるのです。5歳のある女の子が、ピンクの太陽を描いたことに驚いたけれど、理由を聞くと『夕日がオレンジだから、もっとおしゃれにしたかった』と嬉しそうに話していました。その色彩感覚に驚かされた瞬間でした。

才能を伸ばすポイント
- クレヨンや絵の具など、さまざまな画材を用意する
- 「なんでこの色にしたの?」と尋ねる(否定せず興味を持つ)
- いろいろなアート作品を見せて感性を刺激する
2. 構図にこだわる子は将来デザイナー向き?
人物を端に寄せたり、余白を上手に使ったりと、普通の子どもが描く絵とは違うバランス感覚を持つ子は、空間認識能力が高いかもしれません。将来、建築やデザインの分野で才能を発揮する可能性も!
才能を伸ばすポイント
- パズルやブロック遊びを取り入れる
- 観察力を鍛えるために写真やイラストを一緒に分析する
- 「この構図、かっこいいね!」とポジティブに声をかける

3. ストーリーを作るのが得意な子は脚本家タイプ?
絵を描くときに「これは○○ちゃんが冒険してるところ!」とストーリーを語る子は、創造力が豊かで、物語を作る才能を持っている可能性があります。こうした子どもは、表現することが好きなので、絵以外にも文章や演劇、映像などの分野で活躍するかもしれません。

才能を伸ばすポイント
- 絵本の続きを一緒に考えてみる
- 自分で作った絵にセリフや説明を書かせてみる
- 紙芝居やごっこ遊びでストーリーを形にする
創造力が豊かな子どもの特徴とは?チェックリストで確認!
創造力のある子どもには、共通する特徴があります。
以下のチェックリストを参考に、お子さんに当てはまるものがあるか確認してみてください。
想像したことを自由に絵や言葉で表現する
ひとつの遊びを自分なりにアレンジして楽しむ
「もしも〇〇だったら?」と空想するのが好き
普段と違うものの見方をする(雲の形を動物に見立てるなど)
ルールにとらわれずに発想することが多い
物語を作るのが好き
図鑑や本を見ながら、自分なりの解釈をする
色の組み合わせやデザインにこだわる
「なぜ?」と疑問をたくさん持つ
失敗してもめげずに試行錯誤する
Q&A:子どもの絵の才能の見分け方
質問 | 回答 |
---|---|
子どもの絵が上手かどうかの基準は? | 「上手さ」よりも、「自分なりの表現」ができているかを見てみましょう。大人のようなリアルな絵が描けなくても、色や形に独自性がある子は創造力が豊かです。 |
具体的にどんな点を見ればいいの? |
|
年代別:子どもの創造力の発達
3歳ごろ
- クレヨンや絵の具をぐちゃぐちゃに塗る
- 意味のある形ではなく、色を使って楽しむ
- 「これは〇〇だよ!」と後から意味をつけることが多い

ぐちゃぐちゃに塗ることの大切さ
ぐちゃぐちゃに塗るのも、感情を表現したり、手の動かし方を学んだりする大切な過程です。
ぐちゃぐちゃに塗ることのメリット
- 感覚遊びとして楽しい(触覚や視覚を刺激する)
- 色の混ざり方を自然に学ぶ
- 指先や手首の動きを鍛える
- 「こうしなきゃいけない」というルールから解放される
見守るポイント
- 「ちゃんと描いて!」と言わず、楽しんでいることを大切にする
- 色の変化や筆の動かし方を一緒に楽しむ
- 作品について「この色、きれいだね!」などポジティブな声かけをする
5歳ごろ
- 人や動物など具体的な形を描くようになる
- 物語性のある絵を描き始める
- 細かい部分までこだわる

7歳以降
- 遠近法を意識し始める
- 描くテーマに興味や感情が反映される
- 色彩やデザインの組み合わせに独自のセンスが出てくる

有名な画家の幼少期エピソード
パブロ・ピカソ 幼少期から大人顔負けのデッサンを描いていたと言われています。彼の父親が画家で、幼い頃から専門的な指導を受けていました。
フィンセント・ファン・ゴッホ 子どもの頃から独特な色彩感覚を持ち、絵を描くことに没頭していました。感情豊かな表現が、のちに彼の作品に強く反映されました。
レオナルド・ダ・ヴィンチ 幼少期から観察力が鋭く、動植物をスケッチすることが好きでした。絵画だけでなく、科学や建築にも興味を持っていたそうです。
創造力を伸ばすには?(おすすめの画材や遊び方)
子どもの創造力を育むには、自由に表現できる環境が大切です。以下のような方法を取り入れてみてください。
自由に描けるスペースを作る(壁に大きな紙を貼るなど)
いろいろな画材を試す(色鉛筆、クレヨン、絵の具、パステルなど)
親が「正解」を押し付けない(自由な発想を尊重する)
展覧会ごっこをする(描いた絵を壁に飾り、家族で鑑賞する)
こうした環境を整えることで、お子さんの創造力はぐんぐん育っていきます。
手が汚れにくい!色鉛筆とクレヨンのいいとこどり!折れないクレヨンをチェック
まとめ
子どもの創造力は、単に「絵が上手い」だけではなく、「自由に表現できる力」にあります。お子さんが楽しんで創作しているなら、その才能を伸ばしてあげることが大切です。たくさんの素材や環境を用意し、のびのびと表現できる場を作ってあげましょう。「ちょっと変わった絵を描くな…」と思ったら、それは創造力の豊かさの表れかもしれませんので、大人の価値観で「普通」と決めつけず、お子さんの個性を伸ばす工夫をしてみましょう!
子どものクリエイティブな才能を伸ばすヒントをもっと知りたい方へ!
子どもの絵に隠されたサインとは?発達・感情・才能の見分け方を読む
「子どもの創造力を伸ばす5つの方法」
「得意を伸ばす親の接し方」
「絵がうまくなる秘訣は自由な造形活動!おうちでできる簡単アイディア5選」
子どもの気持ちがわかる!物語を使った共感力の育て方 – itti-blog
年齢別おすすめ絵本ガイドはこちら

0歳から5歳までの絵本選び完全ガイド【発達に合わせたおすすめリスト付き】
絵本選びに迷ったらこちら!
年齢ごとの発達に合わせたおすすめ絵本とその特徴をわかりやすくまとめました。
「この年齢にはどんな絵本がいいの?」という疑問もすっきり解決!
tupera tuperaさんの人気作品もたっぷり紹介中です♪
「こんな行動も気になる?」シリーズ記事
子どものやりがちな謎行動シリーズ①ティッシュをひたすら出し続けるのはなぜ?
子どものやりがちな謎行動シリーズ②ドアを無限開け閉め
子どものやりがちな謎行動シリーズ③おもちゃを並べるだけで遊ばないのはなぜ?
「うちの子もやってる!」と共感したら、ぜひシェアやコメントで教えてください!
ほかにも育児に役立つヒントが満載!絵だから直感的にわかる
『絵でわかる子どもの心理シリーズ』お母さんが一番大きく描かれるのはなぜ?
子どものアート活動に興味がある方へ!
「絵がうまい子の特徴と伸ばし方」や「自由な造形活動が絵の上達につながる理由」など、気になるテーマを詳しく解説!
また、発達段階ごとの絵の変化や、よく使う色からわかる子どもの性格についても紹介しています。
子どものクリエイティブな才能を伸ばしたい方へ!
「子どもが同じものを描き続けるのはなぜ?」
「子どもの絵に隠されたサインとは?発達・感情・才能の見分け方」
「子どもの創造力を伸ばす5つの方法」
「得意を伸ばす親の関わり方」
お子さんの才能を引き出すヒントが満載! ぜひチェックしてみてください
次に読むべき記事

「叱らなきゃ」と思い込む必要がなくなり、親も心に余裕が生まれる共感育児>>>
おもちゃ おもちゃサブスク おもちゃ選び方 お母さんの絵 お絵描き お絵描きの心理 お食事エプロン くれよん イラスト クレヨン クレヨンはみ出す ケーキスマッシュ 創造力 同じ絵を描く 子どもと一緒 子どもと楽しむ 子どものアート 子どものサイン 子どもの世界 子どもの工作 子どもの心理 子どもの才能 子どもの残酷な絵 子どもの特徴 子どもの絵 子育て 工作 工作嫌い 工作苦手 想像力 正解がない遊び 気になるお絵描き 筆圧 筆圧が弱い 筆圧が強い 絵 育児 育児グッズ 育児用品 色塗り 色鉛筆 赤ちゃんとのおでかけ 造形 離乳食 1歳おすすめおもちゃ
Share this content:
itti-blogをもっと見る
購読すると最新の投稿がメールで送信されます。
4 thoughts on “こんな絵を描く子は天才肌?創造力が豊かな子の特徴”