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子どもの絵の「太陽の位置」からわかる気持ち|心理と心のサインを読み解くヒント
子どもの絵に出てくる「太陽」、どこに描かれていますか?
何気なく見ていた子どもの絵。よく見ると、太陽が左上だったり、右上だったり、時には真ん中にぽつんと描かれていたり…。
実はこの「太陽の位置」には、子どもの気持ちや心理状態が表れていることがあるんです。
「えっ、そんなことまでわかるの?」と思われたかもしれませんね。
私自身、教員時代にたくさんの子どもの絵を見てきましたが、絵は言葉にできない心のサインを伝えてくれることが多々ありました。
この記事では、子どもが描く「太陽の位置」に注目して、そこからどんな気持ちが読み取れるのかを、わかりやすくお話しします。
🌞 太陽の位置でわかる!子どもの気持ちと心理状態
「太陽は、右上に描かれていると元気で、左上だと元気がない」
そんなふうに、昔からよく言われることがあります。

もちろん、必ずしもそうとは限りません。でも、ちょっとした変化に気づくヒントとしては、とても面白い視点です。
子どもが描く絵には、そのとき感じている気持ちや心の状態が、無意識にあらわれることがあるんですね。
☀️ 右上に描かれる太陽:前向きでエネルギーいっぱい!
右上に大きく描かれた太陽には、活発さや前向きな気持ちが表れやすいです。
お天気で言えば「晴れ」。
気持ちの中にも「晴れやかさ」や「元気」がある時に、自然と右上に太陽を描く子が多いのです。

特に、ニコニコ笑っていたり、光がたくさん出ていたりするときは、気分が安定していて、自分を表現できているサインかもしれません。
🌅 左上や左下に描かれる太陽:ちょっと疲れてる?心のエネルギーが控えめな時も
反対に、太陽が左上や左下に描かれているときは、少し気持ちが沈んでいるのかもしれません。
- 学校や園でちょっと疲れた
- 頑張りたいけど、うまくいかない
- おうちのことで心がざわざわしている
…そんな気持ちが、絵のすみに表れることもあります。
特に、以前は右上に描いていたのに急に左に移った場合は、ちょっと気にして見てあげたいサインかもしれません。
◆ 同じ絵ばかり描く子ども
👉 「太陽を毎回同じ場所に描く子もいれば、何度も同じモチーフを繰り返す子もいます。」
➡ “同じ絵ばかり描く”のはなぜ?子どもの心に寄りそうヒント_
変化が見えたら、まずは「気づいてあげる」ことが大切
太陽の位置が変わったからといって、「どうしたの?」「なにかあったの?」とすぐに問い詰める必要はありません。
大事なのは、気づいて、そっと心に寄り添うこと。
「今日はこっちに太陽描いたんだね」
「この絵、なんだか素敵だね」
そんな何気ない声かけが、子どもにとって安心できる居場所になります。
◆ 手足が多い・少ない絵を描く子ども
👉 「人物の描き方にも、子どもの心が表れることがあります。」
➡ 手足が多い・少ない子どもの絵にはどんな意味がある?_
🎨 太陽の「色」や「形」にも子どもの気持ちがあらわれる?
太陽は「位置」だけでなく、「色」や「形」からも、子どもの心の様子が見えてくることがあります。
🌞 明るい色で描かれる太陽は、気持ちも晴れやか
- 黄色やオレンジの太陽は、元気・安心・前向きな気持ちの表れ。
- 光をたくさん放っていたり、にこにこ笑っていたりする太陽は、心の中も晴れているサインかもしれません。
🌥 暗い色や細かい線が多い太陽は、ちょっと気になるサインかも
- 黒や灰色、茶色など暗めの色で太陽を塗る場合、気持ちが沈みがちだったり、怒りや不安を抱えている可能性も。
- ギザギザの線やバラバラの形で描くときも、心がザワザワしている時期かもしれません。

もちろん、すべてが心理と結びつくわけではありません。
ですが、日々の様子と照らし合わせて見ることで、小さな変化に気づくヒントになるのです。
◆ 無表情・黒い色の絵
👉 「黒や灰色の太陽を描いたとき、ちょっと気になるなと思ったら…」
➡ “黒い色”や“無表情”の絵に込められた子どもの気持ち_
👶 年齢別|子どもが描く太陽の特徴と発達の違い
子どもの描く太陽の形や描き方は、年齢や発達段階によって大きく変わってきます。成長の過程として見ることで、今どんな発達のステージにいるのかもわかります。
● 2〜3歳ごろ:ぐるぐる線の中に太陽の「イメージ」が出てくる時期
- まだ形ははっきりせず、ぐるぐるとした線の中に、「あたたかさ」や「明るさ」を感じるような表現が出てくることも。
- 色使いも自由で、太陽=赤・黄という固定概念はまだありません。
● 4〜5歳ごろ:太陽に「顔」が出てきたり、放射線が伸びたり
- 太陽を丸で描き、その周囲に「線(光)」を描く子が増えてきます。
- にっこり笑った顔の太陽など、感情表現も絵の中に表れるように。

● 6〜7歳ごろ:位置やバランスを意識し始める時期
- 空の右上や左上に、きちんと太陽を配置するように。
- 色や大きさのバランスを考えながら、構図を作る力が育ってきます。
- 「今日見た空」「心に浮かんだ景色」を再現しようとする意識が芽生えます。
● 小学生以降:観察力や感情の表現が豊かに
- 実際の空の色や光の当たり方、時間帯などを取り入れて描くように。
- 太陽が夕日だったり、影ができていたりと、より現実と気持ちが融合した絵になってきます。
◆ 絵が上手くなる子はどんな子?
👉 「太陽の絵だけでなく、全体の構図からもその子の成長や理解力が見えることもあります。」
➡ 絵が上手くなる子はどんな子?その秘密は〇〇にあった_
💡 子どもの絵は「成長の記録」でもある
同じ太陽でも、年齢や気持ちによって全くちがった描かれ方になります。
それが「発達」としての自然な流れであり、絵はまさに「心のアルバム」なのです。
「あの頃はこんな太陽を描いていたなぁ」
「このとき、ちょっと心配だったよね」
そんなふうに、絵を通じて子どもとの時間を振り返れるのも、すてきなコミュニケーションです。
🧑🏫 元教諭の視点から:絵は“心のつぶやき”のようなもの
教室でたくさんの絵を見てきた中で感じたのは、絵は「言葉にできない気持ち」のつぶやきだということ。
言葉では表現できないことも、絵になら描ける。
描いた後にスッキリする子もいれば、自分で気づきを得る子もいます。
太陽の位置に限らず、ちょっとした変化に気づけると、子どもとの関わり方が変わるかもしれませんね。
◆ 家族の絵に現れる子どもの心理
👉 「太陽と同じように、“家族の描き方”も大切なサインです。」
➡ “家族の絵”から見えてくる、子どもの本当の気持ち
🪄 おわりに:絵を通じて、子どもの気持ちを感じ取るやさしさを
この記事を読んでくださったあなたは、きっと「子どもの気持ちをもっと知りたい」と思っている、やさしい親御さんや先生だと思います。
完璧に読み取れなくても大丈夫。
大切なのは、「気づこうとする気持ち」そのものです。
今日描かれた絵の中に、明日への小さなヒントが隠れているかもしれませんね。
🔗 関連記事リンク
◆ 引っ越し・入園・転校で絵に影響?
👉 「環境の変化が絵にあらわれることも。太陽が小さくなった?顔が消えた?」
➡ 引っ越し・転園後の絵が変わった?その変化に寄りそう方法_
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こんにちは!ITTI-BLOG(イッチーブログ)を運営している、いっちーです!
教諭として15年以上勤務した後、カメラマンとして独立。
教育と写真、どちらも「子どもと向き合う」ことを軸に歩んできました。
わが家の息子たちは、小さいころはお絵描きに見向きもしなかったけれど、造形遊びやパステルアート、リトミックなどを通して少しずつ表現の楽しさに気づき、今ではポスターや工作で賞をもらうまでに!✨
そんな経験をもとに、
子どもの心と表現の成長を、親子で一緒に楽しむヒントを発信しています。
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