
子どもの絵をもっと上手にさせる秘訣を知りたいと思いませんか?実は、コツを押さえることで、子どもたちの絵がどんどん豊かになっていくんです。でも、ただ“上手に描く”だけが目的ではありません。
絵を上手くするスキルのために有効なのが「造形」です。
保育における造形の意義は、子どもたちの創造力や表現力を引き出し、感性を豊かに育てる点にあります。造形活動を通じて、子どもたちは自分の感じたことや考えたことを形にすることで、自己表現の喜びを体験します。また、手や指を使った作業は、細かな動きを鍛え、運動能力の発達にもつながります。さらに、絵や工作を通じて他者と関わり、協力する機会を得るため、社会性やコミュニケーション能力も育まれるのです。

造形活動が与える主なメリット
メリット | 説明 |
---|---|
創造力と表現力の向上 | 自分のアイデアを自由に形にできるため、子どもの独自の創造力が発揮されます。 |
感覚と手の発達 | 物を触る、切る、貼るなどの動作を通して、指先の細かい動きや感覚が鍛えられます。 |
達成感と自信の育成 | 自分で作り上げた作品を見て「できた!」という達成感が芽生え、自信につながります。 |
自己表現の喜び | 言葉では表現できない感情や思いを形にできるため、自己表現の大切さを学びます。 |
協調性の向上 | グループでの制作や共同作業を通じて、他者との協力やコミュニケーション能力が高まります。 |
おうちで楽しむ造形!紙皿・手形アート・トイレットペーパー芯工作アイデア
雨の日や長期休み、ちょっとした時間に子どもと一緒に楽しめる工作アイデアを紹介します!紙皿・手形アート・トイレットペーパー芯を活用した簡単&楽しいアートで、思い出作りをしませんか?

紙皿アートの応用
紙皿は軽くて丈夫で、さまざまなアートに活用できて便利!無地の紙皿をストックしておくとおうち遊びに使えます。以下のアイデアで工作をレベルアップ!
1. 仮面(マスク)を作る
こどもって仮面好きですよね。うちの子は節分の鬼も率先してやりたがります。紙皿じゃなくてもお菓子の箱や段ボール、穴が開けられそうなものを見つけると作って遊んでいます。
🖌 材料:紙皿、ハサミ、色紙、絵の具、ゴムひも
👦 幼児向け:目の部分に穴を開けて、シールやクレヨンでデコレーション
👧 小学生向け:動物やヒーローのマスクを作り、毛糸や羽根でアレンジ
2. 紙皿時計
「何時にお店は開きますか?」「ピザを何時に届けてください♡」など、作った時計を使って時計を読む練習を兼ねておままごとをするのもいいですね。使ってみると、改良方法を思いつくようで、「ちょっと直してくる!!!」なんてことも。ほほえましいですよね。
⏰ 材料:紙皿、割りばし、画用紙、針金
🖍 作り方:
- 紙皿に1〜12の数字を書き、時計の盤面を作る
- 割りばしや画用紙で時計の針を作り、真ん中に取り付ける
- 針を回せるようにすれば、おもちゃの時計として遊べる
3. 季節ごとのアレンジ
「かぼちゃやおばけの顔はどんなにしようかな」「ここに飾りたいんだけど、どんな風に飾ろうか」など、子どもが自分で考えて動けるようにすると思わぬアイデアが出てきてびっくりさせられるかも。
🎃 ハロウィン:かぼちゃ・おばけの顔を描いて、飾りに!
🎄 クリスマス:サンタやリースのデザインで華やかに
🎎 ひな祭り:お雛様とお内裏様を描いて、ひな壇風アート
手形・足形アートの応用
赤ちゃんの成長記録としても使える手形・足形アート。家族みんなで楽しめる作品にアレンジしてみましょう!
1. 成長記録として活用
📆 アイデア:月齢ごとに手形を取り、1年分を並べて成長を実感しましょう。日付、月齢、できるようになったこと、こんなしぐさがかわいい、初めていった場所などコメント(ひらがながおすすめ)を添えておくと、子どもが少し大きくなった時に喜んで眺めます。
2. ファミリーツリーアート
🌳 材料:画用紙、絵の具、筆
👨👩👧👦 作り方:
- 手のひらに緑の絵の具をつけ、画用紙にペタッと押す
- 家族全員の手形を重ねて、葉っぱのようにアレンジ
- 茶色の絵の具で木の幹を描けば、世界に一つのファミリーツリーの完成!
大きな画用紙は保存の際に折れたり、よれたりしやすいので、フレームに入れておくといいですね。
3. 足形を使った恐竜&動物アート
🦖 恐竜:足形を恐竜の胴体に見立て、目やしっぽを描き足す
🐘 動物:足形をひっくり返して、象やキリンに変身させる
🔗「子どもの才能を最大限に引き出すための科学的アプローチと最新環境づくり」
トイレットペーパー芯工作のバリエーション
トイレットペーパーの芯を使った工作は、アイデア次第でいろいろな作品に!芯がたまるまで、待ち遠しい感じです。
1. キャラクター作り
🐻 動物:茶色の紙を貼ってくま、白ならうさぎ、黄色ならひよこに!
👸 お姫様&ヒーロー:マントや王冠を作ってごっこ遊びにも
2. 動くおもちゃを作る
🚀 ゴムで飛ぶロケット:トイレットペーパーの芯の下にゴムを張って飛ばせるロケットを作る
🚗 走る車:ペットボトルのキャップをタイヤにして、坂道で走らせて遊ぼう
3. 簡単パペット
🧸 作り方:
- トイレットペーパーの芯に顔を描く
- 画用紙で耳や髪をつけて動物やキャラクターにする
- 指を入れて動かせるパペットのできあがり!
紙コップや梱包材のぷちぷち、段ボール、発泡スチロールなども楽しく遊べます。特別な道具は必要ありません。ちょっとした工夫でおうち時間を楽しくする手作りアート、ぜひ試してみてください!

発達段階ごとの造形遊びのポイントも知っておこう
1~3歳:指先を使った遊び中心
この時期の子どもは、まだ道具を上手に使うのが難しいため、「手で直接楽しむ」造形遊びがぴったり!
🖐 おすすめの遊び
- フィンガーペインティング:指で絵の具を広げ、色の変化を楽しむ
- スタンプ遊び:野菜やスポンジを使ってポンポン押す
- ちぎり絵:カラフルな紙をちぎって貼り付ける
👀 ポイント
- 完成度より「触る・動かす・試す」ことを楽しむ
- 失敗を気にせず、自由に表現できる環境を作る
4~6歳:ハサミやのりを使った細かい作業に挑戦
手先の器用さが増し、ハサミやのりを使った工作ができるように!
✂️ おすすめの遊び
- 折り紙+切り絵:折った紙を切って模様を作る
- のりを使ったコラージュ:雑誌やチラシを切り抜いて貼る
- 紙コップ工作:紙コップを使って動物やロボットを作る
👀 ポイント
- 「道具を使う楽しさ」を知る
- 形や大きさにこだわる子も出てくるが、できるだけ自由にさせる
小学生:より創造的な表現にチャレンジ!
イメージを形にする力が育ち、より高度な表現ができるように。
🎨 おすすめの遊び
- 漫画風の絵を描く:ストーリーを考えて描く
- 立体工作:ダンボールや紙粘土でオリジナル作品を作る
- 自作のキャラクターをデザインする
👀 ポイント
- 「こんな表現もできるよ!」と新しい技法を紹介してみる
- 完成した作品に対して「すごいね!」だけでなく「ここにこだわったんだね!」と具体的に褒める
絵が好きな子どもを伸ばすための親の関わり方
1. どんな声かけをすると自信をつけやすい?
子どもの絵に対して、「うまい」「かわいい」だけでなく、以下のような声かけをすると自信につながります。
✅ 「この色の組み合わせ、すごく面白いね!」
✅ 「この部分、どうやって描いたの?工夫してるね!」
✅ 「すごく楽しそうな絵だね!何を考えながら描いたの?」
「自分の絵には価値がある」と思えるように、結果ではなく過程に注目した声かけをしましょう!
2. 間違いを指摘せず、試行錯誤できる環境を作る
子どもは試行錯誤を繰り返しながら成長します。親がすぐに「こうしたほうがいいよ」と直してしまうと、創造力を発揮しにくくなります。
✅ 大人が正解を示さない:「空って青く描くんだよ」ではなく、「今日はどんな空にしよう?」と問いかける
✅ 自由に選ばせる:「何を描く?」より「今日はどの色を使ってみる?」など選択肢を広げる
✅ 途中経過も認める:「完成しなくてもいいよ」と伝え、途中のアイデアも大切に
3. 絵が苦手な子も楽しめる造形活動の工夫
「絵を描くのは苦手…」という子でも、アートに触れることで表現する楽しさを感じられます。
🎭 工夫ポイント
- 型を使う:「自由に描いてみよう!」ではなく、ステンシルや型抜きを使うと安心感がある
- 道具を変える:筆以外に、スポンジや歯ブラシを使ってみる
- コラージュを取り入れる:絵を描くだけでなく、シールや紙を貼る作業も加える
まとめ 造形活動は自由さが大事
おうちでの造形活動は、何より自由さを大切にしましょう。子どもたちが「うまく描こう」と思いすぎず、自分の想像したものをのびのびと形にできる環境を作ってあげることが大切です。「絵がうまい」ことを目指すのではなく、楽しみながら表現することに焦点を当てると、子どもたちは自然と豊かな創造力を育んでいきます。
✔ 1~3歳:指で触れる体験を大切に
✔ 4~6歳:道具を使って表現の幅を広げる
✔ 小学生:創造的なアイデアを形にする
✔ 親の関わり方:子どもが試行錯誤できる環境を作り、結果よりも過程を褒めることが大切!

造形活動は、単に絵をうまく描くためのスキルを育てるだけでなく、子どもの内面的な成長を支える大切な時間。親子で一緒に楽しみながら、感性豊かな子どもに育っていくサポートをしていきましょう。
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