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「ぐちゃぐちゃ」「すみっこ」「丸ばかり」など、子どもの絵に見られる不思議な特徴。
実はそこには、安心したい気持ちや小さなSOSが隠れていることも。
不安な親御さんが“安心”できる心理解説と声かけ例をまとめました。
子どもの絵に登場する ぐるぐる丸やぐちゃぐちゃ線。
「これって何かのサイン?」「発達に問題あるの?」と不安になって検索した方も多いのではないでしょうか。
実は、子どもの絵には心の動きや発達段階 が表れていることがあります。もちろんすべてが心理を示すわけではありませんが、絵を通してお子さんの気持ちを知るヒントになるんです。
この記事では「丸ばかり描く」「すみっこに小さく描く」「ぐちゃぐちゃ絵ばかり」など、よくある子どもの絵の特徴を心理の視点で紹介します。
「え、これって大丈夫?」と不安に思う親御さんも、安心材料を見つけられるはずです。
【心理分析】子どもの絵にあらわれる心のサインとは?
丸ばかり描くのは「安心したい」気持ちの表れ

お子さんがひたすら丸を描いていることはありませんか?
実は「丸」は 安心・安全・心地よい自分の世界 を象徴していることが多いんです。
・お母さんのおなかの中
・毛布にくるまれた感覚
・自分だけの安心できる空間
こうした感覚が「丸」として表れるのです。
逆に、突然カクカクした線が多くなると、ちょっとした不安のサイン かもしれません。
🌼1)丸があらわす気持ちとは?
子どもが「まる」をたくさん描くのは、ただの落書きではなく“心の動き”を表していることがあります。
- 安心・包まれたい気持ち
まるは「終わりのある形」。囲まれている感じがあり、心の中では“守られている安心感”とつながっています。赤ちゃんのころの「ママに包まれていた感覚」や、毛布にくるまれるようなぬくもりを思い出していることも。 - 自分だけの安心ゾーン
まるを描くことで「ここがわたしの場所」と感じている子もいます。小さな世界を自分で作るように、心の中で落ち着きを取り戻そうとしているのです。 - 同じ形をくり返す“安心リズム”
ぐるぐると何度も同じ形を描くのは、リズムを感じる安心の行動。自分で自分を落ち着かせようとする“セルフケア”のひとつなんです。
🎨2)年齢ごとの見方(めやす)
- 2〜3歳ごろ
まだ手や腕の動きを楽しむ段階。「ぐるぐる描く」こと自体が練習であり、発達の自然な流れ。心配はいりません。 - 3〜5歳ごろ
丸の中に顔や体を描くようになり、表現がぐっと広がります。感情を表す第一歩の時期です。 - 6歳ごろ〜
ストーリーや人物を描けるようになるころ。もし長い間「丸だけ」が続くときは、気持ちを表すのが少し苦手になっているサインかもしれません。周りの変化(環境・人間関係など)と合わせて見てあげましょう。
🕊3)絵の“まる”を読み解くときのヒント
丸だけで判断せず、こんな点も一緒に見てみましょう。
- 色:明るい色が多い?それとも黒や灰色が増えている?
- 描く場所:紙のまんなか?それとも端っこ?
- 変化:最近になって急に増えた?ずっと同じ?
- ふだんの様子:話す量が減っていない?遊び方が変わっていない?
これらを合わせて見ると、「安心したくて描いているのか」「ちょっと疲れているのか」が、やさしく見えてきます。
🟠「まるばかり描く子」には、やさしい“まるの世界”を感じられるアイテムを
🔗 ぐるぐる線から顔に発展する「ぐるぐる期」については、【年齢別】3歳〜4歳の絵に見える発達段階と心理変化をご覧ください。
【すみっこに描く理由】絵が小さい子どもの心理とは?
いつも絵が紙の端に小さく描かれていることはありませんか?
これは 自己主張を控えている気持ち のあらわれかもしれません。
・新しい環境に入った
・先生や友達との関係が変わった
・兄弟との関わりに変化があった
こうした小さな変化が、絵の「配置」に出やすいのです。
🌿1)すみっこに描く子の心の中
子どもが紙のすみっこばかりに絵を描くとき、そこには「安心できる場所を探す」気持ちが隠れていることがあります。
- “目立ちたくない”という安心の形
すみっこは、静かで落ち着ける場所。子どもにとって「誰にも邪魔されない小さな世界」です。大人でいうと、お気に入りのカフェの隅っこ席のようなもの。自分のペースで安心できるスペースを描いています。 - まわりを気にする繊細さ
すみっこを選ぶのは、まわりの状況をよく感じ取る子に多い傾向です。「みんなはどうしてるかな?」「怒られないかな?」と気を配る、やさしい心の表れでもあります。 - “自分の存在を確かめたい”サイン
反対に、環境の変化や人間関係のストレスがあると、「小さくまとまりたい」「消えないようにここにいるよ」という気持ちを、すみっこに描くことで表していることもあります。
🎨2)年齢ごとの見方(めやす)
- 2〜3歳ごろ
まだ「どこに描くか」を意識していない時期。紙の端に描いても自然なことです。
→ 遊びの流れでたまたま“端っこ”にいくことも多いです。 - 3〜5歳ごろ
空間の使い方が安定し、中央を好む子が増える時期。もしこの頃から「いつもすみっこだけ」なら、“静かに見守ってほしい”というサインかもしれません。 - 6歳ごろ〜
周囲との関わりが増える中で、絵の位置にも“社会的距離感”が反映されます。中央に描く子は自己主張が強く、すみに描く子は控えめで観察型。
どちらも悪いことではなく、その子の心の居場所の形といえます。
🕊3)見守るときのヒント
すみっこに描く絵を見たら、「なんで端っこに描くの?」と聞くよりも、
“この場所が好きなんだね”と安心を言葉にしてあげることが大切です。
その上で、次のようなサインを見てみましょう。
- 描くテーマ:1人の絵が多い?それとも家族や友だち?
- 色づかい:淡い色?濃い色?変化はある?
- 声かけへの反応:絵について話すのを嫌がる?楽しそう?
- 日常の行動:集団より1人遊びを好む?学校や園での様子は?
すみっこに描く子は、「自分のペースで安心できる世界を守りたい」だけかもしれません。
無理に広げようとせず、“その場所でも安心して表現できる”ことを見守っていくと、
やがて子ども自身が少しずつ中央へ動き出します。
🟡「すみっこに描く子」には、“自分の世界を安心して持てる空間”を
🔗 詳しくは 【すみっこに描く理由】絵が小さい子どもの心理とは?や
🔗 入園・転校・進学と絵の変化も参考にしてください。
子どもの絵がぐちゃぐちゃなのは発達の遅れ?
「これ、何を描いたの?」と思うほど線がぐちゃぐちゃに入り乱れている絵。
心配になることもありますが、必ずしも不安のサインではありません。
子どもが「えい!うおー!」と感情を解放しているとき、絵も勢いよくぐちゃぐちゃになりがちです。
大人でいう カラオケで思いっきり歌う 感覚に近いもの。
ただし「いつもずっとぐちゃぐちゃ絵ばかり」の場合は、心にモヤモヤを抱えている可能性もあるため観察してみましょう。
ぐちゃぐちゃに描く子には「感情を出せる素材」を
🔗 もっと知りたい方は 子どもの絵に隠れた自己アピールの心理もおすすめです。
【要注意】子どもの絵が急に変わったときの3つのサイン

お絵かきを観察するとき、特に以下の変化が続くときは注意して見守りましょう。
・急に絵のスタイルが変わった(色が暗くなる、描く量が減る)
・「何を描いたの?」と聞くと「わかんない」「別に」と返す
・人物が消えて、物だけを描くようになった
もちろん一時的なこともありますが、継続するようなら気持ちを受け止めて寄り添うことが大切です。
【裏技】子どもの絵に“神対応”する声かけ集
💬「この絵、好き!どうやって描いたの?」
💬「この丸、気持ちよさそうだね〜」
💬「このすみっこにいるの、誰だと思う?なんでそこにいるの?」
シチュエーション別・声かけ例
| 子どもの絵の特徴 | 親がかけやすい声 | ポイント |
|---|---|---|
| 丸ばかり描いている | 「ぐるぐる楽しそうだね!」「どんな気持ちで描いたの?」 | 絵の形を評価せず、楽しさや気持ちに寄り添う |
| すみっこに小さく描く | 「ここに描いたんだね、気になるなぁ」「この場所を選んだのには意味があるのかな?」 | 否定せずに関心を向け、安心感を伝える |
| ぐちゃぐちゃ線ばかり | 「元気いっぱいの線だね!」「どんなこと考えながら描いたの?」 | 乱れを否定せず、エネルギーや表現として受け止める |
| 黒や暗い色ばかり使う | 「この色をたくさん選んだんだね」「どんな気持ちで描いたのかな?」 | 色そのものを批判せず、気持ちの背景を聞いてみる |
| 怖い絵・攻撃的な絵 | 「強い線だね!」「すごく力がこもってるね」 | 怖さを否定せず、表現できたことを認める |
子どもって、「これはなに?」よりも「どう感じて描いたの?」と聞かれると、ちゃんと話してくれたりします。
描くっていう行為そのものが、感情のアウトプットなんですよね。
🔗絵が上手い子は何が違う?育ち方と親の関わりで見える5つのポイント
こんなときは専門家に相談を
絵だけで判断する必要はありませんが、もし「長期間暗い絵が続く」「登場人物がいなくなる」「暴力的な表現が増える」ときは、一度専門家に相談を。
子どもの絵は“気づきのきっかけ”として見守りましょう。
よくある質問(Q&A)
- Q:ぐちゃぐちゃ絵ばかり描いています。発達に問題がありますか?
A:感情を出す練習の段階であることが多いです。長期的に続く場合は環境の変化も見てみましょう。 - Q:絵が小さくて心配です。
A:自己表現の控えめさが出ていることも。新しい環境などのストレスが影響している場合もあります。
もっと深く理解したい方には、こちらの本もおすすめです
【まとめ】子どもの絵から“心の動き”を読み取るヒント
子どもの描いた絵は、発達や感情を映す小さなメッセージ。
丸・すみっこ・ぐちゃぐちゃ…一見ただの落書きでも、そこに心の動きが隠れているかもしれません。
「うちの子の絵、気になるな」と思ったときは、ぜひ今回の視点を思い出してください。
きっと、これまでよりお子さんの気持ちを近くで感じられるはずです。
🔗 子どもの絵を飾る方法を知りたい方は、子どもの絵をおしゃれに飾るアイデア集もおすすめです。
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