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筆圧の弱い・強いは発達のサイン?子どもの書く力を伸ばすサポート法
著者:ITTI
更新日:2025-10-06
カテゴリ:子どもの成長・学習
読了目安:5分
「うちの子、文字が薄くて見えにくいんです」
「反対に、力が強すぎてノートが破れそうで心配…」
小学校や園で文字を書くようになると、どうしても気になるのが筆圧(ひつあつ)です。
書道のようにきれいな字を目指すより前に、「ちゃんと読める文字を書けるのか?」「強すぎて手が疲れてしまわないか?」と悩む親御さんは多いでしょう。

でも実は、筆圧は「性格」や「字の上手さ」だけでは決まりません。
その子の体の発達段階・感覚の育ち・心の状態など、さまざまな要素が関係しているのです。
鉛筆の芯の硬さ、お子さんに合ってますか?筆圧が弱い子は6Bから始めてみましょう!
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筆圧とは?基本の考え方
筆圧とは、鉛筆やペンを紙に押し当てるときに加わる力のことです。
- 強い筆圧 → 濃くはっきりした線
- 弱い筆圧 → 薄く軽やかな線

この「強い・弱い」の差は、単に腕の力だけではありません。
- 姿勢を支える体幹の安定
- 手や指の筋力の発達
- 触覚や力加減の感覚処理
- 書くときの心理的な安心感や緊張感
こうした要素が複雑に絡み合って「筆圧」という形にあらわれています。
筆圧が弱めの子に見られるサイン
「なんだか字が薄いな」と感じる子どもには、こんな傾向が見られることがあります。

- 鉛筆を軽くつまむように持つ
- 書いているうちに姿勢がぐらつく
- 手や腕にまだ筋力が育ちきっていない
- 感覚が敏感すぎたり、逆に鈍感だったりする
- 慎重で緊張しやすい性格
こうした特徴があるからといって「できない」「苦手」と決めつける必要はありません。
むしろ「少しサポートしてあげれば、ぐっと楽になる状態」と考えることが大切です。
たとえば、太めのクレヨンや色鉛筆なら、筆圧が弱い子でも持ちやすく、力を入れなくてもきれいに描ける便利な道具です。
クレヨンの握りやすさって、太さも関係あるんです!

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「発達障害?」と検索する前に
インターネットで調べると、どうしても目につくのが
「筆圧が弱い=発達障害のサインでは?」という情報。
確かに特性を持つ子にその傾向が見られることはありますが、
筆圧だけで判断するのは早すぎます。
発達の途中でまだ筋力や体幹が育っていないだけかもしれません。
あるいは、その子にとって今の書き方が自然で安心できるスタイルなのかもしれません。
大切なのは、焦って診断に結びつけるのではなく、
「なぜうちの子はそういう書き方をしているのかな?」と背景に目を向けてみることです。

筆圧は「注意」より「体の基盤づくり」で変わる
「もっと背筋を伸ばして!」
「鉛筆はこう持つんだよ!」
つい口から出てしまう声かけ。
でも、これが逆に子どもを緊張させてしまい、筆圧がさらに弱くなることもあるんです。
筆圧の強弱は、「書き方の技術」よりも先に、体を支える基盤づくりが大切。
背筋やお腹の力(体幹)が安定していないと、姿勢がすぐに崩れてしまい、結果として鉛筆に力を入れられなくなります。

NGな声かけとOKな声かけ
NGな声かけ
「もっと強く押して!」
「背筋を伸ばして!」「姿勢が悪いよ!」
「なんでそんなに薄いの?」
こうした指示や否定は、子どもの「できない」を責めているように伝わりやすく、ますます筆圧が不安定になります。
OKな声かけ
「一緒にお絵かきしよう!」(遊びの延長で力を育てる)
「今日はどんな色を使おうか?」(楽しさを優先)
「すごい!濃い線と薄い線、両方描けるんだね!」(気づきと肯定)
声かけのコツは、正しい姿勢より「楽しく書けること」を重視すること。
楽しさの中で自然に体の力がつき、結果として筆圧も安定していきます。
家でできる!体幹を育てる遊び

筆圧を安定させるためには、机に向かう時間よりも、まずは体を動かす時間が大切です。
遊びの中で体幹や筋力が育つと、「座って書く力」も自然と伸びていきます。
遊び | ねらい・効果 |
---|---|
トランポリン | 全身のバランス感覚を刺激。短時間でも体幹が働く |
平均台あそび | バランスをとりながら集中力と姿勢保持を育てる |
だるまさんがころんだ | ピタッと止まる動作で筋力・制御力をトレーニング |
動物ごっこ(クマ歩き・ワニ歩き) | 腕・足・お腹の筋肉を楽しく強化できる |

手指・体幹・感覚をまんべんなく育てる方法
筆圧は「手の力」だけではありません。
手指・体幹・感覚をまんべんなく使う遊びを取り入れると、子どもはぐっと書きやすくなります。
1. 手指の力を高める遊び
- ねんど遊び → 指先の筋力アップ
- レゴやブロック → 小さな部品を扱うことで細かい力を養う
- 折り紙やシール貼り → 指先コントロールを鍛える
遊びながら続けやすいのがブロック遊び。集中して細かい作業をすると指先がぐんと育ちます。
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2. 体幹を育てる遊び
- 寝転がって手足を動かす「赤ちゃん体操」
- 追いかけっこやボール遊び(自然に腹筋・背筋を使える)
- 段差渡りや平均台 → バランス力を強化
室内で手軽にバランス感覚を育てたいときに。座る力や姿勢の安定にもつながります。
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3. 感覚を育てる遊び
- 砂・水遊び → 多様な感触を体験
- 目隠しして物を触る → 触覚と集中力を刺激
- 音遊び(楽器・リズム遊び) → 聴覚やリズム感を育てる
ポイントは「焦らないこと」
筆圧の強弱は「字の上手さの評価基準」ではありません。
大切なのは、子どもが「書くことを楽しい」と思える体験を積むこと。
- 体をしっかり動かす
- 手指を使う遊びを楽しむ
- 感覚をバランスよく刺激する
これらの積み重ねが、自然と筆圧を安定させていきます。
🔗「きれいに塗れない」は個性の芽|子どものぬりえ習慣で伸びる力
子どもの筆圧をサポートする道具と工夫

道具選びで「書きやすさ」が変わる
筆圧が弱い子も強い子も、まずは道具の工夫でぐんと書きやすくなります。
- 太めのクレヨン・色鉛筆
握りやすく、弱い筆圧でも発色しやすい。初めての「描く楽しみ」におすすめ。 - 三角鉛筆やグリップ付き鉛筆
自然に正しい持ち方になりやすい。手にかかる負担を減らせる。 - 少しざらつきのある紙
摩擦があるので、力が弱くても線が残りやすい。 - 鉛筆の芯の硬さを調整
Bや2Bなど柔らかい芯は、弱い筆圧でもくっきり描ける。逆に強い筆圧の子にはHBやHで手の疲れを軽減。
小さな工夫ですが、子どもに「書けた!」「読める!」という実感を与えることができます。
まずは、鉛筆の芯の硬さがお子さんにあっているか✅してみましょう!
持ちやすさで差が出ます。まずはグリップで負担を減らしてみませんか?
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家でできる小さな工夫

- 机とイスの高さを見直す
足が床にしっかりつく高さにすると体が安定し、余計な力を使わずにすみます。 - 短い時間で切り上げる
「もっと書かせなきゃ」と思わなくて大丈夫。疲れる前に終えるほうが、筆圧も安定します。 - 遊びと書く時間をつなげる
絵を描いた後に名前を書く、ブロック遊びの記録に丸を書く…など、自然に「書く」を取り入れると抵抗が減ります。 - 濃淡遊びをしてみる
「強く線を引いてみよう」「今度はふわっと書いてみよう」と、あえて筆圧の違いを遊びにすると、力加減の練習になります。

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まとめ|筆圧は「評価」ではなく「育ちのひとつ」
筆圧が弱い・強いというのは、子どもの個性や発達の一部。
「薄いからダメ」「強すぎておかしい」と評価する必要はありません。

むしろ大切なのは、
- 体をいっぱい動かすこと
- 手や指を楽しく使うこと
- 感覚をバランスよく育てること
その積み重ねが、自然と書く力につながっていきます。
「字をうまく書かせたい」よりも、
「書くって楽しい!」という気持ちを育ててあげることが、何よりのサポートになります。
親ができるのは、「叱る」ことではなく「環境を整える」こと。
そうすることで、子どもは自分のペースで安心して筆圧を育てていけます。
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