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「うちの子の絵、なんか…やけに小さくない?」
「もっとのびのび描いてほしいのに、いつも端っこでチョロチョロ〜っと…」
そんなふうに感じたこと、ありませんか?
幼稚園や保育園で配られたお絵かき作品を見て、
「隣の子のは画用紙いっぱいに描いてるのに、うちの子は…小っさ!」
と軽く焦ったり、心配になったりすることもあります。
でも実は、「絵が小さい子ども」には心理的にちょっと面白い特徴が隠れていたりします。
今回は、「絵が小さい子」の心理や性格傾向、親としての関わり方などを、わかりやすくお伝えします。
絵が小さい=自信がない?実はこんな心理が隠れています
まず前提として、「絵が小さい」=「ダメ」ではありません。
絵のサイズは、その子の個性や心理状態が出やすいポイントです。

たとえば:
- 画用紙の左下に3cmくらいのキャラクターだけ描いてある
- 風景画なのに、山も家も木も全部ミニチュアサイズ
- たっぷり余白があるのに、なぜか使わない
こういう場合、大人から見れば「もっと大きく描けばいいのに!」と思いますよね。
でも子どもなりに、ちゃんと理由があります。
絵が小さい子の3つの心理タイプ
① 慎重で、失敗したくないタイプ
小さく描く子の中には、「間違えたくない」「やり直したくない」という思いから控えめなサイズで描く子がいます。
ある意味とても慎重派で、先のことを考えて行動できるしっかり者でもあります。
② 周囲を気にする、ちょっと内向的な性格
周りに合わせすぎたり、「目立ちたくない」という気持ちから、無意識に絵のサイズを小さくしてしまう子もいます。
「のびのびしてないなあ」と思うかもしれませんが、これは周囲との関係性に敏感な、繊細な感性の持ち主とも言えます。
③ 想像力が豊かすぎて、“大きさ”にこだわりがない
中には、「この絵はちっちゃく描くのが世界観なんだよ!」という、完全にアーティスト志向の子もいます。
“絵が小さい”=“引っ込み思案”と決めつけるのはもったいないかもしれません。
さらに詳しくはこちら▶ “できた!”を言えない子どもの心理
絵が小さい=悪いこと?いいえ、個性のひとつです
「絵が小さい=問題」ではありません。
絵が小さい心理には気になる要素もありますが、それはその子の性格の一面を見ているだけです。

「慎重で丁寧」
「感受性が強い」
「世界観を大事にする」
これらはすべて素敵な個性です。
大きく描きなさい!と押しつけるより、まずはその子の気持ちに寄り添うことが大切です。
“のびのび描かせたい”親ができる3つの声かけ
絵が小さいとき、「もっと大きく描いてみよう!」と声をかけたくなりますが、ちょっと待ってください。
その声かけがプレッシャーになる場合があります。

子どもによっては、「うまく描けなかったらどうしよう…」と不安になり、さらに縮こまってしまうこともあります。
声かけの工夫例
- 「このおうち、すごく細かくて丁寧だね」
- 「このスペース、ここに何か足してみたらどうかな?」
- 「ちっちゃいお花、たくさん描いてくれたらうれしいなあ」

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筆圧が弱い子は太めのクレヨンで描く体験を増やすと◎。安心して描ける環境づくりの段落下に置くと自然です。
絵の大きさは成長でどう変わる?年齢別の見守り方
子どもの表現は日々変わっていきます。
入園したばかりの頃は小さく描いていた子も、慣れてくると自然とのびのび描けるようになることがあります。
「今は小さい絵を描く時期なんだな」と思って、あたたかく見守ってみてください。
▶ 【タイプ別】子どもの表現力を育てる通信教育5選|家庭で楽しく“感じる力”アップ
Q&A
Q1:絵が小さいのは発達の遅れですか?
→ いいえ。多くは性格傾向によるものです。慎重さ・集中力など前向きな要素が多いです。
Q2:成長とともに変わりますか?
→ はい。園生活や安心感の増加で自然と変化する子がほとんどです。
Q3:無理に大きく描かせたほうがいい?
→ NG。まずは「小さい絵も素敵」と受け止めてから声かけを。
チェックリスト
「うちの子の絵、ちょっと気になるかも?」と思ったら…
- 以前より絵が小さくなった
- 余白が多く、真ん中を避けて描く
- 同じテーマばかり繰り返す
- 色の数が減った(特に黒・灰色が増えた)
→ ひとつでも当てはまるなら、「安心して表現できる環境」を見直すタイミングかもしれません。
まとめ:絵が小さい=慎重で繊細|子どもの心をやさしく見守るポイント
- 「絵が小さい 子供」には、慎重さや繊細さが表れている
- 否定せず、そのままを認める声かけが大切
- 無理に変えようとせず、成長を待つこともサポート
色にも心があらわれる?子どもがよく使う色の意味
- 🔴 赤:元気いっぱい!エネルギッシュで活発な状態
- 🔵 青:落ち着いていて冷静。安心したい気持ち
- 🟡 黄色:好奇心いっぱい。うれしいことがあったのかも
- ⚫ 黒:不安やストレスを感じていることも
「黒ばっかり使ってるけど大丈夫?」と思っても、黒が好き=問題ありではありません。集中力が高く、自分の世界観をしっかり持っている子も多いです。
ただし、以前はカラフルだったのに急に黒が増えた場合は要チェック。環境の変化や心の揺れが関係していることもあります。
🌟 実例:5歳のYくん
いつも明るい絵を描いていたYくんが、ある日から黒ばかりに。
実は最近引っ越したばかりで、新しい環境に戸惑っていました。
👉 大事なのは、「黒=悪い」ではなく、気持ちをそっと聞いてあげること。
- 他の色も楽しめるように、色鉛筆やクレヨンを増やす
- 「この黒、すごくかっこいいね!」とポジティブに声をかける
- 「幼稚園、最近どう?」と普段の会話の中で気持ちを聞く
▶ 黒い絵を描く子どもの心理とは?親ができるサポート
▶ 色彩心理学から見る子どもの絵:色の選択が示す心
絵の大きさにも意味がある?
絵が小さい子は…
- 自信がない
- 周りをよく見ていて慎重
- 緊張しやすく控えめ
絵が大きい子は…
- 自己主張がしっかりしている
- 外向的でエネルギッシュ
- 注目されるのが好き

同じ子でも、その日のテーマや気持ちでサイズが変わることもあります。
例えば「家族の絵」で自分だけ小さく描いていたら、「家族の中での居場所」に不安を感じているのかもしれません。
▶ 家族の絵で“自分だけ小さい”ときの心理
年齢別の絵の特徴と見守りポイント
2〜4歳(幼児前期)
まだ手先の発達途中なので、絵が小さめでも自然。
→ 「この絵すごく素敵だね!」と肯定的に声かけ。
5〜7歳(幼児後期〜小学校低学年)
周囲との関わりが増え、自己表現に変化が出る時期。
→ 「小さい=ダメ」ではなく、「どんな気持ちで描いたの?」と聞いてみる。
8歳〜(小学校中学年以降)
絵にストーリー性が出てきます。関係性や感情が反映されやすい時期。
→ 会話のきっかけにして、「今、どんなこと考えてるのかな?」と心を覗いてみる。
筆圧・線の勢い・余白にも注目
| 観察ポイント | 心のサイン |
|---|---|
| 筆圧が強い | 意志が強い、感情が強め、ストレスを感じていることも |
| 筆圧が弱い | 繊細で自信がない、または疲れている |
| 線がとがっている | イライラしている、緊張状態にあるかも |
| 余白が多すぎる | 遠慮がち、自己主張が控えめ |
筆圧が弱いときの工夫
- 太めのペンやクレヨンを使う
- 遊びの中で手を使う経験を増やす
筆圧が強すぎるときの工夫
- 「ぎゅーって描くと疲れちゃうね」と声をかける
- リラックスできる雰囲気づくりを意識
NGワードに気をつけて
「なんでそんな絵描いたの?」「黒ばっかり使わないで」「もっと大きく描いたら?」
こういう言葉は、子どもに「ダメなんだ」と思わせてしまうこともあります。
代わりにオススメの声かけ
- 「この黒、すごくかっこいいね!」
- 「小さいけどかわいいおうちだね。誰が住んでるのかな?」
子どもが「見てくれてる」「認めてもらえた」と感じると、もっと素直に自分を表現できるようになります。
家庭環境の変化に寄り添う絵本もおすすめ
| 状況 | 絵本タイトル | 作者 |
|---|---|---|
| 引っ越し | ひっこしだいさくせん | 竹下文子・鈴木まもる |
| きょうだいが増える | ちょっとだけ | 瀧村有子・鈴木永子 |
| 家族のかたちが変わる | ぼくのおとうさんはちょっとちがう | 村上しいこ・大島妙子 |
| 親の働き方が変わる | ママがしごとをはじめたら | 竹下文子・松岡達英 |

ちょっとだけ (こどものとも絵本)
📝 まとめ|絵から読み取る子どもの気持ち
- 絵の色や大きさの変化に気づく
- 「なんで描いたの?」ではなく、「どんな気持ちで描いたの?」と寄り添う
- 子どもが安心して表現できる環境を整える
絵は、子どもからの小さなメッセージ。
親として、見逃さずに受け取ってあげたいですね🌷
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