子どもの絵が「ぐるぐる」に戻った?それって大丈夫?
「顔や体を描けるようになったのに、またぐるぐるに逆戻り…」と感じたことはありませんか?
検索窓に「子ども 絵 ぐるぐる 戻る」と入力してここにたどり着いたあなた、それは発達の後退ではなく、表現の幅が広がっている証拠かもしれません。
ぐるぐる期とは?

子どもが紙いっぱいにぐるぐる線や円を描き続ける時期を、ここでは「ぐるぐる期」と呼びます。
「なに描いたの?」と聞くと、「ぐるぐる!」「アンパンマン!」など、自由な答えが返ってきます。これは、描くことそのものを楽しんでいるサインです。
参考:絵を描く子と描かない子、その違いについては「絵を描く子と描かない子の違い」をご覧ください。
ぐるぐるの意味
一見ただの落書きでも、ぐるぐるにはこんな成長の要素が含まれています。
- 筆圧や手の動きをコントロールする力
- リズムや空間認識の発達
- 色や線への感覚的な気づき
「今日は赤ばかり」「黒を使い続けている」など、色選びにも気持ちが表れることがあります。
参考:お絵かきに使う色から見える心理
「ぐるぐる」に戻るのは発達の証拠

顔や体を描けるようになった後でも、ぐるぐるに戻ることはよくあります。これは逆戻りではなく、表現の選択肢が広がったサイン。
大人だって、毎回本気の作品を描くわけではありませんよね。子どもも同じで、気分によって自由に表現を変えているのです。
「絵が上手い子の特徴」について気になる方は、「絵が上手い子の特徴とは?」もおすすめです。
ぐるぐる期に親ができる関わり方
不安に感じても「また顔を描いてみたら?」と急かすのは逆効果。代わりにこんな声かけをしてみましょう。

- 「このぐるぐる、すごい速そう!」
- 「大きいね、どうやって描いたの?」
- 「道みたいに見えるなぁ」
否定ではなく発見する視点で関わると、子どもは「見てもらえている」と感じ、さらに表現が広がります。
家族の絵を描き始めたときの心理については、「家族の絵にあらわれる心理」(人気記事⭐)も参考にしてください。
まとめ:ぐるぐるは成長のプロセス
子どもの絵がぐるぐるに戻ったとき、それは逆戻りではなく成長の別ルートです。まっすぐ進むだけが発達ではありません。曲がりくねった線の中にも、その子にしかない世界が広がっています。
親は「評価」ではなく「観察」と「発見」の目で見守りましょう。そうすれば、ぐるぐる期は不安ではなく、子どもの成長を楽しむ大切な時間に変わりますよ。
「ぐるぐる時代」は、枠なんて関係なし。好きなように色を塗るのが楽しい時期です。
➤ ぬりえ、はみ出すのはダメ?そんな疑問にこたえます
お風呂遊び(キットパス・フォーバス)
お風呂の壁に描いて遊べるバス用クレヨン。水でさっと消せるから、お絵描きが気軽に楽しめます。バスタイムが「お絵描きタイム」に変身!
→ お風呂の壁に描いて遊べて、水でさっと消せる。
バスタイムが「お絵描きタイム」に変わる!
※使用後はしっかり水で流すとタイル表面に色が残りにくくなります。
次に育てたいのは、「イメージをふくらませる力」
ぐるぐるの時期を楽しむ中で、次に育てたいのは 「イメージをふくらませる力」。
これは、いわば「頭の中のシアターを、自分で上映できる力」です。
たとえば…
- 「このぐるぐる、嵐みたいだね〜!この中に何かいるのかな?」
- 「これっておばけのトンネルかな?向こうにはどこが見えてるんだろう?」
……なんて声をかけると、
子どもは「そういえば…」と、頭の中で物語を編み始めます。
ここ、ものすごく大事なところです。
まだ言葉にならないけれど、頭の中にはちゃんと“何か”がある。
そしてそれを、自分のペースで出せるようになるまで、心の中でふくらませているんです。
大人の関わりは、「通訳さん」くらいがちょうどいい
お絵かき中の子どもに対して、親ができるのは、「何を描いてるの?」と聞くことよりも、
「もしかして○○かな〜?」「○○に見えるなあ」と、やわらかく翻訳してみせること。
あくまでも、子どもが主役、親は“通訳さん”ポジション。
たとえるなら──
子どもが海外の映画監督、大人は同時通訳スタッフ。
「この作品は作者の意図を想像しながら味わうやつだ…」という目で見ると、ずいぶんおもしろいですよ。
「完成」より「過程」を楽しむ視点を
子どもの絵は、大人の目で見ると「まだ途中?」と思うこともあるけれど、
子どもにとっては“いま、この瞬間”を感じることこそが楽しいんです。
- 線を描く手の動き
- 色が混ざる様子
- クレヨンがどこまで届くかの挑戦

そうした「過程」そのものが、遊びであり学び。
なので、「完成させる力」よりも、「楽しむ力」「イメージを遊ぶ力」に注目してあげると、
子どもも伸びやかに、自分の表現を広げていけます。
🔗関連記事:
寄り添う子育て・子どもの心と行動を理解するヒントをもっと見る
購読すると最新の投稿がメールで送信されます。

この記事が「いいな」と思ったら、noteのフォローやYouTubeのチェックもお願いします!がぜんやる気になります!
正解を探すより、
「この子の場合はどうだろう?」と立ち止まる時間を。
※唯一の正解はありません。その子に合うかどうかを、一緒に考えませんか。
いっちー
元小学校教員(15年)
ベビー&キッズ専門フォトグラファー
小学校で15年、子どもたちの育ちを間近で見てきました。その経験から、ベビー&キッズ専門フォトグラファーへ転身。
レンズを通して感じる毎日——
かわいい。謎い。純粋すぎる。
「うちの子、大丈夫かな」という不安がそっとほぐれるような記事を書いています。
この場所で書いていること
・ 子育てあるある
・ 毎日の小さな楽しみを見つけるヒント
・ 絵や行動から読み取る子どもの心





