
「なんでこんなに喧嘩ばっかり?」
兄弟げんかが絶えないのには、ちゃんと理由があります。
子どもにとって喧嘩は「自己主張」や「折り合いのつけ方」を学ぶ大事な時間。でも、放っておくと力関係が固定されたり、一方的な我慢が生まれたりすることも…。
では、どんな喧嘩なら見守ってOKで、どこで親が介入すべき?
子どもの心理を交えながら、兄弟げんかの対応のコツを解説します!
例えば、こんな基準があると少し考えやすいかも?という「これは放っておいてOK」「これは止めるべき」な判断基準を分かりやすく解説! 怒らずに見守るコツと、親が関わるべきタイミングを紹介します。
兄弟げんかが多いのはなぜ?
「どうしてうちの子たちはこんなに喧嘩ばかり…?」と感じること、ありますよね。実は、兄弟げんかには理由があります。
子どもにとって喧嘩は、
- 自己主張をする
- 相手との関係性を試す
- 力関係を学ぶ といった大切な学びの場でもあります。
特に、
- 2~4歳は「自分でやりたい!」という気持ちが強く、譲れない場面が増える
- 上の子は「親を取られた」と感じやすく、下の子に嫉妬しがち
- 下の子は「お兄ちゃん・お姉ちゃんみたいにしたい!」と真似をすることでトラブルが起きやすい
こうした心理があるため、兄弟げんかは自然なことなんです。
見守るべき喧嘩、親が介入すべき喧嘩
喧嘩にも種類があります。では、どんな喧嘩なら見守ってOKで、どこから親が介入すべきなのでしょうか?
【見守ってOKな喧嘩】
✅ ルールを決めるための話し合い(「順番ね」「あと5回で交代」など)
✅ お互いに言い分があり、自己主張をしている
✅ 一度気持ちを整理すれば解決しそうな場合
➡ この場合は、口を出さずに少し様子を見るのがベスト!
子ども同士で解決できた経験が増えると、交渉力が身につき、喧嘩の頻度が減っていきます。
【親が介入すべき喧嘩】
❌ 一方的にどちらかが泣いている
❌ 叩く・蹴るなど暴力がある
❌ 物を投げたり壊したりする
➡ この場合は、すぐに止める!
ただし、「ダメ!」と頭ごなしに叱るだけでは、根本的な解決になりません。
✅ これは放っておいてOK!見守るべき兄弟げんか
1️⃣ 口げんかや軽い言い合い
「○○がズルい!」「△△のせいで負けた!」
→ 親の出番はなし!
言葉のぶつかり合いは、子どもが自己主張や交渉のスキルを学ぶ機会。 多少の言い合いなら、見守るのがベストです。
🟢 見守りのポイント
- 子ども同士で解決するまで待つ
- 途中で「どうしたの?」と聞かず、見守る
- 一方的な暴言が続く場合のみ「お互いの気持ちを話してみよう」と促す
2️⃣ どちらも納得しながらの小競り合い
「ふざけてじゃれ合ってるうちに、ちょっとした取っ組み合いに…」

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→ 親がすぐ止める必要なし!
お互いに笑顔があり、どちらも楽しんでいるなら見守ってOK。 ただし、どちらかが本気で怒っている様子なら、早めに介入を。
🟢 見守りのポイント
- お互いが楽しんでいるなら様子を見る
- どちらかが「やめて」と言ったら注意して見る
- 泣きそうになったり、本気で怒ったりしたらストップ
🚨 これは止めるべき!親が関わるべき兄弟げんか
1️⃣ 一方的に叩く・蹴るなどの暴力がある場合
「おもちゃを取られて、力ずくで取り返そうとする」
→ すぐに止めるべき!
暴力は放置すると「力が強いほうが勝つ」と学んでしまうため、親が介入してストップ。
🔴 止めるポイント
- 「叩くのはダメ」と短く伝える(長い説教はNG)
- 「何があった?」と冷静に聞く
- どうすればよかったか、一緒に考える
2️⃣ どちらかが明らかに不利な状態になっている場合
「年上の子が年下の子を一方的に押さえつける」
→ すぐに介入!
力の差がある場合、放っておくと不公平感が募ります。
🔴 止めるポイント
- まず「ストップ!」と制止
- どちらの話も聞く(泣いているほうだけをかばわない)
- 解決策を一緒に考える
喧嘩の見守り基準
見守ってOKな喧嘩 | 仲裁すべき喧嘩 |
---|---|
✅ お互い言い合いができている(どちらかが一方的にやられていない) | 🚨 片方が一方的にやられている |
✅ 手が出ていない(もしくは軽いじゃれ合い) | 🚨 手や足が出てしまった(暴力になっている) |
✅ どちらも本気で怒っているわけではなく、すぐに切り替えられそう | 🚨 何かを壊したり、大事なものを傷つけたりしている |
👉 「どうするのかな?」と様子を見る。落ち着いた後に『どう思った?』と聞くくらいでOK。 | 👉 「ストップ!」と止める。それぞれの気持ちを聞き、『どうしてそうなったの?』と話し合う場を作る。 |
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🎯 怒らずに関わるコツ
1️⃣ 感情的に怒らない(冷静に対応)
親が怒ると、子どもは「ママが怒ったから負けた」「怒られたほうが損」と学び、素直に話せなくなります。
🟢 冷静な対応のコツ
- 「何があったの?」と落ち着いたトーンで聞く
- 「どんな気持ちだった?」とそれぞれの立場を考えさせる
- 「どうすればよかった?」と解決策を一緒に考える
2️⃣ 「どっちが悪いか」を決めない
親が「○○が悪い」と決めつけると、 「どうせ私が怒られる」「ママは△△の味方」と、不公平感が生まれます。
🟢 公平に対応するコツ
- 「どっちが悪いの?」ではなく「どうしたらよかった?」と聞く
- 両方の話を聞いて「気持ちを伝える」方法を考える
- 「どちらかだけを叱る」のではなく、「じゃあ次からどうする?」と考えさせる
泣いている子への対応も難しいんですよね😭 「泣くのをやめなさい」と言うと、感情を押さえつけちゃうし、かといって「泣かせた方が悪い!」と決めつけるのも違うし…。
🔹 泣いている子には…「悔しかったね」「悲しかったね」と気持ちを受け止めつつ、「どうしたかったの?」と少しずつ言葉にするのを手伝う。
🔹 泣かせた側には…「〇〇はどう思ってたの?」と理由を聞きつつ、「どうしたらよかったと思う?」と考えるきっかけを作る。
学校での影響も気になりますよね💦💦 家庭でどう対応するかで、子どもの人間関係の作り方も変わってくるから、できれば「自分の気持ちも相手の気持ちも大事にできる関わり方」を学べるようにしたいですね✨
- 「どうすれば気持ちよく遊べるかな?」
- 「次はどうしたらいいと思う?」 と考えさせることが、長期的に見て効果的です。
…とはいえ、親もずっと冷静に対応できるわけじゃないし、つい感情的になっちゃうこともあります😂 だから、完璧じゃなくても「少しずつ考えながら対応する」くらいで十分かもしれませんね。
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🌟 まとめ:兄弟げんかは成長のチャンス!

「兄弟げんかは見守るべき?」「それとも止めるべき?」
この判断は難しいですが、
✅ 口げんかや軽い言い合い → 基本は見守る
✅ 暴力や一方的な攻撃 → すぐに止める
このルールを知っておくだけで、兄弟げんかへの対応がぐっと楽になります。兄弟げんかは、親としては頭を悩ませるもの。でも、実は子どもが社会性や交渉力を学ぶ大切な経験でもあります。
「また喧嘩してる…」とイライラしそうなときは、「この喧嘩でどんなことを学んでいるんだろう?」と考えてみると、少し気持ちが楽になるかもしれません。
親が見守ることで、子どもたちは「話し合いで解決する力」を少しずつ身につけていきます。焦らず、子どもたちの成長を見守っていきましょう!
そして、兄弟げんかは「社会性を学ぶチャンス!」とポジティブに捉えると、親のイライラも減るはず。子ども同士で解決する力を育てながら、必要なときは優しくサポートしていきましょう😊
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