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「ちゃんと塗らなくていいよ」って言える親になろう|ぬりえと子どもの心の関係
こんにちは。
今日は、「ぬりえ」という、あなどれない世界のお話をしようと思います。
だってね、ぬりえって、ただのヒマつぶしだと思ってませんか?
ところがどっこい(←昭和っぽいけど言いたかった)、
子どもの“性格”も“心の動き”も、“その日の気分”まで、ぜ〜んぶ出ちゃうんです。
・線からはみ出したって気にしない!ワイルド系の子
・1ミリでもズレたらやり直したい!こだわり派の子
・全部ピンク!なりきりプリンセスの子
・「今日は黒一色」…って、なんかあった?な子

ひとりひとりが、まるでぬりえ界のピカソ。
でも、その塗り方にこそ、「こだわる力」と「ゆるめる力」という、成長に欠かせない2つのチカラが育っているんです。
今回は、そんな“塗ってるだけに見えて、実は心がフル回転”なぬりえの世界を、
おもしろおかしく、でもちょっと深く、のぞいてみましょう。
「ぬりえなんて好きにやらせとけばいいでしょ」って言いたくなる気持ち、わかります。
でも一歩踏み込んでみたら、きっと子どもを見る目が変わりますよ☺️
第1章|ぬりえに見る「こだわり力」〜仕上がりへの執念がすごい
ぬりえってね、始めてすぐにわかるんですよ。その子の“本気度”。
「あ、これは塗りながらも頭の中で設計図を描いてるな」とか、
「この子、ペンの持ち方からして“気合い”がちがうな」とか。
線からはみ出さないように、ものすごい集中力で塗り続ける子。
色の選び方も絶妙で、「えっ、北欧のインテリア雑誌?」っていう配色をしてくる子。
そこにあるのはまさに、「こだわり力」。
この力、実はとっても大事で、
「やり抜く力」や「美的感覚」「自分なりの基準を持つ力」なんかにもつながっていきます。
そして親としては、
「そんなにキッチリやらんでもいいのに〜」と声をかけたくなる場面でも、
ぐっとこらえて見守ってほしい。
子どもが「自分の世界」を作っているとき、
その背中は、小さくても立派な“アーティスト”ですから。
第2章|でもね、「ゆるめる力」も、育ててあげたい
ただし。
人生って、線からはみ出すことの連続なんですよ。←名言っぽく言いましたが本音です。(はみ出してやらかして、、、の連続です。)
だから、ぬりえで育つべきは「こだわり力」だけじゃない。
もうひとつ、同じくらい大事なのが、「ゆるめる力」。
はみ出しても気にしない。
途中で飽きても「ま、いっか」で切り上げられる。
お友だちの色づかいを見て「そっちのもアリだね」って思える。
そんな“心の柔らかさ”が、ぬりえを通して芽生えてくることもあります。
ある日、いつも几帳面に塗っていた子が、
「今日は全部くじゃく色でいく!」と宣言して、大胆に仕上げたときなんか、
「この子の中で何かがひらいた!」って、わたしは心の中でスタンディングオベーションしましたよ(笑)
第3章|親は“鑑賞者”でOK。上手・下手じゃなくて、「その子らしさ」を見てあげて
ぬりえって、作品を通してその子の「今」が見えるツールなんです。
でもね、「上手だね〜」「きれいに塗れたね〜」だけじゃもったいない。
・選んだ色は?
・どこから塗り始めた?
・どんな順番だった?
・途中でやめたのはなんでかな?
そのひとつひとつに、性格や気分、その日の出来事がにじんでいます。
だから大人は、「評価者」じゃなくて「鑑賞者」でいてください。
「ここ、こだわったんだね〜」
「わ、元気な色!なんかいい日だった?」
そんな声かけだけで、子どもは自分を認めてもらえた気がして、心が育ちます。
第4章|ぬりえ中の声かけ、こんな風にしてみて!
子どもがぬりえに夢中になっているとき、
親ってつい「何か言ってあげなきゃ」って思いますよね。
でもその声かけ、
「作品を評価する言葉」になってませんか?
たとえば…
- 「すごくきれいに塗れたね!」(→完成度への評価)
- 「ここ、ちょっとはみ出ちゃったね」(→ミスの指摘)
- 「こっちの色のほうが良かったかも」(→親の意見の押しつけ)
これ、どれも悪気はゼロ。でも実は、子どもの“表現”をジャッジしてしまってるんです。
代わりに使ってほしいのは、こんな声かけ👇
- 「この色、どうして選んだの?」(→思考を引き出す)
- 「こっちから塗ったんだね、理由あるの?」(→プロセスへの関心)
- 「へえ〜、この配色、おとなには思いつかないな〜」(→センスの承認)
- 「なんか気持ちが元気になってくる色だね!」(→感情とつなげる)
これらは全部、作品の背景にある“その子自身”に寄り添う言葉です。
第5章|ぬりえタイムで、つい言っちゃうNGワード集
やっちゃいがちシリーズ、いきます(笑)
❌「ちゃんと線からはみ出さないように塗ろうね」
→これは“自由に表現していい”ぬりえの意味を真逆にしてしまう言葉。
はみ出してる=ダメと受け取ってしまうことも。
❌「途中でやめちゃダメでしょ!」
→大人の目には“中途半端”に見えても、子どもには“納得のゴール”だったりします。
飽きっぽさではなく、「今の自分にはここまで」が見えているのかも。
❌「◯◯ちゃんのほうが上手だね」
→これは完全に比較の罠。
ぬりえって競技じゃないですから!
第6章|ぬりえが苦手な子もOK!「ぬらない自由」もある
実はけっこういるんです。ぬりえが「つまんない」と感じる子。
- 色を塗るより、線を描くのが好きなタイプ
- 他人が描いた線の中に“閉じ込められる”感じが苦手な子
- 「正解っぽい色を探すのがプレッシャー…」という繊細なタイプ
そんな子には、「線からはみ出していいぬりえ」や、
「好きに描き足していいぬりえ」なんかを試してみるのがおすすめ。
白黒の枠なんて、「キャンバス」だと思えばいいんです。
“塗る”じゃなくて、“物語を描く”でも、“落書きを足す”でもOK!
まとめのまとめ|ぬりえは、評価じゃなく「共感」で育つツール
ぬりえって、つい「完成度」や「上手さ」に目がいきがちだけど、
大事なのはその過程にある、子どもらしい迷い、発見、工夫の一瞬一瞬。
その横で「うんうん、そう来たか〜!」と相づちを打ってくれる大人がいたら、
子どもはもっと、安心して「自分らしさ」を出せるんです。
ぬりえの世界は深い。
そこには、
・がんばる力(こだわり力)
・手放す力(ゆるめる力)
・そして自分を表現する自由
が、全部詰まっています。
もし、今おうちにぬりえがあったら、
「ちょっとだけ、となりで見てみようかな」って思ってくれたら嬉しいです。
そして、塗り終わったら、
作品そのものより、その子らしさをほめてあげてくださいね。

🎁 おまけ|ぬりえをもっと楽しむアイデア集
「おばあちゃんに手紙付きでプレゼント」→承認欲求爆発♥
「親子で交換ぬりえ」してみる(親が塗って、子どもが講評!)
「同じぬりえを別の色で塗ってみようチャレンジ」
「BGMを流して“気分で色を決める”ぬりえタイム」
👉 ページつづきの「完成系」があるもの(お話しぬりえや図鑑風など)
→ 最後までやりきった達成感がしっかり味わえる◎
【番外編】子どもがハマる変わり種塗り絵まとめ
- スクラッチ塗り絵(けずるタイプ) → 指先の感覚遊びにも◎
- 水でぬれる塗り絵(何度も使える!) → 3歳前後に人気
- ぬりえ×工作系(ぬったあと組み立てる) → 手順力・空間認識が育つ!
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