「うちの子、絵がうまい!やっぱり天才なんじゃ…?」
そう思ったあなたに読んでほしい。
この記事では、元教諭の視点から、3歳・4歳・5歳の子どもがどんなふうに絵を描くようになるのかをわかりやすく解説。
子どもの絵には“発達の段階”があり、今はまだカニみたいな人間しか描けなくても、それは“成長の途中”ってこと。未来のピカソかもしれません。
さらに、「どうしたら絵がうまくなるの?」「親は何をすればいいの?」という疑問にも、ズバッとお答えします。
「うちの子の絵、もしかして最高傑作なのでは…?」とニヤける日も、そう遠くないかも。
「そもそも絵を描きたがらない子もいますよね。でも、それにはちゃんと理由があるんです。詳しくはこちらの記事で紹介しています」
→ 🔗 絵を描く子とかかない子の違い
3歳の絵の特徴と発達の目安
3歳児の絵って、正直なところ「なんじゃこりゃ?」ってなること、多くないですか?
ええ、それ、正常です。むしろ“発達してる証拠”なんです。
この頃の子どもたちは、「ぐるぐる期」と呼ばれるステージに突入。
そう、ぐるぐる。ひたすらぐるぐる。円とか曲線とか、やたらと丸いものを描きがちです。

たとえば、こんな感じ:
- 目っぽい点が丸の中にあって → 本人は「顔」って言い張る
- 丸から手足らしき棒が出てて → それが「パパ」らしい(え?)
- カラフルな爆発みたいな絵 → 「これはおにぎり」って言われてパニック(こっちが)
でも、この「意味のあるぐるぐる」を描けるようになるのが、大きな進歩なんです。
それまでは、ただペンを動かしてたのが、“何かを描こう”という意志に変わってきてる証拠!
🖍親ができる声かけ:ツッコミ禁止、共感で返そう
ここで大事なのは、「なにそれ?」って言わないこと。
「これは○○かな?」と、子どもの世界に“そっと乗っかる”のがコツです。
「違うよ△△だよ~」なんてやりとり。ほっこりしますね。
「すごいね」よりも、「たくさん描いたね〜」「これ、好きな色使ったんだね」みたいに、過程や気持ちにフォーカスした言葉がけが、絵の楽しさを育てます。
「“もしかしてウチの子、絵が下手なのかな?”と思ったら、ぜひこの記事を読んでみてください。実は見方を変えると才能の芽が見えてきます」
→ 🔗 うちの子絵が下手と思ったら
4歳の絵の特徴と表現の広がり
4歳になると、子どもの絵が一気ににぎやかになります。
「人の顔に髪の毛が生えた!」「胴体らしきものがついた!?」と、親のテンションも謎に爆上がり。
そう、ここからが「お絵かき進化論」第2章です。
ぐるぐるだけだった世界に、ついに「パーツ」という概念が導入されるんです。
もう、見ててワクワクしますよ。

🎨4歳の絵、進化のポイント:
- 顔の中に、目・鼻・口がそれっぽく配置される
- 顔の下に「胴体(らしきもの)」が登場(ちょっとカニっぽいのはご愛嬌)
- 服を着せたり、ボタンを描いたり、“こだわり”が爆誕!
しかも、色もバリエーション豊かに。
「今日はピンクの気分だから全部ピンク」みたいな、今しかない芸術に出会えるのもこの頃です。
「子どもが好んで使う色には、気持ちや性格がにじむことも。色選びの裏にある心理についてはこちらで詳しく解説しています」
→ 🔗 子どもが選ぶ色選びの心理
🎈親ができる関わり方:「なにを描いたか」より「どんな気持ちだったか」
この時期の子は、自分の思いを絵で伝えようとし始めます。
たとえば、「今日はおじいちゃんに会ったから描いた」とか、「これ、サンドイッチ!」とか。なぜか丸いけど。
ここでの声かけは、
- 「へぇ〜サンドイッチ描いたんだ!おいしそう!」
- 「これママかな?ニコニコだね〜♪」
…というふうに、“子どもの気持ちを見つけてあげる”ことがポイントです。
あと、つい「〇〇っぽく描いたら?」って言いたくなっちゃうとき、ありますよね。でも、それ、ちょっとだけガマン。
“自由な想像の羽”を、そっと見守ってあげましょう。(羽、もげちゃうと悲しいので)
5歳の絵の発達とストーリー性の始まり
5歳といえば、「絵の世界にストーリーが宿る」時代。
突然、絵がしゃべり出す勢いで、登場人物が増え、背景が入り、なぜか敵キャラまで参戦してきます。
ある日のお絵かきタイム。
「これ、ライオン。でね、こっちはお姫さま。で、この雲がね、落ちてくるの。」
…って、物語も作れるようになってる?
🎬5歳の絵、どこがすごいの?
- 空・地面・木・太陽…背景がついに“絵の中の住人”になる
- 家族や友だちを描き分ける(身長や髪型などの違いに注目)
- ストーリーのあるシーンを再現(運動会、動物園、謎のファンタジー)

5歳の絵は「物語性」+「こだわり」が合体して、いよいよ“本人ワールド全開”モードです。
解説つきで鑑賞しないと、完全に置いてかれます。
📣親ができる関わり方:「解説付き鑑賞会」にノッてあげよう
この年齢では、「自分の伝えたいことを、どう表現するか?」ということに興味津々。
そこで親としては…
- 「この人、どこに行くところなの?」
- 「雲が落ちてくるって、どうなるの〜?」
など、インタビュアーのように聞いてみると、子どもはめちゃくちゃうれしくなります。
もう、自分の展覧会かと思うくらい、語ってくれます。
あと、「じょうずだね」だけじゃもったいない!
「○○ちゃんの絵は、楽しいことがいっぱいあるね」
「こんなに色をたくさん使えてて、ワクワクする〜」
みたいに、“絵の中の世界観”に寄り添う感想が最高の栄養になります。
✅まとめ:絵が「うまくなる」って、じつは「楽しむこと」
子どもの絵って、大人が思ってるよりずっと奥が深くて、自由で、クリエイティブ。
うまく描くことより、「描くって楽しい!」が育てば、表現力はあとからちゃんとついてきます。
しかも、おうちでのちょっとした声かけや関わり方が、絵の世界をグーンと広げるんです。
💡「この絵、なんだかわかんないけどすごい…」
そんな瞬間を楽しめるあなたこそ、最高の“アート応援団”かもしれませんよ♪
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3 thoughts on “絵がうまい子になるには?3〜5歳の絵の発達と“親の声かけ”の黄金ルール”