「全然選ばないんだけど……これ、失敗?」「途中でハイハイして逃走。選び取りどころじゃなかった」「写真は撮れたけど、結局よくわからなかった」
1歳のお祝いで定番の”選び取り”——やってみたあと、なぜか親だけが静かに反省会をしてしまうことありますよね。結論からお伝えすると、選び取りはうまくいかなくていい行事です。むしろ思い通りにいかない方が「1歳らしさ満点」です。
この記事では「選び取りとは何か」「選ばない・逃走する理由の発達的な背景」「準備のコツ」「写真の残し方」「比べてしまう気持ちへの処方箋」をお伝えします。
そもそも「選び取り」って何?——占いではなく「今を楽しむ行事」

選び取りというと「将来を占う」「当たる・当たらない」というイメージが先に来がちです。でも実際は、1歳の子が自分で動く姿を、みんなで眺めて楽しむ時間です。
- 近づく・触る・眺める・やめる・別のことを始める
これが全部ひっくるめて「選び取り」です。選ばなかった=失敗ではありません。それも含めて成功です。
「何も選ばない」「逃走する」——1歳あるあるの発達的な理由

何も選ばずに戻ってくる子
1歳前後の子どもは、まだ「決める」より「感じる」時期です。目の前に物が並ぶと、たくさんある環境を様子見し、安全かどうかを確認し、親の顔をチラ見する——この”チラ見”がとても大事な行動です。「ここは大丈夫?ママはどう思ってる?」と安心を基準に行動する力が育っています。
何も選ばず戻ってくるのは、一番安心できる場所をちゃんとわかっている証拠でもあります。
途中で逃走する・別のことを始める子
ハイハイで脱走・気づいたら積み木遊び・箱をひっくり返す——よくある光景です。1歳の集中力は数分あれば十分。「最後までやらない=集中力がない」ではなく、自分の興味を優先できる力がちゃんと出ています。
親がモヤモヤしてしまうのはなぜ?
選び取りで一番モヤモヤしているのは、実は子どもではなく親です。「ちゃんとやらせなきゃ」「記念行事だから」「せっかく準備したのに」——この気持ち、とても自然です。
でも1歳は親の段取り通りに動く年齢ではありません。思い通りにいかないからこそ「今はこうなんだな」と知る時間になります。モヤモヤは「真剣に向き合っているから」生まれる感情です。
準備のコツ——「完璧じゃなくていい」が正解
SNSや検索結果を見ると立派なセットや完璧な並び方が目に入ってきます。でも1歳の子どもは「意味」や「設定」を理解して選んでいるわけではありません。気になる・触ってみたい・今の気分に合った——それだけで十分です。
写真・動画の残し方——残すべきは「結果」より「表情」
選び取りでおすすめなのは「結果が分かる1枚」よりも、こんなカットです。

- 迷っている顔——目がいろんな方向を向いている瞬間
- 途中で笑った瞬間——何かに反応して笑顔になった瞬間
- 親を見る表情——「ここどうする?」という確認の顔
- 逃走する後ろ姿——後から見ると笑えて愛おしい
あとから見返したとき笑えるのは、だいたい「うまくいかなかった場面」です。完璧な記念写真より、リアルな表情を残してあげてください。
いっちーのひと言
1歳のお誕生日という大切な節目。わが子がこれからの未来、どんなものに興味を持っていくのかなと、家族みんなで優しく見守る瞬間にそっと寄り添ってくれるアイテムです。紙のカードだと、いざ手を伸ばしたときに勢いで折れてしまったり、お口に入れたりするのが心配になりますが、角が丸く仕上げられた自然な木の質感なら、小さなお手てでも安心して握らせてあげられますよね。飾らない温かみのある佇まいで、写真に収めたときもその日の記憶を柔らかく残してくれます。
他の子と比べてしまう気持ちへの処方箋
「〇〇ちゃんはちゃんと選んでたのに……」SNSで流れてくるキラキラした選び取りの投稿を見ると、つい比べてしまうことがあります。
でも実は、きれいにできた選び取りの裏には「10回撮り直した」「偶然そこに動いた」「子どもが眠くてぐずる前のラッキーショット」などが隠れていることも多いです。SNSの完璧な選び取りは「現実」ではなく「奇跡の一瞬」です。
自分の子のリアルな姿の方が、何年後かに見返したとき絶対に笑えます。それが一番の記録です。

よくある質問
Q. 選び取り、やらなくても大丈夫?
大丈夫です。選び取りは義務ではなく、楽しむ行事です。「やらないと何か問題がある」ということは一切ありません。「やってみたい」と思ったときだけやれば十分です。
Q. 何を用意すればいいの?定番のものは?
定番は「筆(芸術・創造性)」「電卓(お金・ビジネス)」「本(学問)」「ボール(スポーツ)」「はさみ(手先の器用さ)」などです。ただし決まりはなく、家族が楽しめるものを自由に選んでOKです。
Q. モヤっとしたとき、どうすればいい?
「思い通りにいかなかった」のではなく「1歳らしい反応を見せてくれた」と言い換えてみてください。親の段取りを最後まで守れる1歳は、実はほぼいません。モヤっとする気持ちごと、笑い話にしてしまうのが一番の処方箋です。
一升餅とセットになっている選び取りカードも
1歳のお誕生日のお祝いに必要な道具がまるごと揃うセット。事前の準備に追われることなく、当日のわが子の表情や家族の時間をゆったりと迎えることができます。
✏️ まとめ|選び取りは「うまくいかなくていい」——今の姿を楽しむ時間
- 選び取りは将来を決めるイベントではなく「今の姿を笑って残すイベント」
- 選ばない・迷う・逃走する——全部1歳らしい発達の姿
- 準備は完璧じゃなくていい。親がリラックスしている方が大事
- 残すべきは「結果の1枚」より「迷った顔・笑った瞬間・親を見る表情」
- SNSの完璧な選び取りは「奇跡の一瞬」——リアルな姿の方が何年後も笑える
「これでいいのかな」と思いながら迎えた1歳の誕生日が、一番「その年らしい」記念になります。くすっと笑いながら、今だけの姿を楽しんでください。
あわせて読みたい:1歳のお誕生日をきれいに残す飾り付けのコツ
選び取りの可愛い瞬間をカメラに収めるとき、背景の飾り付けを少し工夫するだけで、主役のお子さんがぐっと引き立つ記念写真になります。
せっかくのお祝いだからと色々な飾りを並べると、色がバラバラでごちゃついてしまうことも……。ベースの色を統一して、まとまりのある空間を作るための具体的なアイデアをまとめました。
特別な機材を使わなくても、おうちのリビングで優しくおしゃれに撮影できるちょっとしたポイントを、こちらの記事で詳しくお話ししています。

いっちーのひと言
おうちで記念写真を撮ろうとするとき、どうしても後ろに映り込んでしまう家具や日用品の生活感に、ふと現実に戻されることってありますよね。カメラの向きをあれこれ変えて悩む時間を、この一枚の白い布が優しく解決してくれます。壁や床にそっと広げるだけで、まるでお出かけ先のリビングやスタジオのような澄んだ空間に早変わり。柔らかな白が光をきれいに受け止めてくれるので、わが子の透き通るようなお肌の可愛らしさが、より一層まっすぐに引き立ちます。
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正解を探すより、
「この子の場合はどうだろう?」と立ち止まる時間を。
※唯一の正解はありません。その子に合うかどうかを、一緒に考えませんか。
いっちー
元小学校教員(15年)
ベビー&キッズ専門フォトグラファー
小学校で15年、子どもたちの育ちを間近で見てきました。その経験から、ベビー&キッズ専門フォトグラファーへ転身。
レンズを通して感じる毎日——
かわいい。謎い。純粋すぎる。
「うちの子、大丈夫かな」という不安がそっとほぐれるような記事を書いています。
この場所で書いていること
・ 子育てあるある
・ 毎日の小さな楽しみを見つけるヒント
・ 絵や行動から読み取る子どもの心




