※ 思春期の絵の変化をタイプ別に見たい方は
→
思春期の絵・観察ガイド
このページでは、
・思春期に起こりやすい「絵の変化パターン」
・心配しすぎなくていいサイン/注意したいサイン
・親がとるべき距離感
を一覧的に確認できます。
最近、子どもの絵が変わった気がする
前は楽しそうだったのに、急に描かなくなった
なんだか暗い、意味が分からない――
思春期は、
心が大きく動く一方で、言葉が少なくなる時期です。
そのため、
子どもの気持ちは「態度」ではなく、
絵の変化として静かにあらわれることがあります。
このページでは、
思春期の子どもの絵に見られやすい心理的な特徴を、
「心配しすぎないための視点」でまとめています。
※ここで紹介しているのは「よく見られる傾向」であり、
絵だけで心の状態を断定するものではありません。
子どもの絵は、そのときの気分だけでなく、年齢や発達段階によって自然に変化していきます。
全体の流れを知りたい方はこちらをご覧ください。
▶ 年齢・発達段階で変わる子どもの絵|0歳〜思春期までの心の成長サイン
この記事の内容
思春期になると絵が変わるのはなぜ?
小学校高学年〜中学生にかけて、
絵は「楽しい表現」から「考える表現」へ移行しやすくなります。
思春期の子どもは、
- 自分をどう見られているか気になる
- 気持ちを言葉にするのが恥ずかしい
- 大人に踏み込まれたくない
という状態に入りやすくなります。
その結果、
✔ 絵が減る
✔ 変わる
✔ 荒れる
✔ 意味不明に見える
といった変化が起こります。
これは異常ではなく、発達の途中で起こりやすい変化です。
思春期の絵に多い変化パターン
🖤 描かなくなる・極端に減る
- 興味がなくなったわけではない
- 「見られたくない」気持ちが強い
👉 関連記事
😐 感情のない絵・無表情な人物
- 感情を抑えている
- 自分の気持ちを分からなくなっている
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🌑 暗い・黒い絵が増える
- 不安・疲れ・自分と向き合っている途中
- 「助けて」の前段階のことも
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🔥 攻撃的・強い絵になる
- 怒りや葛藤を外に出している
- エネルギーの出口として描いている
👉 関連記事
気持ちを「深く塗り込める」油性色鉛筆
ファーバーカステルの油性色鉛筆は、
重ね塗りがしやすく、色に深みが出るのが特徴です。
一気に描き出すタイプではなく、
じっくり塗り込む表現が合う子にとって、
気持ちを整理する時間そのものになります。
- 小学生になって絵が静かになったとき
- 一色を何度も重ねて塗るようになったとき
- 感情を言葉で話すのが苦手なタイプの子
派手さよりも「深さ」を大切にしたい時期に、
そっと寄り添う色鉛筆です。
※「たくさん描く」より、
静かに塗る時間を大切にしたい子に向いています。
思春期の「不安」と「安心」は絵にどう出る?
思春期の感情は、
✔ 揺れ幅が大きい
✔ 安心と不安が同時に存在
そのため、
同じ子でも
- 明るい絵と暗い絵を行き来する
- モチーフが安定しない
ことがよくあります。
👉 あわせて読む
思春期の絵を見て「心配」になったときの判断軸
次の3点をセットで見てください。
1️⃣ 急激な変化が続いているか
✅1〜2枚で変わった → よくある揺れ
✅数週間〜数か月、同じ傾向が続く → 気持ちが固まってきているサイン
2️⃣ 生活面(学校・睡眠・食欲)にも変化があるか
3️⃣ 完全に閉じていないか
こんなときは、少し気に留めて見てください
- 絵の変化+生活リズムの乱れが重なっている
- 描いたあと、強い疲労感が見られる
- 描くこと自体を極端に避け続けている
絵だけで判断する必要はありません。
思春期の子への関わり方|やっていいこと・避けたいこと
◎ やっていいこと
- 何も言わずに見守る
- 評価せずに受け取る
- 描く場を残しておく
✕ 避けたいこと
- 意味を決めつける
- 説教や分析を始める
- 無理に説明させる
👉 実践記事
モチーフ・感情とあわせて見ると理解が深まる
思春期の絵は、
- 何を描いているか(モチーフ)
- どんな雰囲気か(感情)
を重ねて見ることで、
一面的な誤解を防げます。
👉 あわせて読む
まとめ|思春期の絵は「距離を保ちながらつながる手段」
思春期の子どもにとって、
絵は「説明しなくていい表現」です。
近づきすぎず、
離れすぎず、
そっと見守るためのヒントとして、
このページを使ってもらえたらと思います。
ここで紹介した各パターンは、
それぞれ個別の記事で、もう少し丁寧に解説しています。
気になったものから読んでみてください。
思春期の絵|観察記事一覧
- 思春期に火や怪獣を描く理由 |強い感情エネルギーの出口
- 表情のない人物を描くときの心理 |感情を内側にしまっているサイン
- 高学年になると、なぜ絵を描かなくなるの? |描かない=成長が止まった、ではない
- 子どもの絵が自己中心的に見える理由 |世界の捉え方が育っている途中
- 思春期の絵でわかる心の叫び|色の変化 |モノクロ・色数が減る理由
「評価される絵」の正体を、大人が知るために
絵を描かなくなる理由のひとつに、
「どう見られるか」を意識しすぎることがあります。
この本は、
子どもに教え込むためではなく、
大人が構造を理解するための一冊です。

賢い子供が育つ! 受験にも役立つ! 学校では教えてくれない 絵画コンクール攻略法
📚 子どもの自信と安心をそっと育てるガイド
子どもが「できたかも」と感じられたり、ほっとできる時間が少しずつ増えていくための関わり方をまとめています。
ゆっくり全体を見たいときにどうぞ。
ガイドページを見るホーム » 【保存版】思春期の子どもの絵にあらわれる心理|急な変化・不安・沈黙のサインを読み解く
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正解を探すより、
「この子の場合はどうだろう?」と立ち止まる時間を。
※唯一の正解はありません。その子に合うかどうかを、一緒に考えませんか。
\ 答えのない、子育ての迷いの中にいるあなたへ /
ブログでは「教育のヒント」を書いていますが、
実は私自身、毎日が迷いと後悔の連続です。
教科書通りの正解に傷ついたとき、
「この子の場合はどうだろう?」と立ち止まって、
静かに自分と向き合える場所をnoteに作りました。
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いっちー
元教諭(15年+)&プロカメラマン。
わが子の発達グレーやきょうだい児の葛藤に、涙でティッシュの山を築きながら向き合っている現役の母です。
教育の現場を知っているからこそ、外側から「正解」を押しつけられることの息苦しさや、もどかしさを感じてきました。
キラキラした正解の中で、無理をして生きるのはしんどいですよね。
「こうすべき」の前に、「この子の場合はどうだろう?」と、一緒に立ち止まれる場所でありたいと思っています。
子どもの絵に宿るサインや、言葉にならない心の機微をそっと眺めて。
今日をなんとかやり過ごすための「余白」を、一緒に見つけにいきませんか。







