
「前はお絵描きが大好きだったのに、急に描かなくなった…」 こんな風に感じている親御さんはいませんか?実は、子どもが絵を描かなくなるのには、ちゃんとした理由があります。「うちの子、大丈夫?」と心配になっている方へ。今回は、子どもが絵を描かなくなる心理的な理由と、親ができるサポート方法について解説します!
子どもが急に絵を描かなくなる理由
1. 成長による変化
子どもの興味はどんどん変わります。以前はお絵描きが好きだったけれど、今は別の遊びに夢中になっているだけかもしれません。 「お絵描きしない=問題」ではなく、「今は他のことに興味がある」と考えてOK!
2. 「上手く描かなきゃ」と思い始めた
3歳~6歳くらいになると、「もっと上手に描きたい」という気持ちが出てきます。 でも、「思うように描けない…」と感じると、絵を描くことが楽しくなくなり、やめてしまうことも。
3. 誰かに絵を否定された
「もっとキレイに描いてみたら?」「〇〇ちゃんの方が上手だね」 こんな何気ない言葉が、子どものやる気をそいでしまうことも。
4. 手や指の発達が影響している
鉛筆やクレヨンを持つ力がまだ十分でないと、描くことが疲れてしまいます。 また、細かい作業が苦手な子は、「面倒くさい」と感じて描かなくなることも。
子どもの手や指の発達が与える影響
発達の側面 | 具体的な影響 | 関連する遊び・活動 |
---|---|---|
脳の発達 | 神経回路の発達を促進し、運動能力や協調性が向上する | 積み木、お絵描き、粘土遊び、ひも通し、ボール遊び |
知的発達(認知能力) | 論理的思考力、集中力、空間認識能力が向上する | 折り紙、パズル、ひもを結ぶ、ボタンを留める |
コミュニケーション力 | 言葉の発達を助け、ジェスチャーによる意思伝達がスムーズになる | 指さし、手遊び、指遊び、ジェスチャーを使った遊び |
感情コントロール・自己表現 | ストレス発散や感情表現の手段になる | お絵描き、粘土遊び、ビーズ遊び、編み物 |
生活動作(ADL) | 日常生活のスキル向上、生活の自立につながる | スプーン・フォークを使う、ボタンをかける、靴ひもを結ぶ |
親ができるサポート方法
1. 「描かなくてもOK!」と見守る
無理に描かせるのはNG! 「今は描きたくないんだね」と受け止めてあげましょう。
2. 遊びの中にお絵描きを取り入れる
「さあ、お絵描きしよう!」と言われるとプレッシャーになる子も。 たとえば…
- お風呂用クレヨンで遊ぶ
- 砂場に棒で絵を描いてみる
- 折り紙や粘土で形を作る
「描くこと」よりも「表現すること」を楽しめる環境を作るのがポイント!

3. 子どもの絵をポジティブに受け止める
「上手だね!」だけでなく、 「この色、素敵だね!」「すごく楽しそうな絵だね!」と、 描いたものの“良さ”を伝えると、子どもはまた描きたくなります。
4. 一緒に描いてみる
「ママ(パパ)も描いてみようかな!」と、親が楽しそうに描く姿を見せるのも効果的。 「描かなきゃいけない」ではなく、「描くって楽しい!」と感じられるようにしましょう。
それでも気になる場合は?
- 極端に手先を使うことを嫌がる
- 鉛筆を持つのが苦手で、文字を書くのも嫌がる
- 他の発達面でも気になることがある
こんな場合は、発達の専門家や小児科に相談してみてもよいでしょう。 「ただの個性かな?」「ちょっと様子を見た方がいいかな?」と迷ったら、 早めに相談すると安心できますよ
絵を描く楽しさを伝える絵本一覧
絵を描く楽しさを伝える絵本一覧
タイトル | 著者 | 特徴 |
---|---|---|
ぼくのくれよん | 長 新太 | ゾウが大きなクレヨンで自由に絵を描く |
おえかきしようよ | みやこし あきこ | うさぎの兄妹が想像力を広げながら絵を描く |
くれよんのくろくん | なかや みわ | 黒いクレヨンの役割を描く感動ストーリー |
エルマーとウィルバー | デビッド・マッキー | カラフルなゾウ・エルマーが描く楽しさを伝える |
せんをかこう | ローラ・ユンクヴィスト | 1本の線から自由に発想を広げる |
いろいろ いろのほん | エルヴェ・テュレ | 読者が色を混ぜて楽しめるインタラクティブな絵本 |
これは ひこうきではありません | ピーター・H・レイノルズ | 自由な発想で絵を描くことの面白さを教える |
ぺんぎんたいそう | 齋藤 槇 | シンプルな線の動きが楽しい、体を動かせる絵本 |
まとめ:お絵描きは自由!
子どもがお絵描きをしなくなったら、 「この子はこのままでいいんだ!」と安心して見守ることが大切です。
無理に描かせない
遊びの中で表現できる環境を作る
どんな絵もポジティブに受け止める
子どものペースで、楽しく表現できるようサポートしていきましょう
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