このブログはPRを含んでいます

子どもが人物を大きく描くのはなぜ?|画用紙いっぱいの絵に隠れた心理と親へのメッセージ
お子さんの絵を見て、
「なんだか人物が大きすぎない?」
「紙からはみ出しそうでちょっと心配…」
そんなふうに感じたことはありませんか?
でも実は――子どもが人物を大きく描くのには、とても前向きで大切な心理的意味が隠れています。
この記事では、次のポイントをわかりやすい例を交えて解説します。
- 子どもが人物を大きく描くときの心理
- 年齢や状況別に見たときの読み取り方の目安
- 親として心を受け止める関わり方
- 絵を活かした家庭での遊びや工夫
- 読み違えないための注意点
子どもが人物を大きく描くときの心理

1. 「私はここにいるよ!」という自己主張
画用紙いっぱいに大きな人物を描くのは、まるで「ここにいるよ!」と伝えているようなもの。
まだ言葉では自己表現が難しい子どもにとって、絵は“心の声”です。
例:
引っ込み思案な子が、絵の中では大きな自分を描くことがあります。これは「絵の中では堂々としたい」「本当は注目してほしい」という願いの表れです。
2. 「大好き!」が伝わる愛情表現
家族や友達を大きく描くとき、それはその人が子どもの中でとても大切な存在である証拠。
「安心できる」「守られている」と感じているからこそ、自然と大きく描きたくなるのです。

例:
ママを画用紙いっぱいに描く子どもは「ママがいちばん安心できる存在!」という気持ちを込めています。
親から見れば「愛されているんだな」と嬉しくなる瞬間ですよね。
3. のびのびと描ける想像力の芽

大きく描けるのは、それだけ表現に遠慮がないということ。
細かさより「描く楽しさ」を優先できるのは、子どもの豊かな想像力の証でもあります。
例:
人だけでなく、空や雲まで紙いっぱいに広がる絵。これは、子どもの心が自由に世界を広げている証拠です。
色鮮やかで持ちやすいクレヨンは、初めてのお絵描きにもぴったり。自由にのびのび描けます。
クレヨラ (Crayola) クレヨン 96色
4. 成長のステップとして自然なこと
発達段階でも「大きく描く時期」があります。まだ空間の認識が発展途中なので、バランスよりも“表したい気持ち”が優先されるのです。
だから「大きい=問題」とは限りません。むしろ成長のエネルギーを感じられるサインです。
🔗子どもの絵から読み解く心理学|色・構図・表情・順番に隠れた心
年齢や状況別に見るポイント
「大きく描いた」という事実も、年齢や状況によって意味合いが変わります。安心して見守るために、発達段階ごとの目安を知っておきましょう。

幼児(2〜4歳)
- 形や大きさのコントロールがまだ未熟。
- 自然と大きな人物になることが多い。
- ただし「特定の人物だけやたら大きい」ときは、そこに強い感情(大好き/ちょっと怖い/頼りたい)が込められているかもしれません。
未就学〜低学年(4〜7歳)
- 自分と他者の関係性が絵に反映されやすい時期。
- 「大きさ=重要度」という表現が顕著。
- 好きな友達を大きく、あまり関心がない人物を小さく描くことも。
高学年以降(8歳〜)
- 比喩的・物語的な表現が増え、あえて大きく描くこともある。
- 漫画のように誇張して描くのもこの頃。
- ただし、継続的に「暴力」「悲しみ」など強いテーマばかり描く場合は、気持ちの整理が難しくなっているサインかもしれません。
臨床的な注意点
絵だけで診断することはできませんが、以下のサインが重なるときは専門家に相談することを検討してもよいでしょう。
- 急激に絵のテーマや描き方が変わった
- 常に恐怖・暴力・自傷的なモチーフばかり
- 生活の変化(食欲・睡眠・人付き合いの低下)が顕著
親として「受け止める」を深める具体的な関わり方
子どもが描いた絵は、ただの作品以上に「気持ちを伝える手段」でもあります。
大切なのは「かわいいね」で終わらせるのではなく、絵をきっかけに子どもの心にそっと寄り添うこと。ここでは家庭でできる関わり方を紹介します。

1) 最初の一言は肯定で
「わあ、元気いっぱいの絵だね」「紙いっぱいに描いたんだね」など、まずは描いたこと自体を喜ぶ声かけから。
承認されることで「安心感」につながり、子どもが「もっと話したい」と思える土台になります。
2) 開かれた問いかけで言葉を引き出す
「これは誰かな?」「何をしているところなの?」など、答えを限定しない質問が効果的です。
「どうしてここを大きくしたの?」と聞くと、ぽろっと本音や気持ちが出てくることも。
3) 描写を詳しく尋ねて想像力を広げる
「この人の名前は?」「この後どうなるのかな?」など、想像を膨らませる問いかけは、言葉で整理する力や物語を作る力を育みます。
4) 実践例:親子の会話の一場面
親: わあ、すごく大きく描けたね!
子: そう!お母さん(お父さん)が大きいの!
親: どうして大きく描きたかったの?
子: だって、だいすきだから!
——たったこれだけのやりとりでも、子どもの心は満たされ、「自分の気持ちを言葉にする」練習にもなります。
家庭でできる“絵を活かす”ワークと遊び(4つ)
絵を描くだけで終わらせず、ちょっと工夫して遊びに取り入れると、自己肯定感や表現力をぐっと伸ばすことができます。

1) 物語をつくるワーク
子どもが描いた人物や場面を見ながら、一緒に「この人の一日」を作ってみましょう。
- 「この人は朝、何をしていたの?」
- 「午後は誰に会ったのかな?」
発表の場をつくると、自分の考えや想像を形にして表現する楽しさが増えます。
2) コラージュで広げる
切り貼りを使って背景や場所を作ると、人物の関係性や居場所が広がります。
- 紙や布、写真を切って貼る
- 季節や天気を自由に表現する
「人物だけじゃなくて周りも描ける!」という体験が、想像力と表現力を育てます。
3) 動きで表現する遊び(身体表現)
絵の中の人物を実際に演じてみると、言葉だけでなく身体でも表現できます。
- 「どう歩く?」「どんな声?」と声かけ
- 動きながら物語を再現
言葉にするのが難しい気持ちも、身体を通して伝えやすくなります。
4) 作品展示と保存のルーティン
「今週の絵コーナー」を作ったり、写真やファイルにまとめたりすると、子どもは自分の表現が大切にされていることを実感できます。

- 玄関やリビングに飾る
- 写真に撮ってアルバムにまとめる
こうした工夫が、自己肯定感を育むきっかけになります。
描いた絵を整理・保存できるクリアファイル。作品コーナーやアルバム作りにも便利です。
リヒトラブ ファイル クリヤーブック A2 20ポケット
絵から“読み取りすぎない”ための注意点
子どもの絵は心を映す鏡のようですが、短絡的に「絵=診断」と考えるのは避けましょう。以下のポイントを押さえると安心です。
- 単発では判断しない
その日の気分や出来事が絵に反映されることもあります。 - 子どもの個性を尊重する
大胆に描く子、細部を好む子など、表現スタイルは性格や気質に影響されます。 - 文化・家庭の影響を考える
描き方や価値観は家庭環境や文化で育ちます。過度に不安にならなくても大丈夫です。
大切なのは、「絵を通して子どもの気持ちを知り、受け止める」という姿勢です。
集中力や認識力を高めるドリルで、絵だけでなく知育もサポート。楽しみながら学べます。
あきびんごの創造性を高めるドリルおえかき博士
まとめ:子どもの絵は心の宝物

子どもが人物を大きく描くのは、ちょっと不思議に見えるかもしれません。
でも実は、
子どもが人物を大きく描くときに表れている気持ちは、次のようなものが考えられます。
- 「自分を見てほしい」という自己表現
- 「大好きな人を大切に思っている」という愛情
- のびのびした想像力の証
- 成長段階で自然に現れるサイン
など、前向きで大切な意味が込められています。
親としてできることは、絵を否定せず「あなたの表現は素敵だよ」と伝えること。
さらに会話やワークを通して心に触れることで、子どもの自己肯定感や表現力をぐんと育てることができます。
「大きな絵を描いてくれるのは、子どもが安心して心を開いている証拠。私たち親がその存在になれているんだな」と実感できる瞬間です。
子どもの絵は、ただの落書きではなく、心の宝物。
今日からちょっと意識して受け止めるだけで、親子の絵時間がもっと楽しく、心あたたまるものになります。
おうちで大胆に描きたいときにぴったり。繰り返し使えて片付けも簡単です。
クレヨラ 描いて消せる! お絵かきマット
🔗関連記事:
🖇️ あわせて読みたい!関連リンクで「子どもの心」をもっと知る
🧠「戦いの絵」以外にも、こんな子どもの表現、気になったことありませんか?
🎨「絵」でわかること、まだまだあります!
子どもの絵って、ほんとうに奥が深いんです。たとえば……
こんな記事もあわせて読むと、子どもの絵の“読み解き力”がぐんとアップするかも。
「ちょっと気になる」を、「ちょっと声をかけてみよう」に変えることから、はじめてみましょう。
このブログでは、子育て中のちょっとした悩みや工夫、
子どもの行動の心理をわかりやすく紹介しています。
ときには心理診断コンテンツで気分転換も♪
育児を「ちょっと気ラクに、ちょっと楽しく」感じられるような記事を発信中です😊
\こんな記事も読まれています/
\子育て心理に関する人気記事/
\こんな記事もおすすめ/
🍁 秋の心理診断シリーズ 🍁
気になる診断を選んで、秋のひとときをもっと楽しんでみませんか?
お風呂遊び(キットパス・フォーバス)
お風呂の壁に描いて遊べるバス用クレヨン。水でさっと消せるから、お絵描きが気軽に楽しめます。バスタイムが「お絵描きタイム」に変身!
→ お風呂の壁に描いて遊べて、水でさっと消せる。
バスタイムが「お絵描きタイム」に変わる!
※使用後はしっかり水で流すとタイル表面に色が残りにくくなります。
16タイプ診断 MBTI診断 おえかき おもしろ心理テスト お母さんの絵 お父さんの絵 お絵描き お絵描きの心理 りんご イラスト ケーキスマッシュ パパの絵 創造力 大人の心理テスト 女性心理 子どものアート 子どものサイン 子どもの気持ち 子どもの絵 子育て 当たる心理テスト 心理テスト 心理学 心理診断 性格タイプ分析 性格診断 恋愛心理テスト 恋愛心理診断 朝の果物 果物 果物で元気 残酷な絵 深層心理 無料心理テスト 男性心理 秋の果物 絵 絵でわかる 絵でわかる子どもの心理 育児 自己肯定感 行動心理学 造形 食欲の秋 黒い絵
子どもの絵をアイテム化する人増えてます。
|
卒園祝いに♡
|
こちらもおすすめ
このブログはPRを含みます
こんにちは!ITTI-BLOG(イッチーブログ)を運営している、いっちーです!
子どもの心と表現の成長を、親子で一緒に楽しむヒントを発信しています。
コメントを残す