
〜子どもの“やる気の差”に気づいたとき、親にできること〜
図工で描けない=やる気がない?と思ったときに。
参観日、教室にズラリと並ぶ子どもたちの作品たち。
「さて、うちの子はどれかな?」と見てまわるものの…
「あれ?ない?…いや、あった!」とやっと見つけた我が子の絵。
でも──
なんだか元気がない。
色も少なくて、のびのびした感じがしない。
「え?家であんなに描いてるのに…これ?」
「もっと描けるはずじゃない?」
「学校ではやる気ないのかな?」
そんなふうに、もやっとした経験、ありませんか?
でも実はこれ、よくある“図工あるある”。
子どもたちにとって図工は、
・テーマが決まっている
・評価される
・先生や友だちの目が気になる
…そんな「ちょっと緊張する場」でもあります。

描きたいけど描けない。
自分を出すのがこわい。
そんな気持ちが、そっと筆を止めてしまうこともあるんです。
家ではすらすら描けているなら──
学校では描けないのに、
家ではキャラクターを何体も描いてたり、
どんどん紙を使って物語を広げていたり。
それって、決して「やる気がない」わけじゃないんです。
むしろ、描きたい気持ちはあふれてる。
ただそれが、「学校という場所」だと出しにくいだけ。
人の目が気になる。
笑われたくない。
「正しく描かなくちゃ」と思ってしまう。
そんな心の揺れが、背景を描けなくしたり、線を細くさせたりするんですよね。
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自由画は、親が子どもを“推せる”舞台
自由画は、子どもが自分の「好き!」を思いきり表現できる場所。
何気なく描いたその一枚に、
・今ハマっているキャラクター
・お気に入りの色づかい
・自分だけのストーリーや世界観
…そんな“推しポイント”がぎゅっと詰まっていることがあります。
その姿を見られるのは、毎日そばにいる親の特権。
「この色づかい、すてきだね」
「その発想、おもしろい!」
「この世界観、めっちゃ好き!」
そんなふうに言葉をかけてあげることは、まさに親だからこそできる“推し活”。
推すことは、信じて待つこと
子どもの絵が、学校では少し元気がなくても大丈夫。
家庭で自由に描けているなら、それは心のエネルギーがちゃんと動いてる証拠。
「今はその場所じゃないだけ」かもしれない。
描きたい気持ちは、ちゃんと育っている。
親が見つけて、推して、認めてあげたら、
また、いつか学校でも少しずつ、出せるようになるかもしれません。
推し活って、そういうもんです。
信じて、楽しんで、待つ。
それがいちばんの応援になるんですよね。
おわりに
子どもにとって「描くこと」は、自分の内側を外に出す大事な時間。
うまく描ける・描けない、ではなく、
「表現したくなる環境があるかどうか」がカギなんです。
図工で描けなかったとしても、家でのびのび自由画を描けているなら、それはとても豊かな“心の時間”。
ぜひ、子どもの「好き!」を全力で応援してあげてくださいね。
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