「育児書通りなのに…」子どもが泣く・ぐずるのはなぜ?
“がんばってるのにしんどい”ママへ。子どもがまとわりつく本当の理由
あるママの家での出来事。義理のお父さんから「孫のおもちゃが多すぎる」と書置きをされたそう。
聞いたときは「余計なお世話!」と思ったけれど、実際に子どもがおもちゃに囲まれて遊んでいる様子を見たら、思わず「たしかに多すぎるかも…」と感じてしまった。
おもちゃが多すぎると逆効果?子どもが飽きっぽくなる理由
実はおもちゃが多すぎると、子どもは逆に飽きっぽくなってしまうこともあります。 目移りして集中できず、どれも中途半端。おもちゃが「子どもを静かにさせる道具」になってしまうと、本来の役割から離れてしまうのです。
「また同じおもちゃ?」繰り返し遊びが子どもに必要なワケ
子どもは繰り返し遊ぶことで学びを深めていく存在です。 同じおもちゃでも、日々の発達に応じて遊び方が変わっていきます。 「またこれで遊んでるの?」と思うようなことでも、子どもにとっては試行錯誤の連続。
でも、おもちゃが多すぎるとその「深まり」が薄れ、どれも表面的に触れて終わってしまうことがあります。
そして大人がぐずるたびに「これやってみる?」「じゃあこっちは?」と次々におもちゃを出してしまうと、まるでドラえもんのポケット状態。 一時的には気が紛れるかもしれませんが、子どもの心の満足にはつながりません。
「赤ちゃん中心の生活に慣れない…」まじめなママほどしんどくなる理由
こういった状況によくあるのが、「育児書通りに育てたい」と頑張るママたち。 経済的な余裕もあり、家事も効率的にこなしたい。だからこそ育児も「正解通りに」やりたい。
仕事は、自分のペースで物事を進められる。
予定を立てて、計画的に、順序よくこなすことが得意な人ほど、赤ちゃんとの生活にはギャップを感じやすいかもしれません。
赤ちゃんのお世話は、まさに“他人軸”。
いつ寝るかも、いつ泣くかも、いつ体調を崩すかもわからない。予測できない日々が続きます。
この「他人軸に切り替わる期間」は、人によって本当に差があります。すぐに慣れる人もいれば、何ヶ月たっても「こんなはずじゃ…」と感じる人も。
実際、子どもは育児書の通りには動きません。 たとえば「夜ぐずるからこの時間に昼寝させて」「バナナを先に食べたがるからパンを先に食べさせて」と、細かく計画しても、その通りにならないのが育児。
そうした状況で「ぐずる」=「対策が足りない」と思い、また新しいおもちゃや声かけ、工夫を次々試す。でも、子どもはどこか満たされない。
そうなると、子どもはますます「ママ、ママ〜」とまとわりつくようになります。 本当は、おんぶしたり、だっこしたり、目を見て安心させることの方が、子どもにとっては必要だったりするんです。
パンとバナナの順番より大事なこと|ママの優先順位のヒント
パンとバナナをどう出すか悩む前に、子どもの目を見て話してあげる。 おもちゃをきれいに並べるより、ひとつを一緒にじっくり遊ぶ時間を作る。
そうすることで、子どもは「納得」し、「満足」する。 結果的に、動き回ったりぐずぐずする時間が減ることもあります。
「無理しない子育て」ができなかった日のこと|リアルな体験談
ちょっと無理をして、家族でお出かけした年末のこと。
普段なら「人混みは避けよう」「帰ったらすぐ手洗い」って気をつけられていたのに、疲れていたせいで、つい気が緩んだ。
その結果——
子どもが40度の高熱。年末年始で病院も閉まっていて、1週間ずっと、気が気じゃない毎日を過ごすことになりました。
「ちゃんと休めてたら、防げたかも」
そう思うことはあっても、過去は変えられません。でも、これをきっかけに「もう無理はしない」と決めました。
子どもの“体調管理”ができてきたら、次に見えてくること
子どもの生活リズムが整ってきて、熱や咳などの体調管理にも少しずつ自信がついてくると、ふと気づくことがあります。
「今、この子の気持ちを、ちゃんと受け止められているかな?」
子どもが出すサインは、本当に小さいものです。
ちょっとした表情、いつもと違う声のトーン、急に甘えてくる態度。
でもその裏にある気持ちまでは、まだうまく言葉にできない子も多くいます。
たとえば、突然泣き出したり、急に癇癪を起こしたり。
あとから振り返って「あのとき、少し寂しかったのかも」「不安だったのかも」と思い当たることがある。
体調と同じように、感情も“早めの対応”ができれば落ち着くことがあるんだと、後になって気づくことも多いものです。
“ママの忙しいオーラ”が、子どものサインを見えなくすることもある
毎日の家事に育児に、やることが山積み。
そんなとき、ママが心の中で「今それ言わないで…」という状態になっていると、知らず知らず“忙しいオーラ”が出てしまいます。
子どもはその空気を敏感に感じとります。
「今は話しかけちゃいけないのかな」
「この気持ち、言ってもムダかも」
そう思って、自分のサインを小さくしていきます。
ママのほうも、見ようとしていなかったり、気づかないふりをしてしまうことがあります。
でも、あとから振り返って「なんで気づけなかったんだろう」と自分を責めてしまうことも——。
子どもが発しているのは、ほんの小さな「ここにいてね」のサイン。
本当は、ちゃんと見て、聞いてもらえるだけで落ち着く気持ちがたくさんあるのです。
正解より「満たされる」育児を|がんばるママへ贈るメッセージ
育児って、本当に正解がない世界。 がんばってるからこそ、しんどくなることも多いです。
でも、少し視点を変えて「子どもの心が満たされているか」に目を向けてみると、案外スッと楽になることがあります。
おもちゃはあくまでサポート役。 大事なのは、子どもと一緒に“いま”を感じることかもしれません。
🧡 小さなルールが、親子の安心につながることもある
たとえば、わが家には「なんだか不安なときは“7秒抱っこ”しよう」というルールがあります。
きっかけは、幼い頃に子どもが言葉で気持ちを伝えるのが難しい時期に、「どうしてほしいかわからないけど、そばにいてほしい」というサインを感じ取ったこと。
ぎゅっと7秒間だけでも抱きしめると、子どもも落ち着き、こちらも気持ちを切り替えられる——そんな時間が何度もありました。
この“7秒ルール”、実は今でも続いていて、小学6年生になった今でも時々「抱っこして」と言ってくれるんです。
ほんの一瞬、手を止めて、気持ちを受け止める。
それだけで、子どもは「大丈夫」と思えるのかもしれません。
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1 thought on “「育児書通り」でも子どもが泣く理由。ほんとうに必要なのは?”