こんにちは、ITTI(いっちー)です。
「園ではとてもお利口ですよ」
先生のその一言に、少しホッとしたのも束の間。
家に帰った瞬間、
癇癪、暴言、叩く・蹴る——
まるで別人のように荒れるわが子を前に、
「どうして私にだけ?」
「育て方、間違えたのかな……」
そんな思いが胸をよぎったことはありませんか。
外ではちゃんと頑張れている。
でも、いちばん身近なはずの親にだけ、
どうしようもない感情をぶつけてくる。
このギャップは、想像以上に親の心を削ります。
誰にも褒められず、むしろ責められているような気さえして、
静かに自信を失っていく——
そんな毎日を過ごしている方も、少なくないはずです。
でも、先にひとつだけ伝えさせてください。
その姿は、失敗のサインではありません。
むしろそれは、
あなたの子どもが「ここは安心できる場所だ」と
全身で確認している、成長の途中にある姿です。
3〜5歳ごろ、この「外ではいい子・家では激しい」という姿は、実はとてもよくあるもの。
それでも当事者になると、「うちだけおかしいんじゃないか」「私がダメなのかも」と、どんどん自信を失ってしまいますよね。

先に、大事なところからお伝えします。
そのギャップは、子育てがうまくいっていないサインではありません。
むしろ、家庭が「世界で一番安心できる場所」になっている証拠です。
今日は、
・なぜ家と外でこんなにも態度が変わるのか
・その裏で、子どもの心に何が起きているのか
・親が少しラクになる関わり方
この3つを、順番にひも解いていきます。
この記事の内容
なぜ3歳は「家で爆発・園ではいい子」になるのか
「もしかして二重人格……?」
そんな不安がよぎることもあるかもしれません。でも、そこにはちゃんと理由があります。

安心できる場所と、緊張する場所の違い
「園ではいい子・家では爆発」は、性格の問題ではありません
| 園・外の世界 | 家・家庭 |
|---|---|
| ルールが明確 | ルールがゆるい |
| 評価される場 | 無条件に受け入れられる場 |
| 緊張・我慢が多い | 安心して本音が出る |
| 感情を抑える | 感情を解放する |
| 「いい子エネルギー」を消費 | エネルギーを回復する場所 |
保育園や幼稚園は、子どもにとって小さな「社会」です。
ルールがあり、先生がいて、思い通りにならないお友だちがいる。
3〜5歳の子どもたちは、
「ここではちゃんとしなきゃ」
「怒られないようにしなきゃ」
と、小さな体で一日中、気を張っています。
一方、家はどうでしょう。
泣いても、荒れても、失敗しても、見捨てられない。
どんな自分でも受け止めてもらえると知っている場所です。
外で張りつめた緊張を、ようやくほどける場所。
それが「家」であり、今出ている激しさなのです。
エネルギーの“使い切り”
3〜5歳の「自分を抑える力」は、まだ育ち途中。
しかも、1日に使える量は限られています。
園で
・ルールを守る
・順番を待つ
・お友だちに合わせる
それだけで、夕方にはもうエネルギー切れ。
家で爆発するのは、
「もうこれ以上、頑張れない」
というガス欠のサインです。
発達段階としての自然な姿
この時期は、自己主張が強くなる一方で、
気持ちを言葉で整理する力はまだ未熟です。
「疲れた」
「悔しかった」
「我慢した」
そんな感情を説明できない代わりに、
全身で表現するしかない。
それが、家での激しさとして現れているのです。
社会に適応しようと必死だからこそ、
その反動が、いちばん安心できる場所で出ている。
それだけの話なんですね。
家でだけ荒れるのはなぜ?親にだけ出る本当の理由
では、なぜよりによって「激しい形」で出るのでしょうか。

安全だからこそ出せる本音
癇癪、反抗、理不尽な態度。
親にとって一番つらい部分ですよね。
でもそれは、
「この人の前なら、どんな自分を出しても大丈夫」
と、あなたを信頼している証拠でもあります。
きれいな感情だけでなく、
ドロドロした気持ちも丸ごと出せる相手。
それが、親なのです。
外で頑張った分の“請求書”
集団生活は、想像以上に消耗します。
家での爆発は、
「今日も外で精一杯頑張ったよ」
という、心からの請求書。
「家ではいい子でいなくていい」
そう思える場所があるから、
子どもは明日また外で頑張れるのです。
「園ではいい子」でいられる力は、すでに育っている
家で荒れていると、つい忘れてしまいますが——
外でいい子でいられること自体、すごい力です。
社会性の芽が育っている
指示を聞く、順番を守る、相手を意識する。
これは立派な社会性の土台。
家で荒れていても、
外でそれができているなら、心配しすぎなくて大丈夫です。
環境に合わせる柔軟さ
場所によって態度を変えられるのは、
「切り替えられる力」が芽生えている証。
将来、とても大切になる力です。
「この子、ちゃんと使い分けてるんだな」
そう見方を変えるだけで、少し気持ちが軽くなります。
🔗 [内部リンク:癇癪が強く出る子|感情を出せる子との違い]
爆発されたとき、親はどう受け止めればいい?
頭では分かっていても、
毎日の癇癪は本当にしんどいですよね。
行動と人格を結びつけない
「こんなことする子」ではなく、
「今、余裕がない状態」。
評価を外すだけで、
親のダメージは確実に減ります。
正論より、関係を守る
ガス欠状態の子に、正論は届きません。
今は「言うことを聞かせる」より、
「ここは安全だよ」を伝える時期。
安心が土台になると、
少しずつ爆発は落ち着いていきます。
親の反応も、完璧じゃなくていい
イラッとするのは自然です。
気づけたら一呼吸。
それだけで十分です。
答えはいらない日も、あります。
正論も、解決策も、今はしんどい。
ただ気持ちをそのまま置いていける場所があるだけで、
親の心が少し回復することもあります。
子どものために頑張るあなた自身が、
安心できる場所を持っていてもいいと思います。
今日からできる|家での爆発を減らす具体策

感情に名前をつける
「悔しかったのかな」
「疲れちゃったんだね」
親が言葉を貸してあげることで、
子どもは少しずつ自分を表現できるようになります。
小さな選択肢を渡す
命令ではなく、選択。
それだけで衝突は減ります。
帰宅後30分は“減圧タイム”
何もしない、求めない。
ただ一緒にいる時間。
この30分が、その後の夜を助けてくれます。
🔗 [関連記事:3〜5歳のこだわりが強くなる理由と、親がラクになる境界線の引き方]
「甘やかし?しつけ不足?」よくある誤解
・甘やかしではありません
・しつけ不足でもありません
家で荒れるのは、
外でちゃんと頑張っている裏返しです。
親がラクになる視点

比べるなら、他の子ではなく、
少し前のわが子と。
「前より回復が早い」
それも立派な成長です。
🔗 [内部リンク:3歳育児がしんどい理由|見えにくい負担がたまるとき]
まとめ
「園ではいい子、家では激しい」
これは、3〜5歳の発達の中でとてもよく見られる姿で、心が壊れているサインではなく、信頼が育っているサインです。
今日も社会で頑張ったわが子。
そして、それを受け止めているあなた。
今のあなたと、今の子どもで、ちゃんと大丈夫。
明日は、帰宅後の最初の30分、
一緒にゴロゴロするところから始めてみてください。
ホーム » 【保存版】3歳が「外ではいい子・家で爆発」する理由|叱る前に知ってほしい心の成長サイン
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正解を探すより、
「この子の場合はどうだろう?」と立ち止まる時間を。
※唯一の正解はありません。その子に合うかどうかを、一緒に考えませんか。
\ 答えのない、子育ての迷いの中にいるあなたへ /
ブログでは「教育のヒント」を書いていますが、
実は私自身、毎日が迷いと後悔の連続です。
教科書通りの正解に傷ついたとき、
「この子の場合はどうだろう?」と立ち止まって、
静かに自分と向き合える場所をnoteに作りました。
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いっちー
元教諭(15年+)&プロカメラマン。
わが子の発達グレーやきょうだい児の葛藤に、涙でティッシュの山を築きながら向き合っている現役の母です。
教育の現場を知っているからこそ、外側から「正解」を押しつけられることの息苦しさや、もどかしさを感じてきました。
キラキラした正解の中で、無理をして生きるのはしんどいですよね。
「こうすべき」の前に、「この子の場合はどうだろう?」と、一緒に立ち止まれる場所でありたいと思っています。
子どもの絵に宿るサインや、言葉にならない心の機微をそっと眺めて。
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