「うちの子、絵ばかり描いてて大丈夫?」
「反対に、全然絵を描かないけど…感性は育ってるの?」
そんなふうに不安になること、ありますよね。
実は、“絵を描く”という行為には、子どもの脳や心の発達に深く関わるヒミツがたくさんあります。
この記事では、元教諭の視点から──
- 絵をよく描く子とそうでない子、どんなふうに成長が違うの?
- 絵が苦手でも大丈夫?親ができるサポートは?
- 絵を描くと脳はどう育つ?
といった疑問に、やさしくお答えしていきます。
1. 絵をよく描く子の“内なる世界”はこう育つ!
絵は、言葉では表現しきれない気持ちやイメージを“見える形”にする手段。
「楽しかった」「悲しかった」「こんなこと思いついた!」
──そんな気持ちを、紙の上にそっと描き出しているんです。
絵を描く中で育つ主な力は:
- 創造力(イメージを形にする力)
- 集中力(ひとつのことに没頭する力)
- 感情表現(気持ちを外に出す力)
- 自己肯定感(「できた!」という自信)
なかでも「描いた絵を大人がちゃんと見てくれる」ことが、子どもの自己肯定感に大きく影響します。
「伝わった!」という体験が、自分を信じる力につながります。

「これが正解」「こうあるべき」って小さい頃からずーっと言われ続けていると、
「自分ってこれでいいのかな…?」って思っちゃいます。
大人になってもその感覚って、なかなか抜けないんですよね。
子どもたちも今、SNSや比較される場面が多かったり、
テストの点とか「見える成果」で評価されがちだったりして、
「自分らしさ」に自信を持つのが難しい時代かもしれません。
みなさんも、レールを歩かされたと感じたことはありませんか?
「自分で選ぶ」「自分で決めたことが認められる」って経験が少ないと、
いつの間にか「誰かの正解に合わせなきゃ」って感覚になっていっちゃうんですよね。
だから、先ほどの
絵を描いたり自由に表現する体験って、
「自分で考えてOK」「好きなものを形にしていい」っていう、
自己肯定感の土台になるんです。
2. 絵を描くことで、脳はどう育つ?
お絵描きには、右脳と左脳、どちらもバランスよく使われます。
- 右脳:感性・空間認識・イメージ
- 左脳:論理・順序・構成
「何を描こう?」「どう描こう?」と考える中で、自然と思考力や構成力が育ちます。
さらに、育まれる力としては:
- 空間認識力(図形や立体の理解力)
- 記憶力(見たものを再現する力)
- 国語力(物語や情景を描く力)
👉 実際、アメリカの研究で「絵を描く子は記憶テストの成績が約30%高い」とのデータもあります!
3. 描かない子にも「表現の力」はちゃんと育っている
「うちの子、全然絵を描かないけど大丈夫?」
そんな心配もよく聞きますが、安心してください。
絵以外で自分を表現するタイプの子もいます。
- 言葉で気持ちを伝えるのが得意
- 体を動かして感情を整理する
- 頭の中でイメージして満足する
ただし、こうした子は感情を外に出すタイミングが少なく、大人に気づかれにくいこともあるので、「今どんな気持ちかな?」と寄り添う姿勢が大切です。
4. 学びの場での違いは?【絵を描く子 vs 描かない子】
◎ 絵をよく描く子は…
- 図形や空間の把握が得意(→算数に強い)
- 物語の構成が上手(→国語力アップ)
- 答えが一つじゃない課題に柔軟に対応できる
たとえば算数の文章題でも、「情景を絵にして考える」ことで、状況がパッと理解できたりします。
絵を描くこと=アートだけではない。
「見えないものをイメージして → 形にして → 伝える」
という、将来役立つ実用スキルでもあるんです。
◎ 絵を描かない子は…
- 論理的に考える力が育ちやすい
- 言葉で思考を組み立てるのが得意
- 話し合いや発表の場で活躍しやすい
「なんでそう思うの?」と聞かれたときに、理由を説明できるのは論理的思考の証。
一見地味に思えるけれど、社会で活躍する力がしっかり育っているんです👏
まとめ|どちらのタイプも「表現の力」は育つ!
絵を描く子も、描かない子も、
それぞれ違うやり方で、自分の内面を表現しています。
大切なのは、「その子なりの表現」を大人が受け止め、信じてあげること。
- 「描くことで伸びる力」を見守る
- 「描かない子の気持ち」に寄り添う
その積み重ねが、子どもの自信と豊かな心を育てるカギになります。
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