私の子ども時代、親が忙しくてなかなか絵本を読んでくれる時間がなく、代わりに頼りにしていたのが「読み聞かせカセットテープ」でした。カセットに録音された物語を、ヘッドフォンで聞きながら、ひとりで寝室で聞いていたんです。最初はワクワクして聞いていましたが、次第に怖いシーンが出てくることも…。不気味な音や、リアルすぎる音響効果が、夜の静けさの中で私を怖がらせていました。
でも、あの怖さも今では懐かしい思い出です。なぜなら、カセットのおかげで、私は本棚いっぱいの物語を頭にしっかり覚えたからです。物語の中で聞いた数々の登場人物や場所、世界観は、まるで自分の一部のように感じられ、小学校でも友達との会話の中でその知識が役立ちました。そして、中学校の英語の授業では、世界のおとぎ話が登場したとき、親近感を持ってすんなり理解できたんです。それもこれも、カセットで何度も繰り返し聞いたおかげです。
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ただ、今振り返ると、物語を一人で聞いていたあの孤独感と、怖いシーンを一人で耐える経験もまた、特別なものだったと感じます。しかし、現代では、親が一緒に絵本を読んでくれる時間が、子どもにとって何よりも大切だと気づきます。便利なツールがあるからこそ、親が手間をかけて一緒に読むことが、心のつながりを深め、より深い感動を生むのだと思うんです。
今、便利なオーディオブックやカセットテープの時代と比べると、親子で一緒に物語を楽しむことの大切さが、さらに際立っています。怖いシーンが登場しても、親が手を握りながら一緒に読んでくれると、子どもは安心してその世界に没入できるのです。絵本を一緒に読んでいる時間が、心の豊かさを育んでいくんですね。
物語の中の怖いシーンや難しい場面も、親と一緒に語り合いながら進めば、深い学びとともに親子の絆も深まります。カセットテープの時代には得られなかった温かさが、今の読み聞かせには詰まっています。私たちが子どもたちに伝えられるものは、単なる物語だけではなく、心を通わせる時間そのものだと感じます。
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📚 子どもが「読んで!」と言いたくなる絵本選びのコツ
子どもが夢中になる絵本には、“共感”や“参加”がしやすい仕掛けがあります。
🎯ポイントはこれ:
- 動物や擬音が出てくる絵本(例:『だるまさんが』)
- リズムが心地よいもの(例:『もこもこもこ』)
- 何度読んでも発見があるもの(例:『ぐりとぐら』)
📚 年齢別・発達段階に合わせた絵本選びのポイント表
年齢の目安 | 発達の特徴 | おすすめの絵本タイプ | 理由・効果 |
---|---|---|---|
0~1歳 | 視覚・聴覚への反応が中心 感覚を楽しむ段階 | ■ リズムのある絵本 ■ 簡単なしかけ絵本 | 音の繰り返しやリズムが心地よく、親の声に安心感を得る しかけで視覚的刺激も◎ |
1~2歳 | 繰り返しが大好き 言葉を覚え始める | ■ 繰り返し表現のある絵本 ■ 動作絵本 | くり返し表現で言葉を自然に吸収しやすい 真似することで体の動きと連動 |
2~3歳 | 自己主張が強くなる 想像力も発達 | ■ しかけ絵本 ■ 感情を扱う絵本 | 開けたりめくったりの遊びが好き 「いや」「すき」など感情表現の共感ができる |
3~4歳 | 会話が発達 物語を理解し始める | ■ ストーリー性のある絵本 ■ リズム絵本 | 簡単な起承転結を理解しはじめる リズムで記憶にも残りやすい |
4~6歳 | 役になりきるごっこ遊びが増える | ■ 空想の世界の絵本 ■ 登場人物が活躍 | 「もしも〜だったら」に夢中になる時期 登場人物に共感し、心の成長に繋がる |
“ちゃんと読めてない”より、“今日も読めた”を大切に
「たった1ページでも読めた自分」を褒めてあげてください。
子どもの心に必要なのは、量より“気持ち”です。
「この子はこのままで大丈夫」と、自信を持って読み聞かせを“心を通わせる時間”にしていきましょう。
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