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思春期の絵・観察ガイド|変化を「問題」にしないための読み方
思春期の子どもの絵は、ある日突然、雰囲気が変わったように見えることがあります。
- 急に描かなくなった
- 表情のない人ばかり描く
- 火や怪獣など、激しいモチーフが増えた
- 色が減って、モノクロっぽくなった
こうした変化に出会うと、
「何かあったのでは?」「心が荒れている?」と不安になりますよね。
でも多くの場合、それは問題のサインではなく、心が組み替え中であるサインです。
このページは、思春期の絵を
診断せず・決めつけず・観察するための地図として作りました。
気になるテーマから、気軽に読み進めてください。
思春期の絵に多い「変化タイプ」

思春期の絵の変化は、大きく分けるといくつかのパターンがあります。
どれか一つに当てはまる必要はなく、行ったり来たりする子も珍しくありません。
🔥 エネルギーが外に出るタイプ
- 火・爆発・怪獣・バトル
- 強い線・大きなモチーフ
- 物語性のある世界観
一見すると「荒れている?」と感じやすいですが、
実際は内側にあるエネルギーを安全に外へ出している状態であることも多いタイプです。
😐 感情を伏せる・省略するタイプ
- 表情のない人物
- 無機質・静かな構図
- 色数が極端に少ない
感情がないように見えて、
実は感情を整理・管理しようとしている時期に現れやすい表現です。
✏️ 描かなくなる・静かになるタイプ
- 自由帳が白いまま
- 描いてもシンプル・省略的
- 「描かない」を選ぶ
これは感性がなくなったのではなく、思考が内側に向いている状態であることが多いです。
🧍 視点が「自分中心」に戻るタイプ
- 自分だけを大きく描く
- 他人が背景になる
- 世界が狭く見える構図
一度広がった視野が、
自分自身を再確認するために内側へ戻る段階で見られることがあります。
よくある親のモヤモヤ
- これは放っておいていい?
- 声をかけたほうがいい?
- 褒め方がわからない
- 心配しすぎなのか判断できない
こうした疑問は、
一つの絵・一時期だけを切り取ると、余計に不安になるものです。
全体の流れや他の変化とあわせて見ることで、
「今どのあたりにいるのか」が見えてきます。
🔗 思春期の子どもの絵にあらわれる心理|観察ガイド(保存版)
観察するときに大切にしたい3つの視点
- 一枚で判断しない
- 上手・下手で見ない
- 変化=悪化と決めつけない
思春期の絵は、完成形ではなく
通過点として現れることがほとんどです。
描き方が変わるのは、
心がちゃんと動いている証拠でもあります。
迷ったら、ここに戻ってきてください
このカテゴリーページは、
「ちょっと気になる」「判断に迷う」
そんなときの戻り場所です。
個別の記事で気になるテーマを読んだあと、
全体像を見直したくなったら、またここへ。
思春期の絵は、
正解を出すものではなく、
一緒に眺めていくものです。
※ 一つひとつの変化の意味を、心理の視点から詳しく知りたい方は
→ 思春期の子どもの絵にあらわれる心理(保存版)
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こんにちは!ITTI-BLOG(イッチーブログ)を運営している、いっちーです。
このブログでは、子どもの絵から心理を読み取り、心の成長や表現力を親子で一緒に楽しむヒントを発信しています。
「子どもの絵で心を読む専門サイト」として、日々の子育てに役立つ情報をお届けします。



