
1歳の誕生日を祝う「一升餅」の儀式。赤ちゃんの成長を願う素敵な行事ですが、「転んで泣いちゃった…」という声もよく聞きますよね。
そもそも、なぜ赤ちゃんは一升餅を背負うと転んでしまうのでしょう?その理由を心理・発達の観点から解説し、安心して楽しむための工夫をご紹介します!
なぜ赤ちゃんは転んでしまうの?発達の視点から解説
1歳頃の赤ちゃんは、歩行がまだ不安定な時期。以下の理由から、転びやすくなります。

- バランスを取るのが難しい :頭が大きく、体の重心が安定しづらい
- 歩く経験が少ない :歩行を始めたばかりで、まだしっかりとした歩き方が身についていない
- 急な負荷に対応できない :背負うことで重心が変わり、バランスを崩しやすくなる
無理に歩かせる必要はありません。赤ちゃんの発達に合わせたお祝い方法を選びましょう。
一升餅で転ばない!安全にお祝いするための工夫5選
1. 一升餅のサイズや重さを調整する
一升餅は約1.8kgあり、赤ちゃんには重すぎることも。以下の工夫を試してみましょう。
分割タイプを選ぶ :2~4分割の小さい餅なら、負担が軽減
お米やパンに変更する :「一升分のお米」や「一升パン」なら、より軽くて負担が少ない
風呂敷よりリュックがおすすめ :肩にしっかりフィットしやすい
2. リュックや風呂敷を工夫する
背負いやすくするために、以下のポイントを意識しましょう。
リュックを使用する :肩紐がしっかりしているので安定しやすい
風呂敷は緩めに結ぶ :きつく締めすぎず、快適に。緩すぎると動いだ時の反動がつきやすくお餅に体を持っていかれちゃうので体にフィットするイメージで。
タオルを詰める :クッション性があり、重さを分散できる
一升餅とリュックのセット商品もあるので、お子さまに合うものを選んでみてください。
3. 赤ちゃんの服装に注意する
転倒時のケガを防ぐために、服装にも工夫を!
ズボンの下にレッグウォーマー :膝を保護できる
滑り止め付き靴下を履かせる :足元の安定感UP
動きやすい服を選ぶ :裾が長すぎると引っかかるので注意
4. 歩かせる場所を工夫する
柔らかい床の上なら、転倒しても安心です。
カーペットやプレイマットの上 :フローリングより安全
布団の上で練習する :転んでも痛くない
5. サポートしながら歩かせる
無理に一人で歩かせず、親がそばでサポートすることが大切です。
片手を軽く添えてサポート :転倒を防ぎながら安心感を
ゴール地点にお気に入りのアイテムを置く :興味を引いて楽しく挑戦
発達に合わせて楽しむ :この時期はまだ歩かない子も多いです。ハイハイやつかまり立ちで撮影するのもOK!
この時期は歩き始めている子もいますが、ハイハイが好きな子、たっちができるけどまだ歩き出すところまではまだの子、さまざまです。一升餅を背負ってすたすた歩く子の方が少ないことも知っておいてください。その子の発達段階に合わせて、ハイハイだったり、つかまり立ちで写真だけ撮っておくなど、工夫して柔軟に楽しみましょう。
ゴール地点に赤ちゃんの好きなものを置くとスムーズです。おうちのカギだったり、スマホだったり。おもちゃじゃなくてもいいんです。楽しんで応援してあげてください。赤ちゃんのペースに合わせて、無理のない範囲でお祝いしましょう♪
一升餅の準備チェックリスト
- 一升餅(約1.8kg)
- 風呂敷またはリュック
- 赤ちゃんの服装(動きやすくて可愛いもの)
- カメラ(スマホでもOK)
- 選び取りアイテム(そろばん、筆、電卓など)
- 一升餅を置くためのお盆や布
- お祝いの装飾(バルーンやガーランドなど)
- お祝いの料理(ケーキやごちそう)
一升餅とリュックや選び取りカードがセットになっているものも販売されています。小分けされているおもちや、名前入りのおもち、お子様の写真入りのお米、一升パンなど、お好みに合わせて選んでみてください。小分けされているおもちやお米はお祝いの後、参加してくれた家族に分ける事もできますので、ご家族が集まって盛大なパーティをされる場合におすすめです。
一升餅のお祝いの手順
- 餅を風呂敷やリュックに包む
一升餅を一つにまとめ、風呂敷やリュックに入れます。風呂敷の場合、赤ちゃんに背中で結んで固定します。 - 赤ちゃんに背負わせる
赤ちゃんに一升餅を背負わせます。このとき、赤ちゃんが一升餅の重さでヨロヨロと歩いたり、転んだりする姿を楽しむのが伝統です。これは、少しの困難にも負けない「強い子」に育ってほしいという願いが込められています。 - 写真を撮る
赤ちゃんが一升餅を背負っている姿や、笑顔の家族写真を撮影しましょう。タイミングが大事ですので、赤ちゃんのそばで赤ちゃんをサポートする係と撮影係に分けて協力して撮影しましょう。100均にも売っているスマホ用スタンドがあると便利です。赤ちゃんの撮影のタイミングはなかなか図りにくいもの。動画で撮影しておくととりこぼしがありません。

まとめ
一升餅のお祝いは、赤ちゃんの成長を感じられる素敵な行事。準備から背負わせる儀式、選び取りまで、一つ一つのステップが赤ちゃんの成長を感じさせてくれます。ハイハイやつかまり立ちで撮影するのもかわいいですよ。泣いちゃうかもしれませんが、全力で応援して楽しい時間にしてください♪無理に転ばせる必要はありません。今回ご紹介した工夫を取り入れて、楽しい思い出を作ってくださいね!
一升餅のお祝いの後に行われることが多いのが「選び取り」の儀式です。赤ちゃんの前にさまざまなアイテムを置き、赤ちゃんが最初に手に取ったものによって将来の職業や性格を占うというもので、そちらも記事を書いていますので、よかったらしてみてください。
「選び取り」って何?1歳のお祝いをもっと楽しむために
1歳のお誕生日の撮影で多いのが「選び取り」「一升餅」ともうひとつ。「ケーキスマッシュ」です。アメリカ発祥のイベントで、赤ちゃんが食べられるケーキ(生クリームじゃなくて水切りヨーグルトなどを使ったもの)を、手づかみでスマッシュするというもの。「赤ちゃんの初めて」をかわいく残せる機会ですので、よかったらこちらもチェックしてみてください♪1歳の誕生日ケーキの作り方!卵なし・乳なしレシピやサイズの目安を解説 – itti-blog
1歳の誕生日お祝いガイド!準備から当日の過ごし方まで完全解説 – itti-blog
1歳の誕生日特集|プレゼント・コーデ・飾り付けアイデアまとめ! – itti-blog

今回ご紹介した工夫を取り入れて、笑顔あふれる素敵なお祝いにしてくださいね!
子どものクリエイティブな才能を伸ばすヒントをもっと知りたい方へ!
「子どもがずっと同じものを描くのはなぜ?」
「子どもの絵に隠されたサインとは?発達・感情・才能の見分け方を読む」
「子どもの創造力を伸ばす5つの方法」
「得意を伸ばす親の接し方」
関連記事:絵でわかる子どもの心理シリーズ ①~⑦
絵でわかる子どもの心理シリーズ⑤「ペットが主役!」
絵でわかる子どもの心理シリーズ⑥「手が異常に大きい!」
絵でわかる子どもの心理シリーズ⑦怪獣?宇宙人?

「叱らなきゃ」と思い込む必要がなくなり、親も心に余裕が生まれる共感育児>>>
おもちゃ おもちゃサブスク おもちゃ選び方 お母さんの絵 お絵描き お絵描きの心理 お食事エプロン くれよん イラスト クレヨン クレヨンはみ出す ケーキスマッシュ 創造力 同じ絵を描く 子どもと一緒 子どもと楽しむ 子どものアート 子どものサイン 子どもの世界 子どもの工作 子どもの心を落ち着かせる 子どもの心理 子どもの才能 子どもの残酷な絵 子どもの特徴 子どもの絵 子育て 工作 工作嫌い 工作苦手 想像力 正解がない遊び 気になるお絵描き 筆圧 筆圧が弱い 筆圧が強い 育児 育児グッズ 育児用品 色塗り 色鉛筆 赤ちゃんとのおでかけ 造形 離乳食 1歳おすすめおもちゃ
関連
itti-blogをもっと見る
購読すると最新の投稿がメールで送信されます。
2 thoughts on “【1歳の心理】なぜ転ぶの?一升餅のお祝いを安心して楽しむ工夫5選”