「仕事もあるのに、どうしたらいいの……」朝、出勤準備をしていたら「今日、学校行きたくない」。頭では「受け止めよう」「休ませよう」と思っても、時計は動いている。
共働き家庭で子どもが不登校になったとき、罪悪感・焦り・疲れが一気に重なります。結論からお伝えすると、「完璧な対応」は必要ありません。できる範囲でちょっとずつ整えることが、子どもにとっても親にとっても一番の支えになります。

この記事では「まず押さえておきたい考え方」「共働き家庭でできる5つの工夫」「仕事と子育てのすり合わせ方」「親の心を守るための視点」を具体的にお伝えします。
まず整理——今の状況、どこから手をつければいい?
| 状況 | 最初にできること |
|---|---|
| 子どもが今日・明日の登校を嫌がっている | 今日は休ませる判断をしていい。まず気持ちを受け止める |
| 在宅勤務中で子どもをどう過ごさせるか迷っている | 「ひとり時間ゾーン」を作り、午前中だけでも集中時間を確保 |
| 出勤があって子どもを一人にするしかない | 実家・自治体の相談窓口・フリースクールの選択肢を確認する |
| パートナーと対応が分かれていて疲弊している | 「今週どうするか」だけを話し合う。長期計画は後回しでOK |
「学校に戻すには?」より先に「今日をどう乗り越えるか」から考えましょう。一日ずつ積み重ねることが、長い目で見て一番の近道です。
共働きだからこそできる5つの工夫
① 朝の「ゆるルール」でペースを整える
学校に行かない日でも、「起きる・顔を洗う・着替える」だけルールにするとメリハリが生まれます。「8時になったら一緒に朝ごはんを食べよう」など、時間の軸だけ残して内容は柔軟にすると、子どもも受け入れやすくなります。
② 「ひとり時間ゾーン」を作る
在宅勤務中に「ずっとそばにいて」と言われると、仕事も育児も中途半端になりがちです。「ここにいる間は好きなことしていていい」ゾーンを物理的に作るだけで、子どもも安心感を持って過ごせます。お気に入りのおもちゃ・タブレット・折り紙などをまとめたコーナーでOKです。

③ 在宅勤務中の「声かけルール」を決める
- 「会議が終わったら10分おやつタイムにしよう」
- 「今は集中モード。話したいことはこの紙に書いておいて」
- 「ドアが閉まっているときは、ひそひそモードでね」
「あとで」を約束するだけで子どもは待てるようになります。話しかけられるたびにイライラ→罪悪感のループを断ち切るのに効果的です。
④ 実家・親族・自治体のサポートを遠慮なく使う
「親に頼るなんて……」と思わなくていいです。週1だけ実家に行くだけでも、親子ともリフレッシュできます。自治体の相談窓口・フリースペース・一時預かりも積極的に活用してください。
- 教育委員会の相談窓口
- スクールカウンセラー(学校経由で申請できる)
- フリースクール・居場所サービス
- 自治体の子育て支援センター
⑤ オンライン学習で「学びの継続」を確保する
学校に行かない時期も、学びを止めないことが長期的な安心につながります。タブレット教材・オンラインスクール・動画授業など、自宅で自分のペースで進められる学習方法が増えています。「勉強しなさい」と言わなくても、自分から取り組める環境を整えることが先決です。
仕事と子育てをすり合わせる——今、選べる選択肢
「子どもに合わせたいけど、仕事が……」この板挟みは、共働き家庭の不登校において最もしんどい部分です。でも、選択肢は増えています。

完璧に仕事も育児もこなそうとしない。「どちらもちょっとずつゆるめる」という視点が、長く続けるコツです。
不登校の新しい選択肢「クラスジャパン小中学園」
自宅学習で学校の「出席扱い」や成績評価を目指せる、完全オンラインのフリースクールです。
- 出席扱い対応:おうちでの学びが学校の評価に繋がる(※学校側の判断となります)
- 個別のサポート:生徒全員に専任の担任の先生がつく安心感
- 楽しい部活動:プログラミングや声優体験など、好きを伸ばせる
親の心を守る——罪悪感より「健やかな親の姿」が子どもへの最大の贈り物

「仕事に出るなんてひどい親かな……」「もっと付き添ってあげたら……」このループに入っていませんか。
研究でも示されているように、親の情緒的安定は子どもの回復に大きく影響します。完璧な対応をしている親より、疲れても笑えている親の方が、子どもの安心につながることがあります。
- 「できる範囲でやってる、それでいいよ」と自分に言う
- 今日うまくできなかったことより「今日こんなことがあって……」と話せる相手を一人つくる
- 自分のための時間を週に1時間でも確保する
親が消耗しきってしまうと、子どもを受け止める器が空になります。自分の心を守ることは「自分のため」ではなく「子どものため」でもあります。
よくある質問
Q. 子どもを一人にするのが不安。何歳なら大丈夫?
一概には言えませんが、小学校中・高学年であれば短時間のひとりは可能な場合が多いです。「近所に頼れる人がいるか」「本人がひとりを怖がっていないか」を確認した上で、少しずつ時間を延ばしていく方法が現実的です。不安がある場合は自治体の一時預かりや祖父母への相談を優先してください。
Q. 学校との連絡がしんどい。どうすれば?
「毎朝電話しなければ」というプレッシャーを感じている方は多いです。担任の先生に「週1回の連絡でよいですか?」と伝えてOKです。スクールカウンセラーを間に入れることで、コミュニケーションの負担を減らせることもあります。
Q. いつになったら仕事に専念できるようになる?
不登校の回復には個人差があります。「今の状態でどこまで仕事に集中できるか」を上司や職場に正直に伝えておくことが、長期的な安心につながります。一人で抱えて限界になってから打ち明けるより、早めの共有の方がお互い動きやすくなります。
✏️ まとめ|「完璧でなくていい」——今日できることをひとつずつ
- 「今日をどう乗り越えるか」から考える。長期計画は後回しでOK
- 朝のゆるルール・ひとり時間ゾーン・声かけルールで在宅勤務を整える
- 実家・自治体・スクールカウンセラーなど使えるサポートは遠慮なく使う
- 仕事の調整は上司に早めに相談。一人で抱えないことが続けるコツ
- 親自身の心の余裕が、子どもへの最大の支えになる
「できる範囲でやってる、それでいいよ」——今日も子どものそばにいてくれているあなたに、まずそう言いたいです。完璧でなくていい。続けていることが、もう十分すごいことです。
関連記事
寄り添う子育て・子どもの心と行動を理解するヒントをもっと見る
購読すると最新の投稿がメールで送信されます。

この記事が「いいな」と思ったら、noteのフォローやYouTubeのチェックもお願いします!がぜんやる気になります!
正解を探すより、
「この子の場合はどうだろう?」と立ち止まる時間を。
※唯一の正解はありません。その子に合うかどうかを、一緒に考えませんか。
いっちー
元小学校教員(15年)
ベビー&キッズ専門フォトグラファー
小学校で15年、子どもたちの育ちを間近で見てきました。その経験から、ベビー&キッズ専門フォトグラファーへ転身。
レンズを通して感じる毎日——
かわいい。謎い。純粋すぎる。
「うちの子、大丈夫かな」という不安がそっとほぐれるような記事を書いています。
この場所で書いていること
・ 子育てあるある
・ 毎日の小さな楽しみを見つけるヒント
・ 絵や行動から読み取る子どもの心





