【もしかして心のSOS?】
✅ 家族の絵を描かなくなった
✅ 色使いが暗くなった
✅ 絵を描くこと自体が減った など
子どもの絵が変わった?そのサイン、見逃さないで
引っ越し・入園・転校など、大人が思う以上に子どもの心はがんばっています。
家族の絵を描かなくなった、暗い色が増えた、そもそも絵を描かなくなった——。
それは言葉にならない「心のサイン」かもしれません。
この記事では、元教諭として多くの子どもたちと関わってきた経験をもとに、
✅絵にあらわれる心の変化
✅行動から読み取れるサイン
✅親としてできるやさしい関わり方
を、わかりやすくお伝えします。

📒子どもの人間関係は絵に現れる?→🔗【苦手な先生・友達】子どもの絵に出る“人間関係のサイン”と寄り添い方 – itti-blog
環境の変化は、子どもの心にとっては“事件”
新しい場所、新しい友達、新しい大人。
大人にとっては「引っ越し先」「新しい園」でも、子どもにとってはそれが“世界が変わる”ほどの出来事です。
わかっていても不安、がんばっているけど心細い。
そんな感情は、言葉ではなく「絵」や「行動」にあらわれます。
絵にあらわれる“心のサイン”とは
家族を描かなくなった子どもが感じていること
「前は家族を描いてたのに、最近は風景ばかり…」そんな変化には、子どもなりの“距離感”がにじんでいるのかもしれません。引っ越しや新しい環境で気持ちが落ち着かず、家族とのつながりを一時的に感じにくくなっているサインとも考えられます。🔗【まとめ記事】「家族の絵に現れる心理サイン」完全ガイド
暗い色ばかり…心がモヤモヤしているサインかも?
黒、灰色、赤などの強い色を多用するのは、言葉にできない不安やストレスを表現していることがあります。怒りや緊張感を抱えているときに、自然と手が伸びる色には、子どもの内側にある「モヤモヤ」が表れているのです。🔗黒い絵ばかり描く子ども、どうしたらいい?その心理と親のサポート方法 –
なぜ顔を描かないの?自己肯定感との関係
人の顔や手足を描かなくなるのは、自信をなくしていたり、自分や周囲の人との関係に迷いがあるときに見られやすい特徴です。顔がない=「感情を出せない」「誰にも見せたくない」…そんな心のブレーキが働いているのかもしれません。🔗顔を描かない子どもには理由があった!発達の視点から見る“顔が描けない”の本当のワケ
描かれた絵の“サイズ”にも意味がある
小さく、すみっこに描かれた絵には、「自分の居場所がない」「遠慮している」などの気持ちが表れていることがあります。逆に、大きく堂々と描くときは、自己主張や安心感のサインになることも。サイズ感は、その子の“心の居場所”を映す鏡です。🔗絵が小さい子どもの心理とは?色と大きさで読み解く心のサイン

🎨「絵が変わったな」と思ったら…
見られる変化 | 絵の特徴例 | 考えられる気持ち |
---|---|---|
家族を描かなくなる | 人物が減る、風景だけになる | 寂しさ・心の距離感 |
暗い色が増える | 黒や灰色、赤を多用 | 緊張・怒り・不安 |
家や人が小さくなる | 枠のすみっこにちょこんと描かれる | 居場所がないような不安 |
顔がない・手がない | 人の顔や手足が省略される | 自己肯定感の揺れ、感情の抑圧 |
色がにぎやかすぎる | 蛍光色でぐるぐる描く、勢いのある塗りつぶし | 感情の爆発、言葉にならないストレス |
絵は、子どもの“心のことば”。
描きたくて描いているものには、必ず意味があります。
否定せず、読み取るヒントとして受け止めましょう。
絵だけじゃない!行動にも出る“がんばりサイン”
変化は絵だけでなく、日常の行動にも表れます。
登園・登校を嫌がるのは、適応のサイン
「行きたくない」と言えず、「お腹が痛い」「眠い」と体の不調を訴える子は少なくありません。新しい環境に一生懸命なじもうとしている中で、心がオーバーヒートしているサインです。無理に行かせるより、気持ちに寄り添う一言が、心の安心につながります。
制作を避けるとき、子どもが感じていること
絵を描いたり、工作をしたりといった表現活動から距離をとるときは、「うまく描けない」「気持ちがまとまらない」といった内面の揺れが関係していることも。評価されることへのプレッシャーや、気持ちが追いついていない状態かもしれません。
一人遊びが増えたのは、自分を守る時間かも
お友だちと遊ばずに、一人で過ごすことが増えたとき。親としては「大丈夫かな?」と心配になりますが、それは自分のペースを保つための“守りの時間”かもしれません。子ども自身が心のバランスをとろうとしている、健気なサインです。
小さなことで泣いたり怒ったり…感情のコップがいっぱいに
普段なら気にしないようなことでも、大泣きしたり怒ったりする…。それは、心の中の「がまんのコップ」がいっぱいになっている証拠です。環境の変化で少しずつため込んだ緊張や不安が、ちょっとしたきっかけであふれ出しているのかもしれません。
🧠 親が気づきやすい!子どもの“がんばりサイン”チェックリスト
✅ 環境が変わったあと、こんな様子はありませんか?
チェックポイント | よくある様子の例 |
---|---|
□ 朝の登園・登校を嫌がるようになった | 「行きたくない」「お腹が痛い」など体調を理由にすることも |
□ 一人遊びが増えた/常にべったりしてくる | 心のバランスをとっているサインかも |
□ 絵や制作をあまりしなくなった | 感情表現がしにくい時期に見られやすい |
□ 小さなことで怒ったり泣いたりする | 感情のコントロールが難しくなっている証拠 |
□ 赤ちゃん返りのような行動が出てきた | 「着替えられない」「抱っこして」などの甘え |
□ 好きだったものに急に興味を示さなくなった | 心が他のことでいっぱいになっている可能性も |
□ 「つまんない」「やだ」が口ぐせになっている | 気持ちのもやもやを言葉にできず、単語に出る |
☁ 1つでも当てはまったら…
「今は心ががんばっている時期なんだな」と受け止めて。
否定せず、少し意識して“安心できる関わり”を心がけましょう。
🔗入学して1ヶ月、なんだか元気がない…子どもが話さないときにできること – itti-blog
元教諭が伝えたい「親にできる4つのこと」
① 無理に聞き出そうとしなくて大丈夫
「なんでその絵なの?」「何かあったの?」と問い詰めるより、
「いい絵だね」「この色、きれいだね」と安心感を与える声かけが大切です。
② “変化の時期”と割り切る
感情の揺れは悪いことではありません。新しい環境に順応しようと成長している途中です。
③ 安心できる“いつも通り”の時間を作る
絵を描いたり、お話をしたり、一緒に笑う時間が子どもを支えます。
④ 周囲の大人とつながる
先生や支援者と様子を共有することで、見えない変化にも気づきやすくなります。
まとめ:絵の変化は、成長のプロセス
環境の変化は、子どもにとって不安もあるけれど
「がんばった!」「乗り越えた!」という自信につながるタイミングでもあります。
子どもはとても柔軟で、少しずつ“新しい世界”に慣れていきます。
絵に見える心の変化は、「成長している証」かもしれません。
親がゆったりとした気持ちで見守ることが、いちばんの安心材料になりますよ。
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