
「なんだか最近、絵の雰囲気が変わったかも…?」
そんな直感、実はすごく大切です。
子どもは新しい環境に入るとき、期待と不安の両方を抱えています。
でも、その気持ちをまだうまく言葉にできないことも。
そんなとき、そっと教えてくれるのが“絵”。
今回は、「入園・転校・進学」などの環境の変化と子どもの絵の関係について、
元教諭の視点から、わかりやすくお伝えします。
「環境の変化」と子どもの絵:どんなサインが出る?
入園・転校・進学など、環境の変化があったとき、絵にはこんな変化が出やすくなります。
よくあるサイン
- 人物がいない or 小さくなる(=不安や緊張)
- 色が暗めになる(=安心感の低下)
- 描くモチーフが偏る(例:おうちだけ、人だけ)
- 同じ絵ばかり繰り返す(=気持ちを整理しているサイン)
- 描く量が減る/増える(=心のバランスの揺れ)
たとえば…
「入園前はお花や動物をよく描いていたのに、最近は無表情の人がぽつん…」
「転校してから、“真っ黒な電車”ばかり描いている」
そんなときは、ちょっと心が頑張ってるサインかもしれません。
【苦手な先生・友達】子どもの絵に出る“人間関係のサイン”と寄り添い方 – itti-blog

気づいたとき、どんな声をかけたらいい?
子どもの絵の変化に気づいたとき、大事なのは【分析】よりも【共感】です。
NG:「どうしてこんな暗い絵なの?」「怖い絵だね」
これは責められているように感じてしまうことも。
OK:「この色、落ち着いた感じだね」「このおうち、安心する場所なのかな?」
→ “答えを引き出す”のではなく、「一緒に感じる」スタンスが◎。
親が「気づいてくれた」「ちゃんと見てくれてる」と感じるだけで、子どもはふっと安心できます。
環境の変化は“成長のとき”でもある
- 入園=初めて親と離れる体験
- 転校=人間関係がリセットされる不安
- 進学=「お兄さん」「お姉さん」として頑張らなきゃのプレッシャー
こうした変化は、ストレスを感じながらも成長していく大事なステップ。
だからこそ、「子どもの絵 心理」に注目して、「今この子、どう感じてるかな?」と寄り添う時間がとても大切です。
【保存版】子どもの絵から読み解く心理とは?親ができる寄り添い方と声かけのヒント – itti-blog
「気づける親」は、もう十分あたたかい
「最近なんか違う気がする」
そうやって検索して、このページにたどり着いてくださったあなたは、
もうすでに“気づける力”を持っている親です。
それって、すごいこと。
だから、「どうすれば正しい?」ではなく、
“気づいてくれたこと”そのものが、子どもへのいちばんのサポート。
このブログで伝えたかったこと
- 子どもの絵は“こころの鏡”
- 入園・転校・進学などの環境の変化は、絵にサインが出やすい
- 不安・緊張・がんばりたい気持ち…すべてが絵に現れる
- 親は「気づいて」「寄り添って」「見守る」だけで充分
- 子どもにとって、見てくれてる親の存在こそが安心感
おわりに
夜寝る前、なんとなく不安になって検索した方もいるかもしれません。
でも大丈夫。
絵を見て「ん?」と感じられたことは、
もう子どもをちゃんと見ている証です。
その気づきを、
どうか焦らず、やさしく見守る力に変えてくださいね。
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【入園・転校・進学】子どもの絵に出る“環境の変化サイン”とは?親が気づけるヒントと寄り添い方”