
観察力×お絵描きで“見る力”を育てるゆるやかステップ
「落ち着きがない子にはお絵描きがいいって聞くけど…うちの子、じっとなんてしてられない!」
そんなふうに感じているママパパへ。
お絵描きは、ただ「絵が上手になる」だけじゃなく、観察力を育て、心を落ち着かせるきっかけになることもあるんです。
でも、興味がない子に「座って描きなさい」と言ってもうまくいかない…。
そこで今回は、元教諭の視点から、ワイワイ系の子が自然と集中しやすくなるステップをご紹介します
「うちの子、ほんと落ち着きがなくて…」という日々
- ごはん中もイスにじっとしてない
- 絵本も5秒で飽きる
- お絵描きなんてまるで興味なし!
「このままで大丈夫?」と、つい心配になってしまいますよね。
でも、子どもの“落ち着き”って、大人の言葉では育たないんです。

“落ち着く”って、どういうこと?
「落ち着きなさい!」と声をかけて一時的に静かになっても、
それは“心が落ち着いている”とは違います。
元教諭として感じるのは、
子どもが本当に落ち着いているときって、
なにかに集中して夢中になっているとき。
それをサポートするのが、お絵描き×観察のちからです。
ワイワイっ子も自然と静かに…3ステップ
ステップ | やること | ポイント |
---|---|---|
① 見る | 写真や絵本、実物を見ながら「どんな形?色?」と会話 | ただ見るだけでOK。じっくり観察する時間を少しずつ |
② まねる | ママパパが描いた簡単な形(丸、線など)をなぞらせてみる | 描き始めるきっかけに◎ 自信がつきやすい |
③ 気づく | 「見たまま描いてみよう」で、実物をよく見てから描かせてみる | 「あっ似てる!」の体験が観察力を伸ばします |
焦らず、楽しく、短時間でもOKです♪
うちの子にも効く?チェックリスト+なぜ効くのか
こんなお子さんには、観察力を育てるお絵描きあそびがとても合います。
なぜおすすめ?(解説) | |
---|---|
興味のあることにはものすごく集中する | 好奇心が強い子は“興味の持ち方”次第で集中力も引き出せる |
動きは多いけど、じーっと何かを見る瞬間がある | 短くても「観察する力」はちゃんと育っているサイン |
「これなに?」「なんで?」が多い | 質問が多い子は、目で見て考えるチカラを自然と育てている |
絵や文字にはまだ関心が薄い | 無理に文字を教えず、「描く楽しさ」から入る方がうまくいく |
「まねっこ」「なぞり描き」が好きそう | 模倣が好きな子は、お絵描き導入がしやすいタイプ |
1つでも当てはまれば、「観察×お絵描き」で心のペースを整えるきっかけになるかもしれません。
親としてつい言いたくなる「静かにして!」の代わりに…
大人にとっての“落ち着き”と
子どもが「心から静まっている」状態は、ちょっと違います。
「じっとして!」よりも、
「見てごらん、これって何に見える?」
そんな声かけで、目と心が同時に止まる時間が生まれてきます。
お絵描きは、心を“静かに動かす”遊び
お絵描きって、
- 音が出ない
- 正解がない
- 自分のペースでできる
だからこそ、落ち着きがない子どもにとっても
**「がんばらなくてもできる集中」**の時間になるんです。
まとめ:落ち着きがない=感性があふれてる
「ちょろちょろ動き回る」は、悪いことではなくて
「見る力」や「感じる力」があふれているサイン。
そんなお子さんだからこそ、
「見る・まねる・描く」の小さなステップが、
心を整えるきっかけになっていきます。
気楽に始めてみませんか?
「じっと座って描く」よりも、
「ちょっとだけ見てみよう」「一緒に描こう」くらいでOK!
気づいたら、
「えっ、この子が静かに座って絵を描いてる…」
そんな日が、あるかもしれません
次回は…
→ 興味ゼロからはじめる「お絵描き導入のゆるゆる作戦3つ」♪
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