
「うちの子、お絵描きまったく興味ないんです…」
「お絵描きグッズをそろえたけど、まったく使われない…」
そんなお悩み、よく聞きます。
そして、元教員としても、子どもの心理を学んできた身としても、
「それ、ぜんっぜん大丈夫です!」と伝えたい。
なぜなら、お絵描きって、「描く」ことが目的じゃなくて
“自分を出す手段”だから。
でも、そもそも「やりたくない」と思ってたら、そこにたどりつけない。
そこで今回は、興味ゼロからでも無理なくはじめられる
【お絵描き導入のゆるゆる作戦】を3つ紹介します♪
作戦1:「描く」より「見る」楽しさを育てよう!
「お絵描きしたら?」って言われても、
“なにを描いていいかわからない”って、よくある話。
そんな時は、「見る」ことからスタートするのが一番自然です。
絵本のイラスト、テレビのアニメ、落ち葉の色、夕焼けのグラデーション。
「きれいだね」「おもしろい形してるね」って、
一緒に感じて、言葉にしてみるだけでOK!
この“視覚の引き出し”が、
あとで「描いてみようかな」っていう気持ちの種になります
ミニアイデア
・絵本を一緒に“読む”じゃなくて“眺める”時間をつくる
・「このキャラクター、どこが好き?」って聞いてみる
・公園で「まるいものさがし」ごっこ♪

作戦2:「描く道具」を自由に選ばせる!
子どもって、絵を描くことそのものよりも、道具にワクワクすることも多いんです。
太いクレヨン、カラフルなスタンプ、指でぬる絵の具…。
「なんか気になる!」って思ったら、それが立派な第一歩。
「きちんとした絵を描かせなきゃ」と思うと、親のハードルも上がっちゃうので、
「ぐちゃぐちゃ遊び」からスタートで大丈夫。
最初は「描く」より「触る」「並べる」だけかもしれない。
でもそれが、感覚の入り口になってくれるんです。
ミニアイデア
・お絵描きグッズを一緒に買いに行って“文房具屋さんごっこ”
・「今日はスタンプだけで遊んでみようか」って素材をしぼる日も◎
・描いたあとに濡れ布で消せるボードを使って「いつでもOK」感を演出♪
作戦3:「作品」じゃなくて「遊び」にしちゃおう!
お絵描きって、「うまく描かなきゃ」「最後まで描ききらなきゃ」って思うと、
大人でもプレッシャーになりますよね。
だからこそ、お絵描きを「遊びの一部」にしてしまいましょう!
たとえば… ・描いたあとにちぎって“ちぎりアート”に変身させる
・描いたキャラで“おはなしごっこ”に突入する
・途中でやめても「今日はここまで〜♪」でいい
親の声かけも、「上手だね」より「楽しそうだね」の方が、
“やってみたい気持ち”を育ててくれます。
ミニアイデア
・描いたものは冷蔵庫や壁に貼って「今日の作品展」に♪
・途中で飽きても「また続きを楽しみにしとくね〜」でOK
・「何を描いたの?」より、「どんな気持ちで描いたの?」と聞いてみるのもアリ
チェックリスト:お絵描き導入ゆるゆるチェック♪
気軽にセルフチェックしてみましょう
やってみたこと | チェック! |
---|---|
絵を見る・楽しむ時間をとった | ☐ |
絵本や自然の中で色さがしをした | ☐ |
道具を一緒に選んでみた | ☐ |
指・スタンプなどで遊んでみた | ☐ |
上手さより「楽しさ」で声かけした | ☐ |
最後まで描かなくてもOKにした | ☐ |
描いたものを「遊び」に使った | ☐ |
「やらなくてもいいよ〜」と言えた | ☐ |
おわりに
「お絵描きをおうち育児に取り入れるって、なんかすごいことしなきゃ」って思いがちだけど、
ほんとはただの「表現のひとつ」で、
子どもにとっては、言葉よりもナチュラルな気持ちの出口なんですよね。
だからこそ、がんばらないで、ゆる〜くいきましょ。
描かなくてもいいし、ぐちゃぐちゃでもOK!
親子で笑いながら楽しめたら、それが最高の“お絵描き”です
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