
「うちの子、自信なさげだけど大丈夫?」「どうすれば自己肯定感って高まるの?」 そんな疑問を持つママ・パパへ!😊
日本の子どもたちは自己肯定感が低いと言われていますね。国立青少年教育振興機構の調査(2015年)では、日本の高校生の約70%が「自分はダメな人間だと思うことがある」と回答し、他国と比較しても高い割合となっています。
ですが、実はちょっとした関わり方で大きく変わるんです。この記事では、自己肯定感の大切さや親ができることをQ&A形式で分かりやすく解説します!

Q1. そもそも自己肯定感って何?
自己肯定感とは、「自分は大切な存在だ」「ありのままの自分で大丈夫」と思える気持ちのこと。自己肯定感が高い子どもは、新しいことにチャレンジする力があり、失敗しても「また頑張ろう!」と前向きになれます。
逆に自己肯定感が低いと、「どうせ自分なんて…」と消極的になったり、失敗を怖がって挑戦できなくなったりすることも。
Q2. 自己肯定感が高い子と低い子の違いは?
自己肯定感が高い子の特徴
✅ 前向きになれる:失敗しても「次はこうしよう!」と思えるので、挑戦しやすくなる
✅ 人と比べすぎない:自分は自分、他人は他人と考えられる
✅ 人間関係が良くなる:自信があると、他人との関わりも楽しくなる
✅ ストレスに強くなる:嫌なことがあっても、すぐに立ち直れる。「自分は愛されている」と安心感がある
自己肯定感が低い子の特徴
✓ 自分に自信が持てない:「自分はダメだ」「どうせできない」と思いがち
✓ 人の評価を気にしすぎる:「みんなに認められないといけない」とプレッシャーを感じる。ほめられても「そんなことない」と否定する
✓ 挑戦を避ける:「失敗したら恥ずかしい」と思い、やりたいことを諦める
✓ 他人と比べて落ち込む:「あの人はできるのに、自分は…」と考えてしまう
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Q3. 自己肯定感を高めるために親ができることは?
1. 「結果」ではなく「過程」をほめる
「すごいね!」だけでなく、「頑張ったね」「工夫したね」と努力を認める声かけを。
2. 「○○しなさい!」より「○○してみよう!」に変える
命令口調ではなく、子どもが自分で選べる言い方を意識すると、主体性が育ちます。
3. 失敗したときこそ「大丈夫だよ」と寄り添う
「そんなことで泣かないの!」と言わずに、「悔しかったね」「でもチャレンジしたのが素晴らしいよ」と伝えると、失敗を怖がらなくなります。
4. 「あなたがいてくれて嬉しい」と伝える
特別な理由がなくても、「大好きだよ」「一緒にいると楽しいね」と伝えることで、子どもは「自分は大切な存在だ」と感じられます。
大切なのは、「できる・できない」ではなく、子ども自身が「自分はこれでいいんだ」と思えること。
そのためには、日々の関わりの中で小さな成功体験を積み重ねていくことが大事です。
ほめるって、「すごいね!」「えらいね!」とほめるだけでいいの?
🔹 結果だけではなく、過程や気持ちに注目しよう!
❌ 避けたい褒め方
- 「100点取ったなんてすごいね!」(結果だけに注目)
- 「〇〇ちゃんより上手だね!」(他人と比較)
✅ おすすめの伝え方
- 「毎日コツコツ勉強したから100点とれたね!」(努力を認める)
- 「難しかったのに、最後までやりきったね!」(挑戦したことに注目)
- 「ママは〇〇の優しいところ、大好きだよ」(存在そのものを大切にする)
- 「おもちゃをお友だちに貸してあげたんだね!優しいね!」(具体的な行動を伝える)
- 「今日のお絵描き、すごくカラフルだね!どんなことを考えて描いたの?」
- 「今日のサッカー、がんばってたね!どこが一番うまくいったと思う?」(子ども自身の気づきを引き出す)
「できたからすごい」のではなく、「頑張ったこと自体がすごい」と伝えることで、自信につながります。 努力や工夫を認めることで、「頑張ることが大切なんだ!」と感じやすくなります。
💭 うちの子、失敗するとすぐに「もうやらない!」と言ってしまう…どうしたらいい?
🔹 「失敗=成長のチャンス」と伝える環境を作ろう!
✔ 「失敗しちゃったね。でも、それは挑戦したからこそだね!」と前向きに伝える
✔ 「どうしたらうまくいくかな?」と一緒に考える
✔ 「失敗したからこそ、成長できるね!」と励ます
✔ 「ミスをしたけど、学べたことがあるね!」
✔ 親自身が失敗を楽しむ姿を見せる(「ママも失敗しちゃった!次はどうしよう?」と言うだけでOK)
好きなスポーツ選手や芸能人の「失敗談」を調べてみるのも、勇気づけになります。
💭 つい「ダメ!」と言ってしまう…影響はある?
🔹 「ダメ!」の代わりに伝え方を工夫しよう!
❌ 「そんなことしたらダメでしょ!」(頭ごなしに否定)
✅ 「〇〇すると危ないから、こうしようね!」(理由を伝えて代替案を示す)
✅ 「やってほしくないこと」ではなく、「やってほしいこと」を伝える!
- ❌ 「走らないで!」 → ✅ 「ゆっくり歩こうね!」
- ❌ 「うるさくしないで!」 → ✅ 「お話は小さい声でね!」
否定するのではなく、「こうすればOKだよ!」と前向きな言葉に変えることで、子どもの自信を守ることができます。 危険なことやルールはしっかり伝えながらも、伝え方を工夫しましょう。
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💭 兄弟(姉妹)を比べてしまう…どうすればいい?
🔹 比べるのは「他の人」ではなく「過去の自分」!
✔ その子ならではの良さを大切にする
✔ 「〇〇ちゃんは〇〇が得意だね!」と伝える
✔ 「昨日より上手にできたね!」と、過去の自分と比べる
✔ 「あの人はすごいけど、自分にもいいところがある!」
✔ 「自分なりのペースで成長していけばいい!」
✔ 「前よりタイムが縮まったね!たくさん練習した成果だね!」
人と比べると、「できる・できない」で自信を失いやすくなります。 「お兄ちゃんはできたのに…」ではなく、「〇〇は〇〇のペースでいいんだよ」と伝えましょう。
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💭 自己肯定感を高めるために、親ができることって何?
🔹 「愛されている実感」が何より大切!
✅ 1日1回、ぎゅっと抱きしめる(スキンシップは心の栄養!)
✅ 「ママは〇〇が大好きだよ」と伝える(理由はなくてもOK)
✅ 「あなたがいてくれて嬉しい」と言葉にする
✅ 子どもの話を最後まで聞く(「でもね…」と否定しない)
✅ 「頑張ったね!」「やってみてすごいね!」とプロセスを大切にする
特別なことをする必要はありません。 「そのままのあなたが大好き」というメッセージを伝えることで、子どもは「愛されている」と感じて安心し、自分を大切にできるようになります。
自己肯定感を育てるおすすめの声掛け
シチュエーション | NGな声掛け | OKな声掛け(自己肯定感を育てる) |
---|---|---|
失敗したとき | 「なんでできないの?」 | 「頑張ったね!次はどうしたらいいかな?」 |
成功したとき | 「すごいね!」(結果だけ) | 「努力したからできたね!やったね!」 |
困っているとき | 「早くしなさい!」 | 「どうしたらいいか、一緒に考えようか?」 |
できたとき | 「そんなの簡単でしょ」 | 「できるようになったね!成長したね!」 |
悲しいとき | 「泣かないの!」 | 「悲しかったね。話してくれてありがとう」 |
怒っているとき | 「怒らないの!」 | 「怒るくらい嫌だったんだね。どうしたの?」 |
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Q4. もっと知りたい!自己肯定感を育む「ほめ方」のバリエーション
「ほめることが大切」とわかっていても、「いつも同じような言葉になってしまう…」
「もっとバリエーションを増やしたい!」と思うことはありませんか?そこで、場面ごとのほめ方と、バリエーション豊かなほめ言葉をたくさんご紹介します!
努力や挑戦をほめるとき→ 何かに挑戦したり、頑張っている姿勢を認める!
✔️「やってみようとしたことがかっこいいね」
✔️「すぐにできなくても、頑張り続けることがすごいよ!」
✔️「前よりちょっとずつ上手になってるね!努力の成果だね!」
✔️「たくさん練習したんだね!感動した!」
工夫や考えたことをほめる→ できた・できないより、「どうやって考えたか」に注目!
✔️「そのアイデア、すごく面白いね!どうやって思いついたの?」
✔️「工夫して考えたから、こんなにうまくできたんだね!これ得意だね!」
✔️「○○はこうすればいいんじゃないかって考えたんだね!」
✔️「いろんなやり方を試してみたのがすごいよ!」
思いやり・優しさをほめる→ 子どもの「心の成長」に気づいて伝える!
✔️「お友だちにおもちゃ貸してあげたんだね!○○の優しさ、素敵だね!」
✔️「困ってるお友だちに声をかけたんだね。○○はとっても思いやりがあるね!」
✔️「○○が『ありがとう』って言ってくれたから、ママすごく嬉しかったよ!」
✔️「○○は動物に優しくできるんだね。すごいね!」
自分で考えて行動したことをほめる→ 言われたからやるのではなく、「自分で決めたこと」を認める!
✔️「自分で考えてやれたんだね!すごいね!」
✔️「ママが言う前にお片付けできたんだね!ありがとう。助かったよ!」
✔️「○○はもう自分で決めて行動できるんだね!」
✔️「朝、自分でお支度できたの?すごい成長だね!」
存在そのものをほめる→ 何かをしなくても、「あなたがいることが嬉しい」と伝える!
✔️「○○がいるだけで、ママは毎日楽しいよ!ありがとう」
✔️「○○がいてくれるから、あったかい気持ちになれるよ」
✔️「○○が生まれてきてくれて、本当に幸せだよ!」
✔️「大好きだよ!○○が○○でいるだけで素敵なんだよ!」
ほめるときのテクニック。ほめ上手になろう
「ほめるのが苦手…💦」と感じる人向けに、ほめ上手になれるコツをご紹介!
子どもへのポジティブな声掛け
ポイント | 具体的な声掛け |
---|---|
✅ 「すごいね!」だけで終わらない | 「すごいね!」+「どうしてすごいのか」 を伝える |
✅ 「質問」を加えて会話を広げる | 「どうやって思いついたの?」 「それをしてみて、どうだった?」 |
✅ スキンシップをプラスする | 頭をなでたり、ハイタッチしたり、体のふれあい で愛情を伝える |
✅ 子どもが自分で「頑張った!」と気づけるようにする | 「○○はどこがうまくいったと思う?」と聞いてみる |
ほめることは、自己肯定感を育てる大切なスキル!
ただし、単に「すごいね」と言うだけではなく、
「努力」「工夫」「思いやり」「自分で決めたこと」「存在そのもの」を認めることで、
子どもは自分を肯定し、「もっと頑張りたい!」と思えるようになります✨
普段の何気ない会話の中で、ちょっと意識してみるだけでOK!
ぜひ、今日からたくさんのほめ言葉を子どもに届けてみてくださいね😊
🔗「子どもの気持ちを代弁する10のシチュエーション!共感育児の秘訣」
Q5. 自己肯定感を下げてしまうNG対応は?
❌ 「なんでこんなこともできないの?」と否定する
→ 自信をなくし、「どうせ頑張っても無理」と思ってしまいます。
❌ 「〇〇ちゃんはできるのに…」と比べる
→ 人と比べられると、「自分はダメなんだ」と思い込みやすくなります。
❌ 失敗を責める・怒る
→ 失敗=悪いことと感じて、新しいことに挑戦しにくくなります。
まとめ:小さな声かけで子どもの自己肯定感は変わる!
自己肯定感は、日々のちょっとした声かけや関わり方でぐんぐん育ちます。
✔ 「できたね!」ではなく「頑張ったね!」
✔ 「ダメ!」ではなく「こうしてみよう!」
✔ 「失敗したね…」ではなく「チャレンジしたのがすごいね!」
こんな風に言葉を変えるだけで、子どもの心はグッと前向きになります。
今日からできることを取り入れて、子どもが「自分が大好き!」と思える環境を作っていきましょう!😊🍀

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6 thoughts on “【子どもの心理】自己肯定感が高い子は何が違う?親ができることQ&A”