
子どもは、言葉だけでなく絵を通じても感情や考えを表現します。描く内容や色使い、大きさ、配置には、子どもの心理状態が反映されています。例えば、明るい色を多く使っているときは気分が良く、暗い色ばかり使っているときは不安やストレスを感じている可能性があります。その中でも、ママやパパを特別に美しくかっこよく描くことがあります。例えば、ママの服がキラキラしていたり、アクセサリーがたくさんだったり、パパがヒーローのように大きく描かれていたり。
このような絵には、子どもの親への憧れや愛情が表れているのです。この記事では、子どもが描く絵から感じ取れる気持ちを読み解いていきます。
1. 子どもが描く「特別なママ・パパ」の意味とは?
子どもはまだ言葉で上手に自分の気持ちを伝えられないため、絵を通して内面を表現します。家族を描くとき、ママやパパが他の家族よりも目立っている絵は、子どもにとってその存在がとても大切だという証拠です。具体的には、ママの服がキラキラしていたり、大きく描かれていたりすることがあります。これは、「ママが大好き!」「ママは特別な存在!」という気持ちの表れかもしれません。

✓「ママの服がキラキラ!」子どもの絵に隠された心理
子どもはママを「きれいで優しい存在」として憧れていることが多いです。キラキラした服やたくさんのアクセサリーは、ママの魅力や愛情を強く感じているサインです。
✓パパがヒーローのように描かれる場合
パパが大きく、スーパーマンのように描かれると、「守ってくれる頼もしい人」という印象を持っていることを示しています。
早速、子どもの絵をチェックしてみましょう↓
- 大きく描かれている → 子どもにとって大きな影響を与える存在
- キラキラや派手な色 → 憧れや尊敬の気持ち
- 優しい表情 → 安心感や愛情を感じている
逆に、ママが小さく描かれていたり、表情がなかったりすると、何か不安を抱えている可能性も。日頃の親子の関わり方を振り返るヒントになります。
最新の発達心理学の研究(Child Development Journal, 2022)では、子どもが家族をどう描くかが、家庭内の安心感や愛情の度合いを示す指標になっていると報告されています。
「【年齢別】子どもの絵の発達と才能の伸ばし方|3歳・4歳・5歳の成長ポイント」

2. 子どもの絵からわかる愛情サイン
子どもは、親への気持ちを無意識のうちに絵に反映させています。以下のようなサインがないか、ぜひお子さんの絵を観察してみてください。
- 手をつないでいる → 親子の絆を大切に思っている
- ハートマークや花を描く → 愛情表現が豊か
- 家族全員を描いている → 家族に安心感を持っている
子どもがママやパパを特別に描くとき、それは日常の中で感じた感謝や尊敬が表れています。例えば、次のような場面が思い浮かびませんか?
- 「ママが一緒におやつを作ってくれた!」
→ 楽しい時間を過ごした記憶が、絵の中で「キラキラのママ」として表現されます。 - 「パパが公園で遊んでくれた!」
→ 頼もしいパパが絵の中で「ヒーロー」として描かれます。

そんな時、親ができるのは「気づいてあげること」と「感謝を伝えること」。
「こんなに素敵に描いてくれてありがとう」と伝えるだけで、子どもは自分の気持ちがしっかり届いたと感じ、より愛情深い関係が築けます。
このような絵を子どもが描いているのを見かけたら、「どんな気持ちで描いたの?」と声をかけてみてください。驚くほど素直でかわいい答えが返ってくるかもしれません。
「ママの絵」に表れる子どもの気持ち
描かれ方 | 子どもの気持ち |
---|---|
ママが大きく描かれる | 大好き・安心感・頼れる存在 |
ママが小さく描かれる | 少し距離を感じている |
真ん中に描かれる | 家族の中心として大切に思っている |
隅に描かれる | ちょっと寂しい・忙しそうな印象 |
笑顔のママ | 楽しい時間が多い・安心できる |
怒った顔のママ | 怒られた記憶が強く残っている |
ドレス姿 | きれいで特別な存在 |
エプロン姿 | 家事を頑張るママのイメージ |
一緒に遊ぶ姿 | たくさん遊んでくれるママが好き |
座っている・寝ている | お疲れの印象・休んでほしい気持ち |
手をつないでいる | 触れ合いが好き・甘えたい |
スマホ・PCを持っている | 忙しそう・お仕事やスマホを見ることが多い |
ごはんを作っている | いつもおいしいごはんを作ってくれる |
ハートや光に包まれている | だいすき!世界一のママ! |
「子どもの塗り絵、はみ出しちゃうのはダメ?自由な表現の大切さ
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3. 親ができる3つのサポート方法
子どもの絵に表れる気持ちを大切にしながら、親としてどのように関わればよいのでしょうか?
1. 絵を見ながら会話をする 「このお花、かわいいね!」「ママの服、キラキラしてるね!」と、絵の内容に興味を持って話しかけることで、子どもは「自分の気持ちをわかってくれる」と感じます。
2. 一緒にお絵描きを楽しむ 親も一緒に絵を描くことで、子どもはさらに表現の幅を広げることができます。自由に描く楽しさを共有しましょう。
3. 絵を飾ってあげる 子どもの描いた絵を壁や冷蔵庫に飾ると、「自分の気持ちが大切にされている」と感じ、自己肯定感が育まれます。
「子どもの共感力を伸ばす!今すぐ試せる具体的アプローチ10選」
4. まとめ ― 子どもの絵を通して家族の愛情を感じよう
子どもが描く絵は、ただの「お絵かき」ではなく、子どもの心の中をのぞく窓です。
その中で、ママやパパを特別に描いてくれたなら、それは「いつもありがとう」「大好きだよ」というメッセージそのもの。「ママの服がキラキラ」しているのは、それだけ特別な存在だからかもしれません。ぜひ、お子さんの絵をじっくり見ながら、気持ちを読み取る時間を作ってみてください。
そんな子どもの絵に込められた思いにしっかり耳を傾け、具体的な褒め言葉や会話を通して、子どもの気持ちに応えていきたいですね。次回も、子どもの絵から読み解く心のサインを詳しくご紹介します。お子さんの絵を通して、家族の絆をもっと深めるヒントを見つけてみましょう!
「お子さんの絵をよく見ていますか?」 「ママの服がキラキラしている理由を知りたくなったら、ぜひ一緒に絵を描いてみてください!」
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22 thoughts on “子どものお絵かき診断|ママやパパの描かれ方でわかる本音”