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子どもの絵の「木」からわかる気持ち|心理と心のサインを読み解くヒント
子どもの「木」──もっとやさしく、深く読み解くためのガイド
子どもが何気なく描いた絵。その中でも今回は「木」について深く読み解いていきます。
木は地面にしっかり根を張り、上へ伸びていく存在。
子どもが描く木には、安心感・自己肯定感・人間関係・成長意欲など、心の状態がぎゅっと詰まっています。
ただし大切なのは「木だけで決めつけない」こと。絵全体や日常の様子と合わせて見ることが重要です。
ここでは観察ポイント → 解釈 → 関わり方の順に整理しました。
子どもが描いた「木」ワンポイント早見表(まずはここだけ✓)
- 幹が太く、まっすぐ立っている木:安心感・自己肯定感が高め。安定した心の土台。
- 幹が細くグラグラして見える木:自信不足・不安感・疲れが出ている可能性。
- 枝が横に広がる:社交性・人とのつながりを大事にしている。
- 枝が上に伸びる:目標志向・チャレンジ精神。
- 葉っぱがぎっしり描かれている:充実感・創造力が豊か。
- 葉や実が少ない/枯れている:エネルギー低下・寂しさの表現のことも。
- 根っこが描かれている:家族や基盤とのつながり意識が強い。
- 木が小さい/省略される:自己表現控えめ、または興味が別に向いている可能性。
注)これはあくまで“目安”です。頻度や他の絵のモチーフと合わせて判断します。

位置・形ごとの深掘り(具体例付き)
幹の太さと安定感
- 太くまっすぐ
例:紙の中央に堂々と立つ木。→ 安定感・自信・自己肯定感が高め。 - 細く曲がっている
例:幹が斜めになっている。→ 気持ちの揺らぎや緊張感。 - 幹が途中で切れている/短い
→ 自分の成長や行動が途中で止まっている感覚を反映している場合あり。
枝の広がりと社交性
- 横に広がる枝:人との関わりや友達関係を広げたい気持ち。
- 上向きに伸びる枝:未来への希望・目標意識。
- 枝が少ない/折れている:孤立感や人間関係での疲れを示すことがある。
葉っぱや実の描き込み
- 葉がたくさん:充実感・創造性の高さ。
- 果物や花:成果や喜びを感じている状態。
- 葉が少ない/枯れ色:疲れ・エネルギー不足・落ち込みの可能性。
色と季節感
- 緑の葉:安定・活発さ。
- 紅葉色(赤・オレンジ):変化や挑戦の時期。
- 枯れ色(茶・灰色):落ち着き、またはエネルギーの低下。
- 季節設定:冬の木は静けさや準備期間を、春は新しい始まりを表すことも。
◆ 同じ絵ばかり描く子ども
👉 「太陽を毎回同じ場所に描く子もいれば、何度も同じモチーフを繰り返す子もいます。」
➡ “同じ絵ばかり描く”のはなぜ?子どもの心に寄りそうヒント_
年齢別の描き方と読み方の違い
- 2〜3歳:幹や枝がまだシンボル化されやすい。色や塗り方に注目。
- 4〜5歳:枝や葉が加わり、木らしさが出る。葉の量や位置の変化が意味を持ちやすくなる。
- 6〜7歳:全体のバランスを意識。根っこや背景なども加えやすくなる。
- 小学生中学年以上:季節感や細部(木の皮の模様など)が描かれ、感情表現が複雑化。
◆ 無表情・黒い色の絵
👉 「黒や灰色の太陽を描いたとき、ちょっと気になるなと思ったら…」
➡ “黒い色”や“無表情”の絵に込められた子どもの気持ち_
「本当に心配?」を見分けるチェックリスト
- 頻度:同じ特徴が何度も繰り返されているか。
- 一貫性:他の絵や行動(学校・家庭)と一致しているか。
- 文脈:描いた日やその前後に何があったか。
- 年齢との照合:発達段階に合っているか。
- 描くときの様子:集中して楽しそうか、嫌々か。
◆ 家族の絵に現れる子どもの心理
👉 「太陽と同じように、“家族の描き方”も大切なサインです。」
➡ “家族の絵”から見えてくる、子どもの本当の気持ち
具体的な関わり方(声かけ例・活動例)
やさしい観察コメント
- 「この木、すごくしっかり立ってるね」
- 「枝がぐーんって広がってるね」
開かれた問い
- 「この木はどんな季節かな?」
- 「葉っぱはどんな気持ち?」
遊びで誘導
- 「木とおしゃべりさせてみようか。木は今どんなことを考えてる?」
活動アイデア
- 「木の成長日記」:同じ木を1週間おきに描いてみる(変化が見える)。
- 「葉っぱに気持ちを書こう」:葉っぱの形に紙を切って、今の気持ちを書いて貼る。
- 「実をふやすゲーム」:がんばったことや嬉しかったことを実として描く。
さいごに:専門家につなげる目安
- 数週間以上、木が極端に枯れている/崩れている表現が続く。
- 他の絵や行動面でも不安・落ち込みの傾向が見られる。
- 子どもが強い不安や悲しみを言葉で表す、または生活に支障がある。
まとめ
子どもの描く木は、幹の太さや枝の広がり、葉の量に、安心感や自己肯定感がにじみます。
ただし一枚の絵だけで判断せず、頻度・他の様子・年齢と合わせて観察しましょう。やさしい声かけや一緒の制作時間が、子どもの心を整えるきっかけになります。
✏️ 子どもの絵でわかる心理シリーズ





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