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子どもの絵に現れる心の変化|顔や手が描かれない理由とは?
ある日、我が子の絵を見て「ん?」と思ったら
こんなふうに、子どもの絵にびっくりして「もしかして心に何かあるのでは?」と不安になるママやパパはとても多いです。でもちょっと待ってください。子どもが顔を描かない・手がない絵には、発達段階や心のサインが隠れていることがほとんど。まずは「発達の一過程」として落ち着いて見てあげましょう。

元教師の視点で、やさしく解説します
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🖼️
子どもの絵に「顔がない」「手がない」「首がない」「目がない」「鼻がない」「口が大きい」のはなぜ?
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🧠
絵から読み解く子どもの心理状態
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🔎
どんなときに注意が必要? 見守り方と次の一歩
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💬
声かけの例や相談の目安も紹介(必要に応じて専門機関へ)
不安になりやすいテーマですが、まずは発達の一過程として安心して読めるように整理しました。必要に応じて“声かけ例”や“相談の目安”もご紹介します。
「うちの子、大丈夫かな…?」と心配している方ほど、ぜひ次のセクションで具体例と対処法を読んでください。
📌第1章|子どもの絵に「顔がない」理由とは?
「子どもの絵に顔がないんですけど、これって大丈夫でしょうか?」
保護者の方からよく聞かれる質問です。
「え、うちの子、顔がない絵を描いたんだけど…?」
4歳のAちゃんが描いた絵を見ると、顔の部分がスッポリ抜けてる!?
実はこれ、よくあることなんです。

Aちゃんは最近、友達との関係が気になるお年頃。「顔がない」のは、 表情に自信がないサインかもしれません。
発達段階の具体例:年齢別に絵がどう変わるのか
3~4歳は「頭足人」が主流。顔に手足が直接くっついた超シンプルな絵です。 描けないのではなく、これが発達段階なんです。

5歳以降は、髪・服・顔のパーツが細かくなります。ただ、 「他は細かいのに顔だけない」場合は気持ちを見守るサインかも。
- 顔を描かない=「自分の表情に自信がない」
- 顔を描かない=「人との関係に不安がある」

絵の特徴 | 心理的背景 |
---|---|
顔が完全にない | 自分を見せることに対する恐れや不安、恥ずかしさ |
顔はあるが目や口がない | 他人とコミュニケーションを取ることへの不安や緊張 |
顔が描かれているが表情がない | 感情を表現するのが難しい、または感情を隠したいという気持ち |
顔が大きく描かれている | 自分の存在を強調したい、注目を浴びたいという欲求 |
顔が小さく描かれている | 自分に対して自信がなく、目立ちたくない気持ち |
→ 詳しくは 年齢別 絵の発達段階はこちら
第2章|「手がない」「首がない」子どもの絵にびっくりしたら
──あわてず、発達年齢に注目を。
「なんで手がないの?」
「首ってそんなに難しい?」
子どもの絵を見て、つい問い詰めたくなったこと…ありますよね?
子どもの絵に「手がない」「首がない」ことも、よくある話です。
特に4〜6歳くらいまでは、描く順番や位置関係をまだうまくつかめず、
「あ、手、描き忘れちゃった!まぁいっか!」なんてことも日常茶飯事。
首にいたっては、「頭と体をどうつなげればいいか分からない」ためにスキップされることも多いんです。

とはいえ、次のような場合は少し気にかけてあげても良いかもしれません:
- 毎回、手がない・暴力的な場面ばかり描く
- 体がなくて、顔だけが浮かんでいる絵が続く
→ 子どもが自分の身体に不安を抱えている、あるいは周囲との関係にストレスを感じている可能性もあります。
絵の特徴 | 心理的背景 |
---|---|
手が完全にない | 自分の行動や表現に自信がない、自己表現に不安がある |
手が描かれているが不完全 | 他人との接触を避けたい、もしくは人間関係に対する不安 |
首が描かれていない | 自分の立場や存在感に不安がある、自己認識が不確か |
体は描かれているが首がない | 自分と他者との境界を感じられない、または人間関係での迷い |
手が描かれているが極端に小さい | 自分の力を小さく感じている、自己主張ができないという気持ち |
体が描かれていない、顔と手だけ | 自分の感情や体験を他人と共有することに抵抗がある、孤独を感じている |
🔗 「バン!ドカーン!」戦いの絵にびっくりしたら読むブログ|暴力的?その裏にある子どもの気持ち
第3章|絵からわかる“注意サイン”
子どもの絵は発達の一過程として“抜け”や“偏り”があって当然です。
ただし、次のような場合は少し注意して見守ってあげたいサインかもしれません。
- いつも極端に同じ描き方をする
例:どんな絵でも顔を絶対に描かない、手足を必ず隠す など - 強いこだわりや拒否がある
「顔は描かない!」「手は描きたくない!」と怒る・泣くなど強く反応する - 感情表現が極端に少ない
色をまったく使わず、黒の線だけで描き続けるなど - 発達の目安から大きく外れている
5歳を過ぎても「なぐりがき」に近い絵しか描かない など
こうした場合は、必ずしも問題というわけではありませんが、
園や学校の先生に相談してみる、あるいは発達相談窓口や専門家に聞いてみると安心です。
第4章|目がない?鼻がない?絵に現れる“見えない感情”
──「描かない」ことに意味がある時も。
「顔は描いた。でも…目がない」
「鼻と口がごちゃっとしてて、顔の真ん中が空白…」
こうした絵には、その子の“見えにくい感情”が反映されていることがあります。
たとえば…
- 目がない → 見たくないもの、見せたくない気持ちがあるとき
- 鼻がない → 感情に蓋をしている、感じる力を閉じているとき
子どもの絵は、感情の縮図。
言葉では説明できない心の動きが、「目を描かない」という選択に現れるのです。
「子どもの絵 目がない」「子どもの絵 鼻がない」と検索したくなったときは、
その子が、今どんな景色を見て、何を感じたくないと思っているのか?を想像してみてください。
絵の特徴 | 心理的背景 |
---|---|
目がない | 見たくないものを見たくない、感情を見ないようにしている |
目が描かれているが表情がない | 感情を表現するのが苦手、または見せたくない |
鼻がない | 自分の感情に蓋をしている、感情を感じることに対して抵抗がある |
目と鼻が描かれていない | 外界との接触や感情の受け入れを拒んでいる、内向的な気持ちが強い |
鼻が描かれているが形が不明 | 感情や思いを言葉で伝えるのが難しい、心の中で混乱している |
目が大きく描かれている | 注目を浴びたい、感情を他者に向けて伝えたいという欲求がある |
第5章|「口が大きい」子どもの絵の秘密
──おしゃべり好き?それとも…?
口がやたら大きく描かれている絵。
「なんか怖い…」「不安のサイン?」と感じるかもしれませんが、これにもちゃんと意味があります。
大きな口は、
- 「たくさんしゃべりたい!聞いてほしい!」
- 「本当は怒ってる!でも言えない!」
- 「表現したいのに、うまく伝わらない!」
そんな伝えたいのに伝えられない葛藤の表れかもしれません。
もし、子どもの絵 口が大きいと感じたら、
「なにか伝えたいこと、あるのかな?」とやさしく聞いてあげてください。
“伝える”ことは、子どもにとって一番のストレス源。
絵は、言葉より先に出てくるSOSのかたちかもしれません。
絵の特徴 | 心理的背景 |
---|---|
口が大きい | 自分の感情や思いを伝えたい、注目を集めたい、または伝えられない感情がある |
口が小さい | 言いたいことがあっても言葉にできない、自己表現が苦手、抑え込んでいる |
口がとても細長い | 言葉にできない気持ちや苦しみを表現しようとしている |
口が歪んでいる | 感情の不安定さ、怒りや混乱が表れている |
口が笑っている(大きく笑う) | 自分を強くアピールしたい、周囲との関係に不安を感じつつも笑顔で過ごそうとしている |
口が悲しそう(大きく下がっている) | 無力感や落ち込み、感情の抑圧を表している |
周りが描き始めているのに、自分の子は描かない…そんな不安もよく聞きます。
→ 気になる方は 5歳でも絵を描かない? もぜひ読んでみてください。
第6章|親ができる“声がけ”の工夫
子どもの絵に不安を感じても、まずは否定せず、安心できる言葉をかけてあげましょう。
おすすめの声がけはこんな感じです。
- 💬 「お顔がないんだね。○○ちゃんはどう思って描いたの?」 👉 答えを強要せず、“気持ちを聞く姿勢”を大切に。
- 💬 「手がなくても楽しそうに見えるね!」 👉 否定せずに、描いたこと自体を認めてあげる。
- 💬 「この色、すごくきれいだね。どうして選んだの?」 👉 表現の工夫や色づかいに注目して褒める。
ポイントは “描かなかった部分”に注目しすぎず、“描いた部分”を認めること。
こうすることで、子どもは安心して自由に表現できるようになります。
🔑 まとめ
子どもの絵は「成長の過程」と「心の声」が両方映し出されるもの。
気になるときは温かく声をかけつつ、必要があれば専門家に相談する。
そのバランスが、子どもにとっても親にとっても安心につながります。
発達心理学の観点から見ると、子どもが絵を描く時の“顔”や“手”は、実はすごく大事なサインです。
例えば、顔が描かれないのは「自分の表情に自信がない」時かもしれないし、手がないのは「人とのつながりに不安がある」時かもしれません。
この機会に絵を通して、子どもの心の中にある小さな気持ちを読み取ってみるのもよいかもしれません。
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