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子どもの絵に顔がない…?手も首も目もない?その理由、知りたくないですか?
こんにちは。
さて、ある日、我が子の絵を見て「ん?」と二度見してしまった経験、ありませんか?
「顔がない…?」
「あれ、手も描かれてない?」
「いやいや、なんで首がないの!?」
「口だけやたら大きくない?」

こんなふうに、子どもの絵にびっくりして「もしかして心に何かあるのでは?」と不安になってしまうママやパパ、とても多いんです。
でも、ちょっと待ってください。
子どもが顔を描かない理由や、手がない絵の意味には、実はちゃんとした“発達段階”や“心のサイン”が隠れていることが多いのです。
この記事では、
- 子どもの絵に「顔がない」「手がない」「首がない」「目がない」「鼻がない」「口が大きい」理由は?
- 絵からわかる子どもの心理状態
- どんなときに注意が必要?
などを、元教師の目線から、わかりやすく・やさしく解説していきます。
「うちの子、大丈夫かな…?」と心配になっている方にこそ、読んでほしい内容です。
第1章|子どもの絵に「顔がない」理由とは?
──成長のステップか、心のサインか?
「子どもの絵に顔がないんですけど、これって大丈夫でしょうか?」
保護者の方からよく聞かれる質問です。
結論から言えば、顔がない=すぐに問題があるとは限りません。
特に3~4歳くらいまでは、顔というより「丸に手足が生えた人型」を描く子も多く、それは”頭足人(とうそくじん)”と呼ばれるごく自然な発達段階。🔗頭足人
とはいえ、「5歳以降でもずっと顔が描かれない」「他の部分は細かく描くのに顔だけ空白」という場合は、少し心の奥にある子どもの気持ちに気を配ってあげてもいいかもしれません。
- 顔を描かない=「自分の表情に自信がない」
- 顔を描かない=「人との関係に不安がある」
そんな可能性が隠れていることもあります。
「顔がない」などの特徴は、年齢による発達段階の一部であることも。
→ 詳しくは 年齢別 絵の発達段階 をご覧ください。
第2章|「手がない」「首がない」子どもの絵にびっくりしたら
──あわてず、発達年齢に注目を。
「なんで手がないの?」
「首ってそんなに難しい?」
子どもの絵を見て、つい問い詰めたくなったこと…ありますよね?
でも実は、子どもの絵に「手がない」「首がない」ことも、よくある話。
特に4〜6歳くらいまでは、描く順番や位置関係をまだうまくつかめず、
「あ、手、描き忘れちゃった!まぁいっか!」なんてことも日常茶飯事。
首にいたっては、「頭と体をどうつなげればいいか分からない」ためにスキップされることも多いんです。

とはいえ、
- 「毎回、手がない」「暴力的な場面ばかり描く」
- 「体がなくて、顔だけが浮かんでいる絵が続く」
という場合は、子どもが自分の身体に不安を抱えている、あるいは周囲との関係にストレスを感じている可能性も。
🔗「バン!ドカーン!」戦いの絵にびっくりしたら読むブログ|暴力的?その裏にある子どもの気持ち
第3章|目がない?鼻がない?絵に現れる“見えない感情”
──「描かない」ことに意味がある時も。
「顔は描いた。でも…目がない」
「鼻と口がごちゃっとしてて、顔の真ん中が空白…」
こうした絵には、その子の“見えにくい感情”が反映されていることがあります。
たとえば…
- 目がない → 見たくないもの、見せたくない気持ちがあるとき
- 鼻がない → 感情に蓋をしている、感じる力を閉じているとき
子どもの絵は、感情の縮図。
言葉では説明できない心の動きが、「目を描かない」という選択に現れるのです。
「子どもの絵 目がない」「子どもの絵 鼻がない」と検索したくなったときは、
その子が、今どんな景色を見て、何を感じたくないと思っているのか?を想像してみてください。
第4章|「口が大きい」子どもの絵の秘密
──おしゃべり好き?それとも…?
口がやたら大きく描かれている絵。
「なんか怖い…」「不安のサイン?」と感じるかもしれませんが、これにもちゃんと意味があります。
大きな口は、
- 「たくさんしゃべりたい!聞いてほしい!」
- 「本当は怒ってる!でも言えない!」
- 「表現したいのに、うまく伝わらない!」
そんな伝えたいのに伝えられない葛藤の表れかもしれません。
もし、子どもの絵 口が大きいと感じたら、
「なにか伝えたいこと、あるのかな?」とやさしく聞いてあげてください。
“伝える”ことは、子どもにとって一番のストレス源。
絵は、言葉より先に出てくるSOSのかたちかもしれません。
周りが描き始めているのに、自分の子は描かない…そんな不安もよく聞きます。
→ 気になる方は 5歳でも絵を描かない? もぜひ読んでみてください。
第5章|いつから心配するべき?観察と声かけのヒント
「子どもの絵がおかしい…かも?」と思っても、すぐに専門機関へ直行する必要はありません。
でも、こんな場合はちょっと注意してみましょう。
✅ 同じモチーフばかりを繰り返し描く
✅ 極端に黒や赤など、強い色を使い続ける
✅ 無表情な顔を何枚も描き続けている
✅ 暴力的な絵や、不安な構図が多い
そんなときは、親子の会話がカギになります。
「この子、今どんな気持ちなんだろう?」
「なんでこの人、顔がないの?」と、一緒に絵を見ながら問いかけてみてください。
決して否定せず、ただ絵の中の世界を一緒に“旅”するつもりで。
子どもの絵には、言葉にできない気持ちが、まるごと詰まっているのですから。
「絵が描けない」「顔を描かない」時期でも、ぬりえなどの遊びから表現力が育つこともあります。
→ ぬりえでぐんぐん伸びる力 を参考に、お子さんに合ったアプローチを見つけてみましょう。
🧑🎨 まとめ:子どもの絵は“心の鏡”
親としてできることは、「絵を通して子どもの心に寄り添うこと」。
子どもの気持ちがいっぱい詰まった絵。その絵を描こうとした“背景”に目を向けることです。
絵はことば。
そのことばに、あなたのまなざしが届きますように。
表情が描かれなくても、色づかいにその子の気持ちがにじむことも。
→ 子どもがお絵かきで使う色にも心理があらわれる をチェックして、色に注目してみましょう。
✅ 次におすすめの記事
お絵かきに興味がなかったうちの子のエピソード✨
→ お絵かきが上手になるには? では、描くことがもっと楽しくなる工夫を紹介しています。
紙に書くのが苦手でもタブレットで描くのが好きなお子さんもいます。
→ デジタルお絵かきを始めるなら も参考に、いろんな表現手段を用意してあげると良いでしょう。
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こんにちは!ITTI-BLOG(イッチーブログ)を運営している、いっちーです!
教諭として15年以上勤務した後、カメラマンとして独立。
教育と写真、どちらも「子どもと向き合う」ことを軸に歩んできました。
わが家の息子たちは、小さいころはお絵描きに見向きもしなかったけれど、造形遊びやパステルアート、リトミックなどを通して少しずつ表現の楽しさに気づき、今ではポスターや工作で賞をもらうまでに!✨
そんな経験をもとに、
子どもの心と表現の成長を、親子で一緒に楽しむヒントを発信しています。
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