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3歳児の「ぐるぐる期」から4歳の「顔出現期」へ。子どもの絵に隠された発達の秘密
「あ、顔っぽい……!」
そんなふうに、わが子の絵を見てびっくりしたこと、ありませんか?
ついこのあいだまで、ぐるぐるぐるぐる、渦巻きのような謎の線ばかり描いていたのに。
ある日ふと見ると、そこに“目・鼻・口らしきもの”が出現していて……親としては「え、ちょっと待って、成長早すぎない!?」と軽く動揺すら覚えます(笑)。
でも実はこれ、子どもの発達にとってひとつの「ジャンプの瞬間」なんです。
このブログでは、
✅なぜ3歳ごろの子どもはぐるぐる線ばかり描くのか?
✅どうして4歳になると突然“人の顔”っぽい絵を描けるようになるのか?
✅そして、その変化を親はどう受け止めればいいのか?
を、実際の絵とともにわかりやすくご紹介します。
「絵の変化=子どもの内面の変化」です。小さな芸術家たちの心の旅、ぜひのぞいていってください。

3歳の子どもはなぜ「ぐるぐる線」ばかり描くの?
「これは……うずまき?」「いや、これはたぶん“怒ったおばけ”だね!」
3歳ごろの子どもが描く絵って、大人にはちょっと謎めいて見えることが多いですよね。でも、あの“ぐるぐる線”にも、ちゃんと意味があるんです。
🧠 頭の中がフル回転してるサイン
ぐるぐるぐる……と同じ動きを繰り返して描くのは、脳の発達においてとても大事な段階です。
この時期の子どもたちは「描く」という行為そのものを楽しんでいます。線を動かす感覚や、思い通りに手を動かす練習をしている最中なんですね。

ある意味、“ぐるぐる期”は、アートというよりもスポーツに近いのかもしれません。
💡 ちなみに:ぐるぐるだけじゃなく、トントンと点を打ったり、同じ方向にだけ線を引いたりする子もいます。これも立派な表現のひとつ。
🔗【絵の発達】顔を描けるようになったのにまたぐるぐる?実はすごい理由があります – itti-blog
🎨 4歳になると顔が描けるようになるのはなぜ?
ある日突然、紙の上に「目」が現れる。
次に「口」らしき線が加わり、「あっ、顔じゃん!」と親がびっくりする……これは育児あるあるです。
🧩 頭と心がつながり始めるタイミング
4歳ごろになると、子どもは「自分が知っているものを描こう」とするようになります。
つまり、「人の顔」を“思い出して”描くことができるようになるんですね。
これは、記憶力・観察力・運動能力の三つがかけ算になって起きる“絵の進化”です。
🧠 脳科学的には、「象徴的表現」の始まりとも言われています。
子どもが“ぐるぐる”から“人の顔”へ移行するのは、まさに知性の芽生えのサイン。
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🧒 4歳児が描いた「顔」の絵をのぞいてみよう
この時期の特徴としては、
- 顔の輪郭がないのに顔に見える
- 目や口が不思議な場所に配置されている
- でも、どこかちゃんと“人っぽい”
という絶妙な味があります。
🎯 大事なのは、“大人の基準で上手・下手を判断しないこと”。
子どもの絵は、本人にとって「気持ちや記憶を表す大切なことば」なのです。
🔗3歳から5歳の子どもが絵を好きになる!親も楽しいお絵かきのアイデア3選 – itti-blog
💬 親にできることは?「上手!」よりも大事なひとこと
絵を見たとき、つい「上手〜!」って言っちゃいますよね。わかります。でも実はそれ、少しもったいないかも。
👂 絵の中にある「思い」を聴くこと
たとえばこう声をかけてみてください。
- 「このぐるぐる、何がいるの?」
- 「この子、なんてお名前かな?」
- 「この目、すごく大きいね!気に入ってるの?」
こんなふうに話しかけると、子どもは絵の中にある「物語」を語ってくれます。
そしてそれが、次の表現へのモチベーションになるのです。
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「目と口がついただけ」じゃない、大きな一歩
さて、4歳ごろの絵には、ぐるぐるの中に「目」や「口」が出現してきます。しかも、描いた本人はけっこう自信満々に、
「これ、パパね!」
なんて言ったりする。
いやいや、似てるかどうかはさておき(笑)、ぐるぐる期を経て顔らしき何かが生まれたというのは、とても大きな変化です。
なぜならこれは、単に「手先が器用になった」だけじゃなくて、「頭の中にあるイメージを表に出す力」が育ってきているということ。つまり、「心」と「手」がつながってきている証なんです。
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目の位置、口の向き…細部に成長がにじむ
この時期の子どもは、いきなり写実的に描こうとしているわけではありません。目の位置が頭のてっぺんについていたり、口がやたら下の方だったりすることも。
でも、これが重要。
子どもにとって絵は、見たままを描くのではなく「大事な順」に描く」という特徴があります。
たとえば、
- 「目」が大きく描かれるのは、視線を合わせることが嬉しいから。
- 「口」がへの字になっているのは、そのときの感情がそうだったから。
大人からすると「バランスが変」かもしれませんが、そこには感情や記憶の優先順位がちゃんと表れているんですね。
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「顔から足が生える」時代がやってくる
4歳も後半になると、顔の下にニョキッと足がついてきます。オタマジャクシからかえるになるみたい♪そう、「胴体がない人型」が出てくるんです。
これも立派な成長で、「人間は歩く」「足がある」っていう認識が形になった証拠。
ちなみにこのあたりから、「描きたいもの」と「描けるもの」の間にギャップを感じ始めて、絵を描くのがイヤになる子もちらほら。でも、それも自然な流れなので、焦らず見守ってあげましょう。
絵の変化=心の成長。言葉で語れない思いが見えてくる
子どもの絵って、観察してるとおもしろいですよね。
「これ誰?」「なんでこう描いたの?」と聞いてみると、思いもよらない世界が広がっています。
言葉でまだうまく伝えられない分、絵が“こころの窓”になっているんです。
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まとめ:ぐるぐる期から顔出現期へ。その絵は、心の成長記録
3歳のぐるぐるから、4歳の顔つきの絵へ。
その変化は、ただのラクガキではなく、心と頭と手の共同作業です。
「なんか変な顔〜」と思わずに、ぜひその絵を、“その子だけの成長の証”として、宝物のように残してあげてください。
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こんにちは!ITTI-BLOG(イッチーブログ)を運営している、いっちーです!
教諭として15年以上勤務した後、カメラマンとして独立。
教育と写真、どちらも「子どもと向き合う」ことを軸に歩んできました。
わが家の息子たちは、小さいころはお絵描きに見向きもしなかったけれど、造形遊びやパステルアート、リトミックなどを通して少しずつ表現の楽しさに気づき、今ではポスターや工作で賞をもらうまでに!✨
そんな経験をもとに、
子どもの心と表現の成長を、親子で一緒に楽しむヒントを発信しています。
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