
子どもの絵 苦手な人|表情のない人物|怒りの感情 絵に出る|絵に隠されたSOS
「最近、人物が出てこないなぁ…」
「笑顔だったキャラが、なんだか無表情?」
ふとした絵の変化に、戸惑ったことはありませんか?
実は、子どもは“人間関係”のモヤモヤを絵で表現することがあるんです。
特に、苦手な先生や友達と出会ったときには、絵に小さなサインが現れます。
今回は、そんなとき親にできる「気づき方」「寄り添い方」「安心させる声かけ」を、元教諭の視点からお届けします。
絵に出る「苦手な人」との関係性
子どもの絵は、その子の“今”の感情を映し出す心の鏡。
特に対人関係のストレスは、次のようなかたちで現れることがあります。

絵に人が出てこなくなる
→ 人との関わりを避けたい気持ちのサイン。
表情のない人物ばかりになる
→ 感情を出すことに慎重になっている状態。
「どう思われるか」を気にしているときにも見られます。
黒や赤ばかり使う
→ 強い感情(怒り・緊張・恐れなど)のエネルギー。
ネガティブとは限りませんが、絵がガラリと変わったときは要チェック。
「子どもの絵に隠されたサインとは?発達・感情・才能の見分け方を読む」

【Q&A】子どもの絵から読み取れるサイン
Q. 苦手な人がいると、絵にどんなふうに出るの?
A. よくあるサインはこちら。
- 人物が端っこに追いやられている
- 特定の友達や先生が描かれなくなる
- 表情がなくなり、モノばかり描くようになる
Q. 「黒い絵ばかり」って心配すべき?
A. 黒=悪い、ではありません。ただ、感情が強く動いているときに選ばれやすい色。
とくに以前は明るい色が多かった子が、黒や赤ばかりになったときは要観察。
絵が小さい子どもの心理とは?色と大きさで読み解く心のサイン – itti-blog
親にできること:「分析」じゃなく「気づいてくれてたんだ」の安心を
絵にサインが出ているとき、つい分析したくなる気持ち、わかります。
でも、子どもが一番ほしいのは、
「気づいてくれてたんだ」
「わかってくれようとしてるんだ」
という“心のよりどころ”なんです。
声かけのコツ
「あれ?最近人が出てこないね。描く気分じゃないのかな?」
「この色、今の気分にぴったりだった?」
「この子、何考えてるのかな?一緒に想像してもいい?」
ポイントは、正解を求めないこと。
会話の中に、子どもが“気持ちを出せる余白”をつくってあげることが大切です。
子どもの絵に隠されたSOSに、親だからこそ気づける
誰よりも近くで見ている親だからこそ、ちいさな変化に気づく力があります。
そしてそれは、特別な知識ではなく、“日々のまなざし”から生まれるもの。
「大丈夫。気づいた時点で、もう寄り添いは始まっています。」
まとめ:絵が教えてくれる、子どもの「人間関係の悩み」
- 苦手な人との関係は、絵に“無言のサイン”で現れることも
- 黒や無表情は、感情を押し込めているときのサインかも
- 絵の変化をきっかけに、子どもとつながるチャンスに
次回は…
「入園・転校・進学」など、環境の変化と絵のサインについてもお届け予定です。
「うちの子、最近ちょっと変わった?」と感じたら、ぜひチェックしてみてくださいね。
このブログで伝えたいこと
- 子どもの絵には“言葉にならない心の声”が隠れている
- 親にできるのは、変化に気づいて、そっと寄り添うこと
- 「正解」を探すより、「気づく」ことが何よりの安心につながる

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2 thoughts on “【苦手な先生・友達】子どもの絵に出る“人間関係のサイン”と寄り添い方”