
その絵、もしかして“心の声”かも?
「兄弟が生まれてから、ちょっと絵が変わった気がする」
「家族の絵に、自分だけ離れてる…?」
そんなとき、親として少し不安になりますよね。
でも実は、それこそが「今の気持ち」に気づくサインなんです。
この記事では、
・兄弟が生まれたときの絵の変化
・絵に表れる寂しさや葛藤
・親ができる“あたたかい受け止め方”と声かけ
を、元教諭の視点でやさしくお伝えします。
「子どもの絵に隠されたサインとは?発達・感情・才能の見分け方を読む」

子どもの絵に出る“寂しさ”や“がんばり”
発達心理学やアートセラピーの視点では、子どもの絵は「感情の鏡」。
特に【家族関係】が変化したとき、絵はぐっと感情的になります。
たとえば:
赤ちゃんばかり大きく描いている
→ 「ママが赤ちゃんばかり見てる気がする」
自分が描かれていない・小さく描かれている
→ 「自分なんて、いなくてもいいのかも」
いつもより色が少なかったり、キャラが怒ってる
→ 「ちょっと我慢してる」「甘えたいけど言えない」
こうした変化は「赤ちゃん返り 絵」とも言われ、
愛情を求めているサインでもあります。
絵が小さい子どもの心理とは?色と大きさで読み解く心のサイン – itti-blog
声かけのコツは「寄り添い」×「気づいてるよ」
子どもの絵を見て、「どうしてそんな絵描いたの?」と聞くと、
本人も自分の気持ちがわからないことが多いんです。
だからこそ、こんなふうに声をかけてみてください:
「このお家、ちょっと静かそうだね。どんな気持ちで描いたの?」
「○○ちゃんの顔、ちょっと寂しそう。ママにも教えてくれてありがとう」
「ママ、ちゃんと見てるよ。○○ちゃんのこと、大事に思ってるよ」
絵を「分析」するのではなく、「心を映す窓」として見ると、
子どもも安心して本音を出しやすくなります。

「青ばかり使う子どもは何を考えているの?色から探る気持ちのヒント」
気持ちの変化に気づけるのは、親だからこそ
親ができることは特別なことじゃなく、
「絵を見て気づいてあげること」「そっと受け止めてあげること」。
たとえば:
絵に変化があったら、「描いたときの気持ち」を聞いてみる
家族の絵を描いたら、「○○ちゃんがここにいるの、ママうれしいな」と伝える
自分の絵が少なかったら、「○○ちゃんも描いていいんだよ」と、肯定してあげる
「ちゃんと見てるよ」というメッセージは、
子どもの“安心”につながります。
まとめ|絵から伝わる気持ちを、いちばん近くで受け止めてあげて
兄弟が生まれるとき、子どもはたくさんの気持ちを抱えます。
絵に現れるその心の変化は、「見てほしい」「気づいてほしい」というサインかもしれません。
「そうだよね、不安だよね」
「ママも、○○ちゃんのこと大切だよ」
そんなふうに絵をきっかけに寄り添っていくことで、
きょうだい関係も、親子関係も、きっともっと深まっていきます。
次回は【入園・転校・進学など環境の変化と絵の関係】についてお届け予定です
お楽しみに!

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1 thought on “【兄弟が生まれたとき】子どもの絵に現れる気持ちと、親にできる受け止め方”