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「やり直せる」安心感の裏で、子どもが失っているかもしれないもの
― 途中の工夫・試行錯誤・そして“自分らしさ” ―
🔄 「やり直せるから大丈夫」って、ほんとに大丈夫?
iPadで絵を描いている子がよく言います。
「ここ変だから、消そ〜」
「なんか気に入らないから、最初からやり直す」
便利だし、間違ってもすぐ修正できる。
でも、それって本当に“安心”なんだろうか…?
📜 “過程”がなかったことになってしまう
たとえば、私たちが子どものころの「ひっ算」。
答えが合っていればOKなんだけど、
複雑になってくると、途中の計算やメモが大事だった。
私は、計算の過程を書くのが面倒で、ギリギリまで頭の中でやってたタイプでしたが(笑)、
結局、書いた方がうまくいくことに気づいていきました。
でも今は、パッと描いて、パッと消せてしまう。
途中の記録や工夫が、なかったことになるんです。

🔗「iPadで描くと黒ばっかり?」に親が気づいたら読む話 – itti-blog
🧼 真っさらに戻るって、ちょっと寂しい
「やり直し」って、言い換えれば
積み上げたものを一度壊すこと。
デジタルの良さでもあるけれど、
“今までがんばった感”まで消えてしまうと、
なんだか寂しい気持ちにもなります。
昭和世代の私はつい、
「せっかくだからこれ残しとこ」
「この線、味があるから消さずに活かそう」
って考えちゃう(笑)
📤 仕上げた瞬間、もう“評価の対象”になる
しかも今は、作品が完成したと思ったら
「投稿してシェア」が当たり前の流れ。
- 完成した瞬間、誰かに見られる
- いいねやコメントで“評価される”
- もっと上手に描こうというプレッシャーがかかる
本当は、もっと描きかけで遊んでもいいのに、
完成の瞬間が「終わり」になってしまうのも、少しもったいない気がします。
🔗絵がうまい子に育てるには?絵画教室のメリットを徹底比較 – itti-blog
🧒 子どもたちは“試してみる”ができているのか?
子どもにとって大事なのは、
- 失敗しても試してみること
- 違ったと思ったら工夫して直すこと
- 過程も作品の一部と感じられること
でも、“ぱっと消せる環境”では、
「うまくいかなかった」という記憶すら残らないこともあるんです。
これは一見、便利だけど、
深く考える力を育てるチャンスを減らしてしまう側面もあるかもしれません。
🌱 昔ながらの“残すこと”も大切にしたい
昭和っぽいかもしれないけど、
「失敗した線」「変えた色」「途中でやめた構図」って、
すごく味があるし、本人の成長の記録にもなる。
もし可能なら、
- デジタルでも途中段階をスクショで残してみる
- 描き直す前に「なんでやり直すのか」を聞いてみる
- 「この線、いい感じだったよ」と声をかけてみる
そんなふうに“残すこと”を肯定してあげる関わりが、
子どもが「やり直す=失敗」ではないと感じるきっかけになります。
🧸 やり直せることと、やり直さない価値
やり直せるのは、たしかにありがたい。
でも、やり直さなかった線にも、
そのときの気持ちや考えが宿っていることを、大人は知っています。
だからこそ、
「これ、描き直さないで残してたんだね」
「この色、前とちょっと違うけどどうしたの?」
そんな声かけが、子どもの自己肯定感をじわっと育てていくのかもしれません。

✏️ 子どもの絵でわかる心理シリーズ





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