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子どもがお絵描きを嫌がる理由と、意欲を引き出す関わり方
「うちの子、なんで絵を描きたがらないの?」
そんな悩みを持つ親御さんはとても多いです。実は、お絵描きを嫌がる背景には心理的な不安や環境の影響が隠れていることがあります。
まずは子どもの気持ちに寄り添いながら、少しずつ“描くって楽しい!”に変えていきましょう。
なぜ子どもはお絵描きを嫌がるの?心理的な背景

子どもが「絵を描かない」「お絵描きが嫌い」と感じる理由はさまざまですが、よくあるのは次の2つです。
- 上手に描けない気がする
→ 大人が思うより、子どもは“上手・下手”を気にしています。 - どう描いたらいいかわからなくて不安
→ 完成をイメージできず戸惑う子もいます。
そんな時に大事なのは、結果ではなく“過程”を認めてあげる声かけです。
お絵描きを“好き”に変える3つの親の声かけ
子どもが絵に興味を持てるようになる、効果的な声かけを紹介します。
① 「色の選び方素敵だね!」
“上手い・下手”ではなく、子どもが自分で工夫したポイントを褒めるのがコツ。
② 「この絵にはどんな物語があるの?」
ストーリーを考えるのが好きな子は多いです。
絵=物語づくり、という視点が加わると一気に楽しくなります。
③ 「ママ(パパ)も一緒に描いていい?」
一緒に描くと、遊びの延長として心理的ハードルがぐっと下がります。
お絵描きで育つ力|発達・感情表現・集中力を伸ばす理由
お絵描きは単なる遊びではなく、子どもの成長にとても効果的。
特に次の力が伸びます。
- 感情表現力
- 集中力
- 想像力
- 手先の器用さ
- 発達に必要な“非認知能力”
ここからはそれぞれの理由をわかりやすく見ていきます。
お絵描きが「心の整理」になる理由
言葉で気持ちを伝えにくい子でも、絵なら素直に表せることがあります。
お絵描きは、子どもにとって
- 気持ちを整理する
- 心を落ち着ける
- 気持ちを吐き出す
といった “心の安全基地” のような役割をしてくれるのです。
お絵描きで伸びる“非認知能力”とは
“非認知能力”とは、計画性や自己コントロール力など「数値では測れない力」のこと。
- どんな色にしようかな?
- どう描いたらうまくいくかな?
こう考えながら描くことで、自然と育っていきます。
将来の学びにもつながる、とても大事な力です。
年齢別お絵描きの発達段階と親の関わり方【1歳〜小学生】
子どもがお絵描きに興味を持つ時期は年齢で変わります。
発達段階を知ると、関わり方がぐっと楽になります。
1〜2歳:線や形を楽しむ「ぐるぐる期」
ぐるぐる・点々など、描く行為そのものを楽しむ時期。
「大きい線が描けたね!」と動きを認める声かけが◎。
3〜4歳:意味づけが始まる「物語期」
「これママ!」「これは電車!」など意味が出てきます。
「どんな気持ちで描いたの?」と話を聞くと満足感がUP。
🔗3歳 絵 ぐるぐる期|顔が描けないのは大丈夫?4歳で変わる発達のステップ
5歳〜小学生:描く力と感情表現が育つ時期
細かい表現ができるようになり、気持ちの表現も豊かに。
「この部分に工夫したのかな?」と感性を引き出す声かけが効果的。
成功体験が意欲を生む!「できた」が次のやる気につながる
子どもの“やる気スイッチ”は、小さな成功体験で入ります。
- 最後まで描けた
- 新しい色に挑戦できた
- 前より上手に描けた気がする
など。
結果よりも、小さなステップを一緒に喜んであげるのがポイントです。
作品を褒めるときのコツ
褒める時は、
- 色の使い方
- 形のおもしろさ
- 線の動き
- 子どもの工夫
など、結果ではなく「過程」を褒めることが大切です。
家でできる“成功体験”の作り方
すぐにできる簡単な例はこちら:
- シール+お絵描きで「完成しやすい遊び」にする
- 1ページだけのミニ絵本を一緒に作る
- 「今日の1枚」を飾ってあげる
- 小さな丸や線だけで完成する絵遊びにする
“できた!”を積み重ねると、描く自信と意欲が自然に育ちます。
お絵描きが楽しくなる!親子で使えるおすすめアイテム3選
✔ 汚れない!水で描けるお絵描きシート

【Amazon.co.jp限定】パイロット スイスイおえかき あお(限定品おえかきブックセット) 1.5歳以上 ぬりえ 知育 1歳 2歳 3歳
後片付けがラクで、思いっきり描けるのが魅力。
✔ 感性を育てる自然素材アート

DECORNIJIA 1セット木片 子供向け手作りアート素材 自然の木のスライス 創造
葉っぱ・小石・木の実などを使ったアートで感性を育てます。
✔ 描くのが苦手でも楽しめるスタンプ遊び

Kesote スタンプ 可愛い おもちゃ 動物 26個セット はんこ インク付き 円形
「描けない子」にも入りやすく、成功体験を作りやすいアイテム。
お絵描きを好きにする!子どものやる気を育てる声かけ例
「上手・下手」ではなく“気づき”を褒める
例:「この線、すごく勢いがあっていいね!」
失敗しても大丈夫と伝える魔法の一言
「うまく描けなくてもいいよ。描くのが楽しいって大事なんだよ」
子どもが安心すると、「絵を描くって楽しい」に自然と変わっていきます。
Q&Aコーナー|お絵描きを嫌がる子どものよくある疑問
■ Q1「うちの子、全然お絵描きしない…発達的に大丈夫?」
子どもによって興味の出る時期はバラバラです。描かないからといって問題とは限りません。ほかの遊びが好き、描くきっかけがない、環境が整っていないなどが理由のことも多く、まったく描かない時期は珍しくありません。
■ Q2「お絵描きが苦手で、すぐ“できない!”と言って怒ります」
完成イメージが高く、自分の思い通りに描けないときに起きやすい反応です。ぐるぐるや丸だけなど、成功しやすい活動から始めると気持ちが安定しやすく、親が少しだけ描くのを手伝うと安心しやすくなります。
■ Q3「上手に描けるように練習させた方がいい?」
幼児期は“練習より楽しさ”が大切です。興味が出れば自然と描く量が増えます。無理に練習させると、お絵描きが嫌いになる原因になります。
■ Q4「絵がいつも同じ…これって問題?」
同じテーマを繰り返すのはよくある成長のプロセスです。子どもなりに内容を深めている証拠でもあります。「今日は違う色を使ってみる?」などさりげない提案をする程度で十分です。
■ Q5「お絵描きが嫌いな子にはどんな環境が必要?」
すぐ描ける場所があること、汚れにくいアイテムがあること、親が上手・下手の評価をしないこと。この3つがそろうだけで、お絵描きへのハードルは大きく下がります。
チェックリスト|お絵描きを嫌がる理由のセルフチェック
以下に当てはまるものが多いほど、子どもが「描くことにハードルを感じている」可能性があります。
・上手に描きたい気持ちが強い
・他の子と比べて自信をなくしやすい
・親の評価を気にしている
・「何を描けばいいかわからない」と言う
・筆圧が弱い、細かい作業が苦手
・身体を動かす遊びのほうが好き
・机や紙、道具をすぐに出せない
・失敗したくない気持ちが強い
■ 対策のポイント
・簡単にできる絵遊びに切り替える
・親が一緒に描いて安心感を与える
・結果ではなく過程を褒める
・小さな成功体験を積ませる
まとめ|お絵描きを嫌がる子を伸ばすために大切なこと
・嫌がる背景には「自信のなさ」「不安」「環境の問題」がある
・声かけは上手下手ではなく、工夫や気づきに注目する
・お絵描きは感情表現や集中力、非認知能力を育てる大事な遊び
・年齢ごとの発達段階を知ると無理のない関わりができる
・「できた!」の積み重ねが意欲と自信につながる
・苦手な子には水のお絵描きシートやスタンプなど、ハードルの低いアイテムが効果的
お絵描きは、親子で一緒に楽しみながら心を育てていける遊びです。焦らず、その子のペースで興味を広げていきましょう。
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