このブログはPRを含んでいます

「早くして!」を卒業!子どもが動き出す声かけテク、ぜんぶ見せます
「やって!」が伝わらない子に効く⁉ 魔法の声かけ術
朝の支度。
急いでるときに限って、子どもがまったく動かない。
「着替えてー!」
「ごはん食べてー!」
「保育園いくよー!」
……ぜんぶスルー。聞こえてる?って思わず耳を疑う。
でも、不思議なことに、
「ちょっときて〜」「こっち見て〜」には、スタタタッと反応する。
なんで⁉
じつはこれ、子どもの「やりたくないセンサー」が働いているだけなんです。
しかもこれ、ぜんぜん悪いことじゃない。
今回は、そんなときにこそ試してみたい、
“やってほしい方向”へと子どもが自然と動き出す声かけテクを、保育の現場から紹介します!
「○○して」はブレーキワード?
たとえば、こんな声かけ。
「お片付けしてね」
「歯、みがいて」
「トイレ行こうか」
これ、ぜ〜んぶ「やらなきゃいけないこと」。
大人目線ではあたり前でも、子どもにとっては「今やりたくないこと」なんですよね。
だから、耳に入ってもスルーされる。
でも反対に、「見て〜!」「これやってみようよ!」みたいな“動きたくなる声”は、なぜかスルッと届く。
子どもって、「行動のきっかけ」を求めてるんです。
子どもが“自分から”動く魔法のワードとは?
じゃあ、どうしたらいいの?
キーワードは、「提案」や「興味づけ」。
たとえば:
- 「このおもちゃ、先におうちに帰らせてあげようか?」→片付けへ
- 「○○ちゃんの歯、ぴかぴかにするぞ〜!」→歯みがきへ
- 「トイレまで競争しよっか!」→トイレへGO!
こんなふうに、子どもに“やらせる”のではなく、“やってみたくなる”ように導く。
これが、保育士がよく使う「スムーズな声かけテク」です。
🌱子どもの気持ちに寄り添う「声かけのコツ」
子どもが言うことを聞かないとき、つい私たちは「指示」で動かそうとしがちです。 でも実は、子どもは“命令”に対して本能的に反発したくなるもの。
そこで大切なのは、「誘導する」声かけ。 子どもの気持ちや好奇心をくすぐりながら、
“自分で選んで行動したくなる”ような声かけを意識してみましょう。
🔑ポイントはこの3つ!
✅ 遊びの要素を入れる(競争・ごっこ遊び・実験など)
✅ 選択肢を与える(「どっちにする?」で主体性を育てる)
✅ 好奇心をくすぐる(「どうなるんだろう?」を大切に)
今日からできる!家庭で使える“ノセワザ”3選
ちょっとした工夫で日常がグッと楽しくなる“ノセワザ”を、さらに紹介します。
1. 「〇〇ごっこ」でやる気スイッチON!
- 歯みがき→「歯医者さんごっこ」
- 着替え→「モデルさんごっこ」
- トイレ→「探検隊!暗号を解読せよ!」
子どもは「ごっこ」が大好き。
目的は同じでも、「遊び」になると動けるんです。
2. タイマーで“ゲーム化”
- 「この歌が終わるまでにお片付けできるかな?」
- 「砂時計ひっくり返すよ〜!スタート!」
時間を“敵”じゃなく“仲間”にすると、焦りが遊びに変わります。
3. 自分で選ばせる「2択魔法」
- 「靴、赤と青どっちにする?」
- 「先にズボン?シャツ?」
「どっちにする?」と言われると、子どもは**“自分で決めた感”**が得られて満足。
スムーズな行動に自然につながります。
🎨シーン別:子どもが自然と動く声かけアイデア
1️⃣ お片付けができないとき
- ❌「早く片付けなさい!」
- ✅「どっちが早く片付けられるか競争しよう!」
- ✅「この子のおうちがわからなくなっちゃった!教えて~」
→ 遊びながらだと、子どももノリやすくなります。
Q. まったく片付けようとしないときは?
まずは親が一緒にやってみましょう。「片付けって楽しい!」と感じる経験を、少しずつ積み重ねていくことが大切です。
2️⃣ ごはんの時間にぐずるとき
- ❌「ちゃんと座って食べなさい!」
- ✅「このごはん、どんな味がすると思う?探偵さんになって調査開始!」
- ✅「これ、●●ちゃんとスーパーで買ってきた野菜だね!」
→ 食事を楽しい探検に変えると、意欲が生まれます。
Q. 食べムラがひどいときは?
「今は〇〇がブームなんだね!」「同じような食べ物だとこんなのがあるかなー♡どう?味似てる?」
食べムラがあっても、極端にやせたり体調を崩す場合以外は気にしなくて大丈夫。これも成長の過程ですから、個人差はありますが、その子の中でももりもり食べる時期とそうじゃない時、これしか食べない時期もあるものです。
3️⃣ お風呂を嫌がるとき
- ❌「お風呂入りなさい!」
- ✅「アヒルさんが待ってるよ!一緒に探しに行こう」
- ✅「新しい石鹸、袋から出してくれる?」
→ お風呂を“楽しい遊びの場所”にしてみましょう。役割を与えるのもいいですよ。失敗することの方が多いですがこれも経験♪やらせてみることに意義があります。
Q. それでも入りたがらない場合は?
「泡遊びの日」「お風呂おもちゃで遊ぶ日」など、特別感を演出すると気持ちが切り替わることも。
4️⃣ 寝かしつけのとき
- ❌「早く寝なさい!」
- ✅「お布団の中で絵本の続きを読もうか?」
- ✅「ママの右側とママの左側、ママの上!どこがいい?」
→ 「寝る」ではなく「楽しみがある場所」へ導く声かけ。我が家は毛布でハンモックごっこをよくやりました。
5️⃣ 外出準備がスムーズに進まないとき
- ❌「早く靴履いて!」
- ✅「靴を履いたらジャンプ対決しよう!」
→ 楽しいイベントをセットにすると、子どもの行動が変わります。時間がかかるときこそ、「靴はくの上手になったね~」や「びり!ってできる?」などの声かけが効くことがあります。
Q. 玄関でぐずるときは?
「どっちの靴にする?」と選択肢を与えることで、自分で決める気持ちが育ちます。うちは玄関を出たところに子どもが好きなキャラクターのおもちゃを置いてます。(〇ッピーセットのやつ!)時々入れ替えて、今日はどの子が待ってるかなーと声をかけると、おもちゃ見たさに急いで履くようになりました。
6️⃣ トイレトレーニング中
- ❌「トイレ行ってきなさい!」
- ✅「今日のトイレシール、どれにする?」
→ 小さな達成感が、次への意欲につながります。
Q. トイレを嫌がるときは?
無理に連れていかず、「お人形さんがトイレ行きたいって」など、遊びに巻き込んでみましょう。足が届かない、便座がひんやりする、壁紙が怖いなど何か嫌なことがあるのかもしれませんので、聞いてみて改善できることはしてあげるとよいですね。
7️⃣ イヤイヤ期の子どもと向き合うとき
- ❌「ダメって言ったでしょ!」
- ✅「じゃあ、一緒にどうするか考えてみよう」
→ 否定ではなく、“共に考える”姿勢が信頼につながります。
Q. イヤイヤが続くときは?
「悲しかったんだね」「イヤだったんだよね」と気持ちを言葉にすることで、子ども自身が落ち着けることもあります。
子どもが「イヤ!」なときの裏にある気持ち
「歯みがきしようね」
「えー、やだ〜!」
「靴はこうね」
「じぶんでやるのー!」
こんなやり取り、毎日ありますよね。
でも、ここで大切なのは「なぜイヤなのか」をちょっとだけ想像してみること。
子どもって、いつも“わがまま”で動かないわけじゃないんです。
- 「まだこれで遊びたかった…」
- 「次になにがあるか、わかってないから不安…」
- 「自分のペースを守りたかっただけ…」
大人だって、「今すぐやって」と言われて急にパソコン閉じられたらイラっとしますよね。それと同じなんです。
保育士がよく使う“共感+提案”の技
ここで登場するのが、共感+提案の合わせ技。
例えば:
「楽しいもんね、それずっとやりたいよね〜」←共感
「じゃあ、あと3回やったら一緒にお片づけしよう」←提案
これだけで、子どもの顔がちょっと緩んで動き出すことも。
大事なのは、「ダメ!」の前に、まず受けとめること。
これだけで、子どもの心はずいぶん軽くなります。
声かけを“実況風”にしてみると…
保育士の中には、なんでも“実況”しちゃう人もいます。
「さあ、○○くん、今、靴下を手に取った〜!」
「このまま、足に向かっていく〜!入ったー!」
これ、笑ってるけど、子どもはめちゃくちゃノッてきます(笑)
“自分が主役”になると、動きたくなるんです。
家庭でも、おふざけ実況モード、ちょっとやってみませんか?
忙しいときほど、あえて“寄り道”してみる
時間がないときほど、子どもを急かしたくなりますよね。
でも実は、子どもって“急がされるほど動けなくなる”生き物。
(「ねえ早く!」って言われて急に何していいかわからなくなるの、大人も一緒かも)
そんなときこそ、あえて「寄り道」的な声かけをしてみてください。
たとえば:
- 「この道、忍者みたいに歩けるかな?」
- 「わっ、パジャマにおばけがいた!変身しないと!」
こういう“遊びのしかけ”で、ぐっと動きがスムーズになります。
「子どもが動かない」は、親が悪いんじゃない
ここで大事なのは、「伝え方次第で、行動が変わる」ということ。
「なんで言ってるのにやらないの⁉」とイライラする前に、
ちょっと伝え方を変えてみる。
たったそれだけで、子どもって本当に動きやすくなるんです。
逆に言えば、「親が悪い」「子どもがダメ」じゃない。
ただ、うまくスイッチが入っていないだけなんです。
保育士は“演出家”
保育士って、実は毎日が「子どもを巻き込む舞台演出」。
● トイレに行ってほしいときは「トイレ探検隊!」
● 着替えてほしいときは「変身タイム〜!」
● 帰る支度をしてほしいときは「帰りの大冒険が始まるよ!」
声のトーン、表情、言い方ぜんぶで、“その気”にさせていく。
これ、家庭でも応用できるテクなんです。
「動かす」じゃなくて、「動きたくなる」を仕込む
ここまで読んでくださった方は、もうお気づきかもしれません。
親ができるのは、「子どもが動きたくなるきっかけ」を作ること。
無理やり“動かす”んじゃなくて、“その気にさせる”。
それって、ちょっと演技力がいるし、手間もかかる。
でも、「あ、今うまく流れた!」という瞬間って、親にとっても気持ちいいんです。
なんなら、ちょっとした達成感があります。
まとめ:子どもって、めんどくさい。でも、だからこそ面白い。
子どもって、本当に一筋縄ではいかない。
毎日、こっちの思い通りにいかない。
でも、ちょっと目線を変えると――
- なんで今それ?って行動も、
- なんで聞いてないの?ってスルーも、
すべてが「今、この子が大事にしたいこと」の表れ。
子どもって、大人の言葉に反応しないんじゃなくて、
「気持ちが動く言葉」にしか反応してないんです。
「やらせたい」を「やってみたい」に。
ちょっとした“ひと工夫”で、朝のバタバタや寝かしつけのバトルも、
ぐっとラクになるかもしれません。
「子どもって、面白いな〜」って思えたら勝ち。
その笑顔が、親子の一番の近道です。
完璧じゃなくていい。 うまくいかない日があっても大丈夫。
「気づけた自分」を、まずはほめてあげてください。 そして、また明日からも一緒に、ゆっくり進んでいきましょう🍀

A4サイズでダウンロードしたい場合はこちら
そのほかにもこんなシチュエーションが👉👉👉子どもをスムーズに動かすコツ
シチュエーション | NGフレーズ | OKフレーズ |
---|---|---|
チャイルドシートに乗りたがらない | 「早く座って!」 | 「車が出発するよ!どっちが先にシートに座れるかな?」 |
公園から帰りたがらない | 「もう帰る時間よ!」 | 「おうちに帰ったら、おやつタイム!何食べようか考えよう♪」 |
ご飯を食べずにぐずぐず | 「早く食べなさい!」 | 「このスプーンさん、どこに行きたいかな?お口に出発~!」 |
ひたすら道端の小石を拾う | 「もう行くよ!」 | 「特別な石を探そう!帰ったら石アート作ろう!」 |
まっすぐ歩かない(寄り道ばかり) | 「ちゃんと歩いて!」 | 「次の角まで競争しよう!どっちが先に着くかな?」 |
読み聞かせに行っても聞かない | 「ちゃんと聞いて!」 | 「このお話に出てくる動物、誰が一番早く見つけられるかな?」 |
じっとしていない | 「落ち着きなさい!」 | 「今から忍者修行!音を立てずにじっとできるかな?」 |
着替えはイヤ | 「早く着替えて!」 | 「このお洋服、魔法の力があるんだって!着てみよう♪」 |
帽子はイヤ | 「帽子をかぶりなさい!」 | 「この帽子をかぶると、お外の冒険がもっと楽しくなるよ!」 |
「赤ちゃんの成長を記録しませんか?」
👉毎日の育児、大変だけどかけがえのない時間ですよね。スマホやカメラで、赤ちゃんの“今”をたくさん残しておくのもおすすめです📸
🔗赤ちゃんをおうちでかわいく撮る方法
子どもとの毎日は、トライ&エラーの連続
「どうして動かないの?」「なんで伝わらないの?」
そう思う日があって当然。むしろ、ない方が珍しい。
でも――
- ちょっと視点を変えてみたり
- 少し言い方をアレンジしてみたり
- ときには思いっきりふざけてみたり
そうやって試行錯誤しながら、
子どもとの“関係性の土台”ができていきます。
子育てに「これが正解!」はありません。
でも、「うまくいくパターンを見つけたときのうれしさ」って、何よりも大きい。
今日のヒントが、あなたとお子さんの毎日を
ちょっと楽しく、ちょっと軽くしてくれることを願っています。
|
おえかき おもちゃ おもちゃサブスク おもちゃ選び方 お母さんの絵 お母さんの絵が笑っていない お母さんの絵怖い お父さんの絵 お絵かきワーク お絵描き お絵描きの心理 お食事エプロン くれよん ぐずる ほかの子と喧嘩 イラスト クレヨン ケーキスマッシュ パパの絵 創造力 友達が小さい 友達の絵が小さい 子どものアート 子どものサイン 子どもの心を落ち着かせる 子どもの気持ち 子どもの絵 子育て 残酷な絵 絵 絵でわかる 絵でわかる子どもの心理 育児 育児グッズ 育児用品 自己肯定感 色塗り 色鉛筆 赤ちゃんとのおでかけ 造形 離乳食 黒い絵 黒く塗りつぶされた絵 黒く塗りつぶす心理 1歳おすすめおもちゃ
こちらもおすすめ
itti-blogをもっと見る
購読すると最新の投稿がメールで送信されます。
このブログはPRを含みます
こんにちは!ITTI-BLOG(イッチーブログ)を運営している、いっちーです!
教諭として15年以上勤務した後、カメラマンとして独立。
教育と写真、どちらも「子どもと向き合う」ことを軸に歩んできました。
そんな経験をもとに、
子どもの心と表現の成長を、親子で一緒に楽しむヒントを発信しています。
コメントを残す