
今日からできる!共感育児のコツと親子の笑顔を増やすヒント
著者:ITTI
更新日:2025-09-27
読了目安:7分
子どもの気持ちが読めない瞬間はよくあること
「急に泣き出した」「昨日は楽しそうだったのに今日は不機嫌」──子育て中、こんな戸惑いを経験したことはありませんか?
小さな体で全力で感情を表現する子どもは、大人からすると予測不能な存在です。特に「気持ちの切り替え」が難しい時期は、どう声をかければいいのか悩んでしまうことも。
そんなときに役立つのが、共感育児です。
共感育児とは?

共感育児とは、子どもの気持ちを否定せずに受け止め、理解しようとする育児法。
「嫌だったんだね」「悲しかったんだね」と言葉にしてあげることで、子どもは「わかってもらえた」と感じ、安心します。
共感育児は、感情をそのまま受け止めるシンプルな方法ですが、自己肯定感や信頼関係を大きく育てる力があります。
詳しい会話のコツは「子どもに共感するための会話術」でも紹介しています。
共感育児の主なメリット

・子どもの自己肯定感が高まる
・親子の信頼関係が強まる
・感情のコントロール力が育つ
・思いやりが育ちやすい
・自主性が伸びる
・親自身のイライラが減る
共感育児は新しいけど古くからある考え方

「共感育児」という言葉は最近よく聞きますが、考え方は昔から存在しています。
- アタッチメント・ペアレンティング:愛着関係を重視する育児
- マインドフル・ペアレンティング:親自身の感情にも意識を向ける
- ポジティブ・ペアレンティング:罰より対話を大切にする育児
心理学や脳科学の研究によって、これらの効果は科学的に裏づけられています。
共感育児の進化と背景
時代ごとの育児スタイルを見てみると、共感育児の流れがよくわかります。
- 初期:規律や罰中心
- 1960〜1970年代:愛着と情緒の発達を重視(アタッチメント理論)
- 1990年代以降:感情と主体性に注目(感情コーチング、脳科学)
- 現在:自己肯定感や社会性の向上が注目される
関連記事:「家族の絵を描くときの心理|子どもの気持ちを読み解くヒント」
子どもの気持ちを代弁することの大切さ
幼い子どもは感情を言葉で表現できないため、泣く・怒るといった行動で表します。
このとき、大人が「〇〇したかったんだね」と代弁することで、「わかってもらえた」と感じやすくなります。
これは、感情を言葉で伝える練習にもつながり、将来のコミュニケーション力を育てます。
共感育児で意識したい3つのポイント
- 子どもの視点で考える:「子どもにとってどう感じるか」を想像する
- 感情に名前をつける:「悔しい」「悲しい」「嬉しい」など言葉にする
- 行動より気持ちを受け止める:「なんでそんなことしたの?」ではなく「そう思ったんだね」と寄り添う
共感育児の実践例

たとえば「順番を待つ場面」。
・子どもがイライラしていたら「待つの辛いよね」と気持ちを受け止める
・そのあと「でも順番が来たら楽しいよね」と励ましを少し添える
こうしたやりとりが、感情のコントロールや共感力を自然に育てます。
子どもとの信頼を深める!共感育児の6つのメリット
- 自己肯定感が高まる
「気持ちを大切にしてもらえる」という体験が、子どもの自信につながります。 - 親子の信頼関係が深まる
「親は味方」と思える関係ができると、子どもは安心して自分を出せるようになります。 - 感情のコントロールがしやすくなる
「イライラしたらどうする?」と一緒に考えることで、感情の扱い方を学べます。 - 思いやりの心が育つ
自分が共感してもらった経験があるからこそ、他人の気持ちも理解できるようになります。 - 自主性が育つ
「どうしたい?」と聞いてもらうことで、子どもは自分の考えで行動する力を身につけていきます。 - 親も穏やかに育児できる
「子どもを変えなきゃ」ではなく、「気持ちを受け止めよう」と意識が変わると、育児のストレスも減ってきます。
【実践編】子どもの気持ちを代弁する10のシーンと声かけ例
シーン | 子どもの気持ち | 共感の声かけ例 |
---|---|---|
お友達におもちゃを取られた | 悲しい、悔しい | 「取られて悲しかったね」 |
着替えを嫌がる | 遊びたい | 「まだ遊びたいんだね、楽しいもんね」 |
お昼寝を拒否 | 遊びたい、眠くない | 「まだ寝たくないんだね。でも体もおやすみしたいよね」 |
ごはんを食べたくない | 食べたくない | 「今はあまり食べたくない気分かな?」 |
お片づけを嫌がる | 遊びたい | 「まだ遊んでいたいんだね。楽しかったもんね」 |
急に泣き出す | 不安・悲しみ | 「悲しい気持ちになったんだね。どうしたの?」 |
おもちゃを投げる | イライラ | 「嫌な気持ちになったんだね。でもおもちゃは大事にしようね」 |
買い物中に駄々をこねる | 欲しい気持ち | 「それが欲しかったんだね。でも今日は買わない日なんだ」 |
お風呂を嫌がる | 面倒・不安 | 「入りたくない気分なんだね。でも体もスッキリすると気持ちいいよ」 |
ママと離れるとき | 寂しい・不安 | 「離れるのが寂しいんだね。終わったらすぐ会おうね」 |
1. 朝のドタバタ!「なんで急に泣くの?」
朝の支度で急に泣き出す子ども…理由がわからなくても、温かく見守るだけで落ち着くことがあります。
2. 「これがいい!」と突然のこだわり
子どもが急にこだわりを見せる時は、親が少しリードすると安心して楽しめます。
3. 突然の「イヤイヤ期」、どうしたらいいの?
イヤイヤ期は子どもが自分の気持ちを模索する時期。待つ・見守る・サポートが大切です。
4. 「なんでそんなにおもちゃを乱暴に扱うの?」
おもちゃを乱暴に扱うのは感情表現の一つ。少し寄り添って気持ちを聞いてあげることが大切です。
5. 「どうして今日だけ泣くの?」
情緒が不安定な日は、泣きたい気持ちを受け止めてあげることが安心につながります。
6. 「何か気に入らないとすぐにお友達とけんか」
けんかもコミュニケーションの一部。気持ちを引き出す質問で整理する手助けを。
7. 「毎日のように『おかあさん、見て!』が止まらない!」
「見て!」攻撃は、子どもの承認欲求。短時間でも耳を傾け、褒めることで自信が育ちます。
8. 「突然お昼寝しなくなる!」
昼寝のタイミングをずらすのも成長の一部。リラックスできる環境を整えると寝やすくなります。
9. 「外に出るのが急に嫌!」
行きたくない理由を無理に聞かず、少し静かに過ごす時間を作ることで自然に出発できることもあります。
10. 「どうして急にお昼ご飯を食べないの?」
食事拒否は、眠さや気分のムラ、遊びたい気持ちなどが原因。少し時間をずらすと食欲が戻ることも。
共感育児で親子の笑顔を増やそう

共感育児は、特別な知識やテクニックが必要なわけではありません。
大切なのは「子どもの感情を受け止めること」。それだけで、親子の信頼関係が深まり、毎日の小さなイライラも減っていきます。
さいごに
共感育児は、子どものわがままを許す育児ではありません。
「その気持ち、わかるよ」と受け止めながら、どうしたらよかったのかを一緒に考える育児です。
イヤイヤ期こそ、子どもの心としっかり向き合うチャンス。
ぜひ今日から、共感の声かけを試してみてくださいね。
子どもの表情がふっと和らぐ瞬間が、きっとあるはずです。
まずは今日から「悲しかったんだね」「悔しかったね」と 子どもの気持ちを言葉にしてみましょう。
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