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日々の子育て、本当にお疲れ様です。
一生懸命に遊びを提案したのに「いや!」と跳ね返されたり、せっかく準備したおもちゃをポイっと投げられたり。さらには「ママはあっち!」「ママはコレ持って!」と細かく指定されて、まるで自由のない操り人形のような気分になっている方もいるかもしれませんね。

今日は、そんな「イヤイヤ期真っ只中」のご家庭に向けて、少しでも心がふっと軽くなるような、そして今日をなんとかやり過ごし、明日への余白が生まれるようなお話を綴っていきたいと思います。
この記事の内容
遊びを差し出して「いや!」と言われる、あの瞬間の孤独
「これ、楽しいよ。やってみる?」 そう声をかけて、おもちゃを差し出した瞬間。
「いや!!」 と叫んで、パシッと手を払われる。

あるいは、積み上げたブロックを目の前でガラガラと壊され、 「ママはこれ(壊れたパーツ)持ってて!」「ママはここ座って!」 と、遊びの主導権を完全に奪われてしまう……。
そんな毎日を過ごしていると、ふと「私、何やってるんだろう」と虚しさが込み上げてくることがありますよね。子どもを喜ばせたくて、発達に良さそうなおもちゃを調べたり、部屋を片付けて環境を整えたり。親としての「良かれと思って」という精一杯の努力が、すべて拒否されているような、自分の存在そのものを否定されているような……そんな感覚に陥ってしまうこともあるかもしれません。
イヤイヤ期のしんどさは、子どもが遊ばないことそれ自体よりも、「どう関わればいいのか正解が分からなくなり、心が置いてきぼりになってしまうこと」にあるのではないでしょうか。
今日は、イヤイヤ期の「拒否」や「強い指示」の裏にあるサインを読み解きながら、親も子も少しだけ落ち着いて過ごせる「自宅遊びのヒント」を一緒に考えていきましょう。
イヤイヤ期に「拒否」が増える理由:何が起きているの?

自我の芽生えと「自分で決めたい」欲求
なぜ、あんなに大好きだったママやパパの提案を拒否するようになるのでしょうか。それは、お子さんの中に「自分」という輪郭がはっきりと現れてきた証拠です。
これまでは親と一体だと思っていた世界が、自分と他者に分かれ始めたとき、子どもはまず「親とは違う自分の意志」を確かめたくなります。その一番手っ取り早い方法が「拒否(NO!)」なのです。
言葉が足りず、態度が強くなる
頭の中では「こうしたい」というイメージがあっても、それを説明する語彙力がまだ追いついていません。そのもどかしさが、手を払う、物を投げる、叫ぶといった強い態度になって表れます。
「ママはコレ!」は主導権を持ちたいサイン
「ママはこれ持って!」「ママはここにいて!」という強い指示。これは、自分の世界を自分でコントロールしたいという欲求の表れです。ママを召使いにしたいわけではなく(そう見えちゃいますけどね!)、「自分のイメージ通りに世界が動くか」を必死に実験している最中なのです。
【ポイント】
- ママを拒否しているわけではない。
- 「自分で決めたい」という健全な成長のプロセス。
【核心】「いや!」「ママはコレ!」は悪いこと?
拒否されると、親がつらくなるのはなぜ?
私たちは、自分が差し出したものを拒否されると、無意識に「自分の愛や努力が足りなかったのかも」「嫌われているのかも」と不安になります。また、一生懸命考えた遊びを無下にされると、怒りが湧くのも当然です。親だって一人の人間ですから。
「私の関わり方が悪くて、わがままに育っているのでは?」という不安。 でも、ちょっとだけ視点を変えてみませんか。
実は「拒否」は考える力が育ち始めたサイン
「いや!」と言えるのは、子どもが「自分ならこうしたい」という自分なりの仮説を持ち始めたからです。

- 自分の好みを持ち始めた:「これじゃない方がいい」という審美眼の芽生え。
- 選びたい・決めたい:自分の人生のハンドルを握ろうとする意欲。
- 主導権を試している:相手との境界線を探る社会性の第一歩。
「拒否」は攻撃ではなく、お子さんが「自立」という名の坂道を必死に登っている合図です。そう捉えると、ほんの少しだけ「おっ、今日も成長してるな」と思える余白が生まれませんか。
どこまで一緒に遊ぶ?教える?見守る?
イヤイヤ期の子どもとの遊びで一番悩むのが「距離感」ですよね。
一緒に遊ぶ・見守るの正解は「行ったり来たり」
「ずっと一緒に遊ばなきゃ」と思うと疲れますし、「勝手に遊んで」と放置すると子どもは不安になります。大切なのは、「入り口は一緒、中に入ったら少し離れる」というリズムです。

1. 最初は一緒でいい(安心の土台)
遊びの「入り口」を一緒に作る役割です。 「こうやるんだよ」と教え込むのではなく、「おもしろそうなこと、やってるな」と思わせる程度でOK。やり方を一回だけ見せたら、あとはお子さんの反応を待ちます。
2. 答えは教えない、ヒントだけ出す
子どもが立ち止まったとき、つい「こうやるんだよ」と正解を教えたくなりますが、そこをグッとこらえてみましょう。
- NG例:「ちがうよ、こうでしょ」
- OK例:「これ、どうなると思う?」「さっきはどうだったかな?」
「教える人」ではなく「一緒に不思議がる人」になると、子どもの「自分で考えたい欲求」を邪魔せずに済みます。
3. サポートする3つの見極めポイント
- 試行錯誤している → 黙って見守る(集中を邪魔しない)。
- やり方が分からず固まっている → 「ここ、ちょっと動くみたいだよ」と小さなヒントを。
- イライラして崩れそう → 「一緒にやろうか」と手を貸すか、一度遊びを切り替える。
👉 関連記事:イヤイヤ期でも子どもの気持ちに寄り添う方法
【遊び編】イヤイヤ期でも落ち着きやすい自宅遊び5選
イヤイヤ期のお子さんが比較的「集中」の状態に入りやすく、親も少しだけ離れられる遊びをご紹介します。

① 感触・氷あそび
不思議な感触は、脳を刺激しつつ心を落ち着かせる効果があります。
- 遊び方:ボウルに氷をいくつか入れ、スプーンやトングを用意する。
- 「いや!」と言われたら:無理に触らせず、ママが楽しそうにカチカチ音を鳴らして見せるだけでOK。「冷たいねぇ」と言語化するだけで共有になります。
② 段ボール・ごっこ遊び
段ボール箱を「お家」や「車」に見立てます。
- 遊び方:大きな箱を置くだけ。
- 「ママはコレ!」と言われたら:箱の窓から「こんにちは」と言う役割を任命されたら、その通りに従ってみましょう。主導権を子どもに渡すと、意外と満足して一人で中にこもってくれることもあります。
【最強の組み合わせ】自分だけの城「おえかきハウス」
普通の段ボールも楽しいですが、もし「今日はちょっと特別に、心ゆくまで遊ばせてあげたい」と思うなら、こんな素敵なアイテムも頼りになります。
カーボーイ くまさんのおえかきハウス
カーボーイ くまさんのおえかきハウス ダンボールハウス 自由におえかき![]()
このアイテムがイヤイヤ期に効く理由:
- 「ママはコレ!」の指示が減る:自分専用のお家ができると、そこが子どもの「自分ルール」で動かせる聖域になります。「ママは玄関までね」と線引きがしやすくなり、ほどよい距離感が保てます。
- お絵描きの「ダメ!」を減らせる:壁や床に描かれるとつい「そこはダメ!」と怒ってしまいますが、「このおうちならどこでもOK」という場所があるだけで、親の心の余白がぐっと広がります。
- 秘密基地の安心感:イヤイヤで高ぶった感情も、狭い空間にこもることでふっと落ち着くことがあります。
「描いちゃダメ」と制限するのではなく、「ここなら自由!」という解放感をプレゼントする。それは、子どもの「自分で決めたい」という意欲をまるごと肯定することに繋がります。
③ お絵描き・色あそび
正解がないからこそ、イヤイヤ期に向いています。
- 遊び方:大きな紙(カレンダーの裏など)とクレヨン。
- 関わり方:何かを描かせようとせず、隣でママが「ぐるぐる〜」と描くだけ。「上手だね」という評価よりも「赤、使ったんだね」と事実を伝えるだけで、子どもは「認められた」と感じます。
④ 食育×触感あそび(野菜の切れ端など)
「食べ物で遊んじゃダメ」と思われがちですが、キャベツをちぎる、キノコをほぐすのは最高の知育です。
- 遊び方:夕飯の準備中に、少しだけ野菜の端っこを渡す。
- ポイっとされたら:「今はこれ、いらなかったね」と一旦下げてOK。無理強いしないのが、次の「やりたい」に繋がります。
⑤ 紙・布・ひらひら遊び
新聞紙やハンカチを使います。
- 遊び方:上から落としてひらひらする様子を見る。
- フェードアウトのコツ:子どもがひらひらを目で追い始めたら、それが「集中」の合図。少しずつ離れて、自分はコーヒーを一口飲む時間を作ってもいいんです。
自分で考える子になる関わり方の軸
私たちの役割は、子どもに「正解」を教えることではなく、子どもが「自分で考えるための余白」を守ることです。
- 手を出すより言葉を:「手伝うよ」の前に「どうしたい?」と聞いてみる。
- 結果より過程を:完成したものよりも「一生懸命くっつけてたね」というプロセスに光を当てる。
- 正解を急がない:子どもが迷っている時間は、脳がフル回転している「おいしい時間」です。
今日、遊びがうまく形にならなくても、子どもが何かを選び、何かを拒否したのなら、それは立派な「考える力」の筋トレになっています。
よくある悩みQ&A
Q. すぐ飽きるけど大丈夫?
A. 大丈夫です!1〜3歳児の集中力は「年齢+1分」程度と言われることも。細切れでも、その瞬間に「自分の意志」を使っていれば十分です。
Q. 全然一人遊びしてくれません。
A. 「ママも一緒に!」は安心したいサイン。10分だけ「全力で主導権を明け渡す時間」を作ると、そのあとスッと一人で遊び始めることがあります。
Q. ずっと「ママ!」で疲れます。
A. 期待に応え続けなくていいですよ。どうしても無理なときは「今、お茶飲んでるから待っててね」と伝えてもOK。親が自分の心地よさを大切にすることも、子どもが「他者との境界線」を学ぶ大事な機会です。
一人で考え込んでしまうあなたへ:視点を変える「育児アイデア」の力を借りる
ここまでイヤイヤ期の関わり方についてお話ししてきましたが、そうは言っても、毎日「いや!」の連続では、こちらのアイデアも底をついてしまいますよね。
「もうどうすればいいの……」と行き詰まったとき、少しだけ視点をずらしてくれる、お守りのような一冊をご紹介します。
『子育てブレスト 〜その手があったか!67のなるほど育児アイデア集〜』
この本には、教育の専門家や先輩パパ・ママたちの「ちょっと笑えて、心が軽くなる」知恵が詰まっています。
正解を押し付けるのではなく、「こんなやり方もあるよ」「その手があったか!」という、遊び心のあるアイデアが67個も。
イヤイヤ期を「戦い」ではなく、少しだけ「実験」のように捉えられるようになるかもしれません。今日をなんとか乗り切るための、具体的なヒントが見つかるはずです。
子育てブレスト ~その手があったか!67のなるほど育児アイデア集~![]()
まとめ:拒否される日も、育っている
「いや!」「ママはコレ!」 そう言われて、心が折れそうになる日もあるでしょう。でも、その言葉は、お子さんがあなたを信頼して、「自分」をさらけ出している証でもあります。
拒否されることは、失敗ではありません。 遊びが盛り上がらなくても、それはあなたがダメな親だからではありません。 今日は、ただお互いが「自分の心」を持って過ごせた。それだけで100点満点です。
「ママはコレ!」と言われる日は、お子さんが自分という人間を持ち始めた記念日かもしれませんね。
今日もうまくいかなくて大丈夫。 また明日、少しだけ余白を持って、お子さんの「サイン」を眺めてみましょう。
もし、今日のお子さんの様子で「これってどういうサイン?」と気になる具体的な行動があれば、ぜひ教えてください。一緒にその背景を読み解いていきましょう。
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「お医者さん」「ヒーロー」「悪役」など、役になりきることで自分の力をコントロールできる感覚を味わえます。これはストレス解消にも効果的です。
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正解を探すより、
「この子の場合はどうだろう?」と立ち止まる時間を。
※唯一の正解はありません。その子に合うかどうかを、一緒に考えませんか。
\ 答えのない、子育ての迷いの中にいるあなたへ /
ブログでは「教育のヒント」を書いていますが、
実は私自身、毎日が迷いと後悔の連続です。
教科書通りの正解に傷ついたとき、
「この子の場合はどうだろう?」と立ち止まって、
静かに自分と向き合える場所をnoteに作りました。
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いっちー
元教諭(15年+)&プロカメラマン。
わが子の発達グレーやきょうだい児の葛藤に、涙でティッシュの山を築きながら向き合っている現役の母です。
教育の現場を知っているからこそ、外側から「正解」を押しつけられることの息苦しさや、もどかしさを感じてきました。
キラキラした正解の中で、無理をして生きるのはしんどいですよね。
「こうすべき」の前に、「この子の場合はどうだろう?」と、一緒に立ち止まれる場所でありたいと思っています。
子どもの絵に宿るサインや、言葉にならない心の機微をそっと眺めて。
今日をなんとかやり過ごすための「余白」を、一緒に見つけにいきませんか。









